本記事の内容をさらっと解説!
原油価格暴落は投資のチャンスか?投資歴7年のワタクシかんべえが検証及び原油先物に投資する方法をご紹介。
- 2022年3月原油価格高騰中⇒ウクライナ情勢もあり原油価格が7年ぶりの高値1バレル100ドルまで上昇中!
- 2020年3月コロナショックの影響により原油価格が一時20ドル割れとなるほどの大暴落、その後、現在は100ドルへ回復中。
- 買いのチャンスか?⇒原油先物価格の高騰が続くという前提で行くと、今からでも買うという選択肢もあり
- 2020年3月の原油価格暴落の理由⇒原油価格暴落の原因はコロナショックにより中国の需要が減少。にもかかわらず、ロシア・サウジが減産を拒否し、米国を困らせるために増産をしたため。(⇒原油価格暴落の理由へジャンプ)
- 今後、原油価格は高騰し続けるのか?⇒長期チャートを見ても高値圏、安値圏は数年の周期で来ています。ロシア情勢が落ち着いたとしても、しばらくは高値圏が続きそう。(⇒原油価格の見通しへジャンプ)
- 原油に投資する方法⇒原油に投資する方法としてはETFやCFD等がある。
(⇒原油先物に投資する方法へジャンプ) - ETFよりCFDがおすすめ⇒「コスト」「24時間取引ができる」「レバレッジをかけれる」点から原油先物に投資する方法としてはCFDがおすすめです。
(⇒CFDで原油先物に投資する手順へジャンプ)
(⇒価格調整差額の解説へジャンプ) - CFDはFXの商品バージョンです。空売り(ショート)も可能です。
- CFDでおすすめの証券会社はGMOクリック証券CFD口座です。株口座ではなくCFD専用の口座が必要です。
(⇒原油投資におすすめの証券会社へジャンプ)
- 原油ETFのデメリット・原油ブルの上場廃止のリスク等も解説
(⇒原油ETFの各銘柄解説へジャンプ)
原油先物堅実投資法(初心者向き)は以下の画像からジャンプできます/
>>原油先物堅実投資法へジャンプ(初心者向け)<<
ども。投資軍師のかんべえです。
原油価格が上がってきています。
2020年3月の原油先物カ価格がマイナスになるという記録的な暴落はありましたが、その後は上昇。2022年3月には7年ぶりの高値1バレル100ドルを突破しています。
そこで、今回は原油に投資する方法に焦点あてて検証してみたいと思います。
※結論としては原油先物に投資する方法としては、コスト面からも、24時間取引ができるという点からも、ETFよりCFDです。
GMOクリック証券CFD口座で原油先物に投資するのがおすすめです。
(⇒CFDおすすめ口座へジャンプ)
以下、詳しく解説していきます。
目次はこちら
原油先物価格が高騰している理由と投資方法まとめ
当記事、長文となってしまっていますので、改めて、先に簡単に原油価格が2020年に暴落した理由と2022年高騰している理由、投資する方法についてまとめておきました。
原油先物価格暴落理由と高騰理由と投資方法
- 2020年原油価格暴落はロシア・サウジ減産拒否によるもの
- 2022年石油産出国ロシア情勢が悪化、取引規制もあり、原油の供給量が減っていき、原油先物価格が高騰。また、リスクオフ時には商品先物に資金が集まる傾向。
- 原油先物に投資する方法としては主にETFとCFDがある
- コスト面からも24時間取引できる点からもCFDがおすすめ
(⇒CFDがETFよりおすすめである理由へジャンプ) - CFDは証拠金取引、レバレッジ、価格調整の理解は必須
- CFD口座はコストの安さ、最小取引単位からもGMOクリック証券がおすすめ
(⇒CFDおすすめ口座へジャンプ)
また、原油先物に投資する主な方法として「ETF」と「CFD」がありますが、両者を比較した表は以下の+ボタンで見ることができますので参考に。
【原油投資方法 CFD VS ETF まとめ】
投資法 | CFD | ETF |
