★持ち家は資産ではなく最大の負債です。一軒家やマンションを思い切って買ってしまい、銀行や国の奴隷になる前に一歩踏みとどまり、理解してほしいことを書きました。
多くのサラリーマンの方は30代までに結婚し、30代半ばあたりで一軒家かマンションを買い、車を買って盤石に固めようとします。
私もずっとそう思っていました。
恐らくテレビや周りの環境等から次第にそれが幸せな生活であると洗脳されていっているのかもしれません。ですが、ある本を読みそれは幻想なのではないかと思うようになりました。
持ち家を買う前にもっとお金を使うべきことがあります。お金もそれほどないのに持ち家を買って、銀行や国の奴隷になる前に持ち家をローンで買うということはどういうことなのか考えていきましょう。
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持ち家は最大の負債であるということの意味
私が持ち家は最大の負債であるということを学んだ本です。
有名な「金持ち父さん貧乏父さんシリーズ」です。
お金持ちになるためにはまず資産を増やしていかなければなりません。簿記をしたことがない人はイメージが付きにくいかもしれませんが、貸借対照表で言えば資産の部に計上されるものを増やしていかなければなりません。
資産の部に計上されるものはキャッシュを生み出します。このキャッシュ(不労所得)が支出を上回ることができれば金持ちになったといえるというわけなんです。社会人というのは不労所得が支出を超えることができるようになるまでの準備期間なのかもしれませんね。
「資産とは持っているだけでお金が入ってくるもの」
「負債とは持っているだけでお金を奪っていくもの」
このように分けると持ち家は資産ではなく、負債であることが理解できるかと思います。
以下、具体的に考えていきましょう。
例えば5千万円の家を買うために30年のローン(借金)を組んだとしましょう。負債の部にはまずローンの返済で5千万円の負債が計上されます。
次に利息ですが、繰り上げ返済をしないこ想定すると将来的な金利が3千万円程度かかってきます。合計で約8千万円程度負債が計上されてしまうことになります。つまり、持っているだけで8千万円支払わなければならない負債を買ったことになります。
では、見合いの資産はどうでしょうか。
資産の部に計上されているのは住んでいる家です。もちろん売却は予定していないので5千万円の価値はありません。(仮に売ると考えても売るころには半値以下になってしまっているとは思います。)
ここは売却を想定しないと考えるとキャッシュを生まない資産を5千万円で計上することになります。会計の詳しい人はわかると思いますが、このような資産は減損の対象となり一括して費用処理されてしまいます。
すなわち、家を買ってしまうとキャッシュを生み出す資産は1円も手に入れることが出来ず。負債だけが計上されてしまいます。
しかも、負債は銀行に対するローンだけではありません。将来発生する修繕費や固定資産税、これらも馬鹿にならない金額となります。
さらには車をローンを買うなどしていればどんどんと負債が膨れ上がっていきます。(マイカーについては「金持ちになりたかったら車は買うな」の記事でも書いていますが、購入すると月々約8万円ものお金をあなたのポケットから奪っていく負債となります。)
30年で月々均等返済頭金なしの甘い言葉に騙されてあなたは1億円以上の負債を背負ってしまうことになります。
あなたはこの1億円の借金をどうやって返していくのでしょうか?キャッシュを生む資産を持たないあなたは日々会社に勤めて毎月返済していくしかありません。1億円返済するころには50歳後半になっているのではないでしょうか。
これがどういう意味かと言いますと、お金を貸している銀行や固定資産税を徴収している国のために死ぬまで働き続けるということを意味しています。
資産もないのに持ち家を持とうとしているあなたはこんな奴隷生活を今から始めようとしているというわけなんです。
「持ち家は最大の資産ですよ!」と営業マンからささやかれるかと思います。これが誰の資産かまでは言いませんよね?ローンを払えなくなれば家を担保に差し押さえられることを考えた場合、この持ち家は「銀行の最大の資産」になっています。
会計の詳しい人ならわかるとおもいますが、銀行側の貸借対照表にはあなたに対する「貸付金」という名のキャッシュを生む資産がバシッと資産の部に計上されているんですよ。しかも、高利の利息をつけて30年間でじわじわ稼いでいきます。銀行側は何もせずともあなたが働いてくれれば利息分儲かるので楽な仕事です。こうやって銀行は儲けているというわけなんですね。
また、ローンを返済し終わっても固定資産税を国に払わなければなりません。ローンほどの負担ではないにしても、これを払わなければあなたの持ち家は国に没収されると考えると、誰の資産かはわかりますよね?あなたの住む持ち家は決してあなたの資産にはならないのです。
家を買うということは1億円の借金をするということと同義であることを理解しなければなりません。
ローンという言葉でぼやけていますが、借金です。借金はするなと教育されてきたにもかかわらず、皆平気で借金をしていっています。すごいシステムですね。
住宅ローン減税や頭金なしの分割返済に気をつけろ
サラリーマンは給与所得しかなく、給与所得は給与所得控除(損金部分)が概算で決められているためほとんど節税ができませんが、住宅ローンを組めば減税の対象となりサラリーマンでも税金対策になります。
また、銀行マンは頭金なしの分割返済を進めてきます。頭金がなければお金に余裕がなくても買えますし、まるで賃貸のようで負担が無いかのように思わせられます。それは全てあなたを奴隷に仕立て上げるための銀行と国による甘い罠です。決して騙されてはいけません。
持ち家を買う前にお金を使うべきこととは
では、上記のような銀行や国の奴隷にならないためにはどうすればいいか。それは負債を買う前にキャッシュを生む資産を増やすことをしなければならないと、「金持ち父さん」を初め多くの書籍では書いてあります。
では、キャッシュを生む資産とは何でしょうか。
例えば株式、不動産投資、知的財産、外貨預金等、様々なものがあります。特に不動産投資はあなたが銀行側になれるため多くの人がすすめている投資法です。
もちろん、リスクはありますがお金から自由になるために勉強を重ねて挑戦していく価値は十分にあるでしょう。お金持ちで投資をしていない人はいないと言っても過言ではないと思います。まずは安定した収益を生み出せる資産を形成しましょう。持ち家を買うのは十分な資産を形成してからです。でなければ永遠にお金持ちなることはできず、銀行や国のために働き続けなければなりません。
私も資産を形成すべく、多くの投資を勉強していっています。
私の資産形成方法は「堅実投資法公開」や「月別収入報告」で書いていますので是非参考にしていただきたいです。
今後も当サイトでもどんどん紹介していきたいと思いますので参考にしていただければと思います。
※追記:投資初心者の人でも始めやすい少額投資でおすすめのをピックアップしました。
⇒少額投資で初心者にもおすすめの投資をピックアップしてみます。
それでもどうしても持ち家と車と家族が欲しいあなたへ
それでもどうしても持ち家ですぐに暮らしたいと思っているあなたには何も言うことはありません。例え借金まみれでもその生活は幸せなのかもしれません。きっと幸せなのでしょう。
ただ数年我慢すれば資産が形成できるのであれば、まずは資産を形成するこを優先することをおすすめします。
例えば「金持ちになりたかったら車は買うな」の記事でも書いますが、どうしても車が必要な場合は資産を形成するまではマイカーではなくカーシェアリングを利用する等、方法はいくらでもあるんです。
投資の勉強をどうしてもしたくないのであれば何も言うことはありません。
幸せになる絶対的な方法はありません。最後は自分の信じた道を進むことが正解です。
以上、最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。