概要 | CFD(差金決済取引)で原油先物に投資ができる。 | 原油先物価格に連動する上場投資信託。 |
メリット | ・24時間取引可能 ・レバレッジ20倍までかけれる ・コストが安い ・信託報酬等がない ・原油先物に直接投資なのでわかりやすい ・少額から投資可能 | ・通常の株式と同じように取引できる ・少額から投資ができる ・現物投資のため元本以上の損失はない ・ダブルブルやベア等、様々な銘柄がある |
デメリット | ・CFDの理解が必要 ・レバレッジをかけるとハイリスクトレードになる ・取引の仕方によっては元本以上の損失が出てしまう ・長期保有は安全ではない(価格調整の理解が必要) | ・24時間取引ができないので深夜時間帯に原油価格が大変動したとき取引のチャンスを逃す ・値幅制限もあるので、1日だけ原油価格が高騰するようなことがあったとき、制限以上利益を得れない ・連動指標がわかりにくい ・長期保有が安全そうに見えるが実は危険 ・コンタンゴの理解も必要 ・信託報酬等の維持コストがかかる |
総評 | 原油投資をするならおすすめはCFDです。24時間取引ができますし、コストも安く、原油先物に直接取引ができるのでわかりやすいです。CFDはFXの商品バージョンという感じで決して難しくはありません。原油に投資するなら、CFDをマスターしておきましょう。 | 通常の株口座で取引ができるので取引はしやすいです。ただ、連動指標がわかりにくかったり、信託報酬がかかったりと、コスト面でもあまりおすすめできません。特に日本の取引時間帯でしか取引ができないので、時間外に原油価格が一時的に高騰した場合等、利益を得るチャンス逃してしまいます。 |
おすすめ口座 | ・GMOクリック証券CFD ・DMM CFD | ・松井証券 |
評価 | ★★★ | ★★ |
また動画でも解説していますので参考までに
⇒原油先物価格暴落の理由と原油先物に投資するおすすめの方法
では、以下より読み進めていきましょう。
2022年3月:原油先物価価格上昇中! 1バレル100ドル突破!
まずは、原油先物チャートを見てみましょう。
(参照元:Chart Park 原油先物)
2022年3月、ロシア情勢の影響もあり、1バレル100ドルを突破しています。7年ぶりの高値を更新しています。
原油価格高騰中!今からも買いのチャンスか?今後の見通し
では、原油価格は今後どうなっていくのか?
原油先物チャートを改めて見てみましょう。
(参照元:原油先物長期チャート:楽天証券)
2020年3月の大暴落後、底打ちし、しっかりと回復してくれています。
そして、現在のロシア情勢もあり、高値圏を推移しています。
ただ、歴史的に見ても下がっては上がるを繰り返すチャートとなっています。
今から買うべきなのか?これは非常に難しいのですが、歴史的に見ても高値圏が続く可能性が高そうです。
高値圏が続けば、後述しますが、原油ETF等は価格を上げていきます。例えば、1バレル100ドルでずっと続いたとしてもETFは上がっていくでしょう。(バックワーデーション)
ただ、ロシア情勢が一気に好転した場合等、原油価格が暴落する可能性ももちろんあります。
また、下がったタイミングで、またしっかりと買えるように買える準備をしておくことは大事です。
ですが、後述しますが、原油価格先物チャートは毎月価格調整を繰り返した結果のチャートです。底堅い堅実なチャートでは決してありませんのでご注意を。
(⇒価格調整差額の解説へジャンプ)
原油価格今後の見通し
- 原油価格は高騰が続く可能性が高そう
- 高値圏が継続するのであればETFやCFDは今からでも買い。高値圏が続けば続くほど価格は高まっていきます。(バックワーデーション)
※原油価格見通しに関して参考としたサイト・ニュースは以下にまとめています。(+ボタンで開けます。)
では、原油に投資するにはどうすればいいか?
以下、具体的に原油先物に投資する方法を見ていきましょう。
原油先物に投資する方法
では、原油先物に投資する方法を解説します。
原油先物に投資する方法は以下の通りです。
主に以上が挙げられます。
最もおすすめなのが「CFD」で原油先物を買うという方法です。
CFDはFXの商品先物バージョンです。
決して難しいことはなく、株取引のように取引することが可能です。
ETFと違い
- 「信託報酬がない」
- 「早期償還リスクがない」
- 「24時間取引ができる」
- 「レバレッジをかけれる」
- 「空売りもできる」
というメリットがあります。以下、詳しく見ていきましょう。
CFDで原油先物に投資する方法
CFDで原油先物に投資する方法を解説します。
CFDとは差金決済取引の略称です。
原油等の商品先物、VIX先物、株価指数先物など、あらゆる商品をレバレッジをかけて取引することができます。
FXの商品バージョンという感じです。
原油先物は「GMOクリック証券CFD口座」で取引することが可能です。
(GMOクリック証券の株口座ではなくCFD専用の口座が必要となります。)
(引用元:GMOクリック証券CFD取扱一覧より)
CFDであれば上記の図表のように原油や金、天然ガス等も取引可能です。
そして、CFDであれば、FXのようにレバレッジ(20倍まで)をかけることができますし、空売り(ショート)も可能です。
注文画面を見てみましょう。
このように株やFXと同様に価格を指定して、指値注文が可能です。
取引単位は×10です。
つまり、原油先物価格が100ドルなら、その×10、1000ドルから取引ができるというわけです。
1回の取引単位が約11万円になります。※1ドル110円と仮定
また、CFDはETFと違い信託報酬が無いのがメリットです。
そして、CFDはETFと違い24時間取引ができるのも強みです。
ただ、実質コストとなるスプレッドや、価格調整差額については理解しておいた方が良いでしょう。
簡単にまとめますと以下の通りです。
CFD解説まとめ
- CFDはFXの商品先物バージョン
- CFDはレバレッジを20倍までかけることができる
- FXや株と同じく指値注文が可能
- FXと同じく空売りも可能(ショート)
- CFDなら24時間取引可能
- ETFと違い信託報酬等のコストがなくおすすめ
- スプレッド:買値と売値の差。手数料が無料のかわりにCFDやFXでスプレッドが実質コストとなる。約0.1%の負担額。
- 必要資金:レバレッジは20倍まで。レバレッジ1倍なら約11万円前後で取引可能(原油価格100ドル前後の場合)
- 価格調整差額について:原油先物チャートは「先物」のため、毎月次の先物に乗り換えている。一見、底堅く見えるチャートも、毎月価格調整をしているので、長期ナンピン買いは痛い目を見る場合も。逆のバージョンもあり。
(⇒価格調整差額の解説へジャンプ)
以下、詳しく解説していますので必要に応じて参照してください。
原油先物ETF(上場投資信託)で投資する方法を解説
原油先物に投資する方法としては上述した通りCFDがおすすめです。
ただ、原油先物価格に連想するETF(上場投資信託)で投資する方法もあります。
上述の通り、ETFは信託報酬がかかり、また、日本の取引時間でなければ取引ができず、取引のチャンスを逃す可能性も高いという点からあまりおすすめはできません。
ただ、通常の株式口座で取引ができます。その点は取引が始めやすいでしょう。
CFDがどうしても難しい場合はETFで投資することも選択肢の一つです。
国内ETF(上場投資信託)で、原油先物価格に連動する銘柄は以下の通りです。
- WTI原油価格連動型上場投信(1671)
- ETFS WTI原油上場投資信託(1690)
- (NEXT FUNDS)NOMURA原油インデックス上場 (1699)
- NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ダブル・ブル ETN(2038)
- NEXT NOTES 日経・TOCOM 原油 ベア ETN(2039)
ETFは上場投資信託の略で、通常の上場株式と同様に証券口座から売買することができます。
1株単位で買えるものが多く少額からも投資可能です。
特徴を簡単にまとめますと以下の通りです。
銘柄 | 連動指標 | 株価レンジ | 売買単位 | 信託報酬 | 特徴 | おすすめ度 |
WTI原油価格連動型上場投信(1671) | WTI原油先物直近限月の清算値を円換算 | 2,000円~6,000円 | 1口 | 0.85% | 連動指標も「WTI原油先物直近限月」とわかりやすく人気の原油ETF。 | ★★ |
ETFS WTI原油上場投資信託(1690) | Bloomberg Crude Oil Subindex(原油商品指数) | 1,000円~3,000円 | 10口 | 0.49% | 出来高が少なくスプレッドが広がるので注意 | ★ |
NOMURA原油インデックス上場 (1699) | NOMURA原油ロングインデックス(円換算) | 200円~1,000円 | 10口 | 0.50% | 信託報酬年0.50%は安い。 野村が気になるがこちらも人気。 | ★★ |
原油 ダブル・ブル ETN(2038) | 日経・東商取原油レバレッジ指数 | 300円~14,000円 | 1口 | 0.8% | 一番人気のレバレッジ型原油ブル。 ハイリスクハイリターン向け。 | ★ |
原油 ベア ETN(2039) | 日経・東商取原油インバース指数 | 8,000円~20,000円 | 1口 | 0.8% | こちらは原油先物ベアETF 原油価格が下がれば価格が上がる逆の指標 | ★ |
では、それぞれ見ていきましょう。
細かい説明になりますので不要な方はまとめ表のみチェックして次へ進んでください。
原油に投資する方法はCFDがおすすめ【結論】
以上、原油に投資する方法をご紹介しました。
では、原油に投資するにあたり、どれがおすすめなのか?
「コスト面」を重視すると、CFDで原油先物に投資するのがおすすめです。
ETFは投資信託です。つまり、運用手数料(信託報酬)がかかります。
その点、CFDはそのよう手数料がかかりません。
そして、ETF、ETNと違い、早期償還リスクもありません。
さらにCFDはETFと違い、24時間取引ができますので夜間の一瞬の原油価格高騰のチャンスも逃しません。
また、ETFとは違い、直接原油先物を取引することができますので、価格もわかりやすいです。原油先物に投資をするならCFDを使うのがいいでしょう。
CFDがおすすめな理由
- CFDはETFと違い信託報酬等がない
- 早期償還リスクもない
- 直接原油先物を取引できるのでわかりやすい
- ただし、証拠金取引や価格調整差額等の理解は必要
- 24時間取引ができるので利益を得るチャンスを逃さない(一瞬の夜間の価格高騰でも約定する)
※実際にCFDで原油先物を取引してみてCFDのメリットを理解しました。サブブログでまとめています。
⇒原油投資にETFがあまりおすすめではない理由【原油価格高騰で気づく】
GMOクリック証券CFD口座で原油先物を注文する方法、手順
では、実際にどのようにしてCFDで原油先物を注文するのか?
取引開始から注文、約定まで、簡単に手順を解説しておきます。
⇓+ボタンで開いてください。実際に原油先物を買うまでの手順を解説しています。
原油先物堅実投資法(初心者向き)
リスクを抑えたい方向けに私が実践している堅実投資法もご紹介しておきます。
CFD原油先物堅実投資法
- 取引口座は(原油価格×10)の少額から取引ができるGMOクリック証券CFDかDMMCFDを使う
- 取引単位は1lot
- 口座資金は10万円~
- レバレッジは1~2倍以内に抑える
- 20ドルで約定したらロスカットレートは10~13ドルほど(価格調整前)
- あまりに暴落したら割り切って即損切も
- 原油価格の低迷が長期間続く場合も損切(価格調整で減価していくため)
- なるべく保有期間は1ヶ月以内の短期(上がれば長期もあり)
あくまで現在の価格帯に合わせた投資法です。(原油価格20ドル~30ドル)
レバレッジを1~2倍以内に抑えて大きく暴落してもロスカットしないようにしています。
つまり、CFD口座に10万円入金した場合は、その2倍の20万円分までしか投資しないようにします。
GMOクリック証券、DMMFXでは取引単位は×10から取引ができます。
原油価格が30ドルとすると、30×10=300ドルから取引ができます。
300ドルは約33,000円ほどです。
1lotが約3万円と考えると、保有数量は6lotまでに抑えるという感じです。
初心者の方はまずは1lot保有することから始めるのが良いでしょう。
また、損切りもしっかりします。
「価格調整差額の解説」でも書きましたが、原油価格の低迷が続くと、毎月コンタンゴが起きますので、買いの長期保有者にとって不利となります。
ですので、原油価格が長期的に下落が続いていると、投資のタイミングを考え直す必要がありますね。
下落局面では買い保有期間は1ヶ月を超えないくらいの短期で考えた方が良いかもしれません。もちろん、上がってくれば長期保有もありですが。
原油先物投資におすすめの証券会社
原油先物投資におすすめの口座を改めてご紹介しておきます。
CFDの場合とETFの場合とにわけておきます。
ETFは通常の上場株式と同じ取扱いになります。ですので、株式取引手数料の安い証券会社を選べば、原油ETFの手数料も同じく安くなります。
CFDおすすめ口座はGMOクリック証券の一択
CFDはGMOクリック証券CFD口座がおすすめです。
その他、DMMCFDやサクソバンク証券等もありますが、手数料、スプレッド、取扱銘柄、使いやすさの観点からもGMOクリック証券が一番人気です。
原油先物が取引可能な各CFD口座を比較してみましょう。
口座名 | スプレッド | 取引手数料 | 最大レバレッジ | 最小取引単位 | 備考 |
GMOクリック証券CFD | 0.03ドル | 無料 | 20倍 | 10倍 | 手数料も安く、とても使いやすい証券会社。国内米国viトレーダーのほとんどがここです。 |
DMM CFD | 0.039ドル | 無料 | 20倍 | 10倍 | こちらもDMMブランドでGMOに引けを取らないスペックの高さ。取扱商品がまだ少ない。 |
サクソバンク証券 | 0.05ドル | 無料 | 20倍 | 25倍 | コストは高いですが、取扱銘柄が多く、国内株のCFDも可能。 |
IG証券 | 0.028ドル | 無料 | 20倍 | 100倍 | 外資系証券会社。最低取引数量が100倍なので個人投資家には不向き。 |
まず、サクソバンク証券やIG証券等の外資系証券会社は「最小単位」が大きいです。
サクソバンク証券は25倍から、IG証券は100倍からでないと取引ができません。
1回の取引規模が大きくなってしまいます。
100倍の場合は原油価格が30ドルなら100倍の3000ドルから取引をすることになります。
ですので、資金が必要ですし、ハイレバレッジが想定されています。
その点、GMOクリック証券、DMMCFDは10倍から取引ができます。
DMMCFDは原油先物は取扱っていますが、米国viが無かったり等、GMOクリック証券と比較すると取りつかい銘柄の少なさが目立ちます。
以上により、原油先物CFDならGMOクリック証券CFD口座がおすすめです。
無料で3分スマホで簡単に口座開設できます/
米国vi等、他の銘柄でGMOクリック証券を使っているのであれば、ほぼ同じスペックのDMMCFDで口座を分けておいた方が良いでしょう。複数銘柄を同口座で保有するとレバレッジ管理が難しくなりますからね。
※原油先物に取引するためには株口座ではなくCFD専用の口座開設が必要です
原油先物ETFにおすすめの口座
CFDではなく、原油先物ETFで投資をするならどうでしょうか。
ETFの場合、取引手数料等、通常の株式取引と同じです。
株取引をするならどの証券会社を選べばいいか?という観点で判断すれば良いでしょう。
証券会社名 | 約定代金 10万円以内 | 約定代金 20万円以内 | 約定代金 50万円以内 | 約定代金 100万円以内 | 約定代金 200万円以内 |
松井証券 | 無料 | 無料 | 無料 | 1080円 | 2160円 |
DMM株 | 86円 | 104円 | 194円 | 367円 | 648円 |
ライブスター証券 | 86円 | 104円 | 260円 | 367円 | 648円 |
カブドットコム証券 | 97円 | 194円 | 270円 | 1,069 | 2,041 |
GMOクリック証券 | 95円 | 105円 | 260円 | 470円 | 900円 |
SBI証券 | 97円 | 113円 | 270円 | 525円 | 994円 |
おすすめは松井証券です。
1日約定代金が50万円未満であれば手数料が無料になるからです。
この点、原油先物ETFは1株、10株単位で取引ができるものが多く、1日にの約定代金を50万円未満に抑えることは容易にできます。
そのため、実質手数料無料で取引をすることができます。
株式取引も併用して、1日の約定代金が50万円を超える場合はSBI証券が良いでしょう。
また、カブコム証券は貸株サービスも充実していますし、投資信託等の取扱も多いので、他にも利用するなら、大手証券会社が良いでしょう。
原油先物に投資する際の注意点 ETFもCFDも長期保有は安全ではない
最後に原油先物投資に関する注意点です。
それはETFでもCFDでも長期保有していつか上がるのを待つという投資法は安全ではないということです。
⇓各論点について+ボタンで参照してくだい。
まとめ
以上、原油先物に投資する方法についてご紹介しました。
- 2020年の原油価格暴落はロシア・サウジ減産拒否によるもの
- 原油価格は回復傾向だが、また暴落するリスクはある。
- 原油先物に投資する方法としては主にETFとCFDがある
- コスト面からもCFDがおすすめ
- CFDはETFと違い24時間取引ができるので夜間の一瞬の価格高騰のチャンスも逃さない
- CFDは証拠金取引、レバレッジ、価格調整の理解は必須
- CFD口座はGMOクリック証券、DMMCFDがおすすめ(株の口座とは別にCFD口座が必要)
原油価格は定期的に暴落と暴騰を繰り返しています。
シェールガス革命があったとはいえ、まだまだ産出コストも高く、依然として原油の需要は続きそうです。
ただ、暴落がどこまで続くかわかりません。
今後の交渉次第では回復もあるとみて、投資するというのも一つの選択肢です。
最安値の期間は本当に短く、気づけば原油価格は回復してしまうかもしれません。
投資のチャンスの期間は短いですので、いつでも最安値で投資ができるように取引ができる準備はしておくことがおすすめです。
口座自体は無料で作れますし、維持費はありませんから用意しておくことはおすすめします。
以上、最後までお読みいただきありがとうございます。投資はくれぐれも自己責任・自己判断でお願いいたします。
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原油価格マイナスに関する記事
※5月限月ものの原油価格がマイナスをつけたことでニュースとなっています。詳しくは「原油先物価格がマイナスまで大暴落!どういうことなのか?今後の投資戦略も」の記事を参考。
原油先物投資Q&A(よくある質問)
原油先物投資に関するQ&Aをまとめています。
-
原油に投資する方法は何がありますか?
-
原油に投資する方法でおすすめは?
原油先物に投資する方法でおすすめはCFDです。ETFと違い信託報酬もなく、原油先物に直接投資ができるのでわかりやすく、また、売りからも入ることができ、24時間取引ができるという点が強みです。(⇒CFDがおすすめな理由へ)
-
CFDでおすすめの口座は?
CFDでおすすめの口座はGMOクリック証券のCFD口座です。少額から投資ができますし、コスト面でも有利です。(⇒原油投資におすすめの証券会社へジャンプ)
-
ETFはなぜおすすめできないのですか?
ETFは現物株と同じように取引ができるというメリットがあるのに対して
- 信託報酬がかかる
- 24時間取引ができない
- 連動指標がわかりにくい
といったデメリットがあります。特に24時間取引ができない場合、原油価格が深夜に乱高下した場合に取引のチャンスを逃してしまいます。
(⇒原油先物ETF(上場投資信託)で投資する方法へ) -
価格調整のコンタンゴとはなんですか?
コンタンゴ(順鞘)とは期先の先物価格が期近の価格より高くなることです。原油先物は毎月期限が来ると次月の先物価格に乗り換えをしますが、この時、期限が到来した先物と期先の先物価格との間に乖離が生じます。期先の価格の方が高い場合、コンタンゴと言い、低い場合はバックワーデーション(逆鞘)と呼ばれます。一般的に原油価格が低迷しているときはコンタンゴが起きやすいです。(⇒価格調整差額の解説へジャンプ)
-
CFDで原油先物を長期保有するのは危険ですか?
原油先物価格の低迷が続くと、毎月コンタンゴが発生します。その結果、長期保有するとチャート上は底堅く見えても、それはコンタンゴの結果であるため、実質は含み損がどんどん増えてしまい、いずれロスカットします。近い将来に原油価格が回復するとの予想がない限り、長期保有しても勝率は低いでしょう。(⇒原油先物に投資する際の注意点 ETFもCFDも長期保有は安全ではない)
-
原油ETFの長期保有は危険ですか?
CFD同様、近い将来に原油価格が回復するのでなければおすすめしません。ETFは現物株のため投資額以上の損失はあり得ません。しかし、ETFも原油先物に連動しているため、毎月コンタンゴで株価が減少してしまいます。その結果、一時的に原油価格が回復しても元値に戻らないリスクがあります。また、あまりに暴落すると早期償還・上場廃止のリスクもあります。最も危険なのがナンピン買いです。(⇒原油先物に投資する際の注意点 ETFもCFDも長期保有は安全ではない)
-
初心者におすすめの投資法を教えてください
原油投資は特に最近はリスクが高まっていますので、初心者にはおすすめできません。いずれにしても投資をするならレバレッジを低く、短期で投資をするのが良いでしょう。(⇒原油先物堅実投資法(初心者向き)
-
原油CFDは空売りの方が儲かりますか?
現状、原油価格の低迷が続いており、また、原油は保管コストがかかることから、コンタンゴが発生しやすいです。そのため、一見、空売り(ショート)の方が勝率が高く見えます。ただ、米国vi同様に、何かをきっかけに高騰してしまい、バックワーデーションが続くこともありますので、どちらが儲かるか?というのはわかりません。
その他、ご不明点はお気軽にLINE@やコメントにお寄せください。
原油価格が下落方向にある為、投資を考えています。
手元資金:100万円
保有年数:3~5年
上記内容でベストな投資方法をご教授願います。
絵村さん、初めまして。
コメントありがとうございます。
投資の直接的な助言はできませんので上記記事を参考にしてください。
また、メルマガも参考にしていただけますと幸いです。
初めまして
NEXT NOTS 日経・TOCOM原油 ダブル・ブルETN(2038)は、価値が0円になったり上場廃止になる事もあり得ますか?
もしあるならば、その際のWTIの価格はいかほどの時でしょうか
クワガタちゃん、初めまして。コメントありがとうございます。
ETNに限らず、全ての銘柄は上場廃止の可能性はあります。
実際どうなるかはわかりかねます。