メキシコペソFXはスワップ投資としてトルコリラやランドより稼げるのか？

★メキシコペソ円FXがランドやトルコリラと並びスワップは高いのか？

南アフリカランドやトルコリラと比較してもあえて投資する価値があるのか？検証しました。

ども。投資軍師のかんべえです。

私は2013～2014年から高スワップ金利狙いで南アフリカランドやトルコリラにコツコツ投資しています。

ランドもリラもリスクは高いですが、スワップ金利が高いので、レバレッジを低くして、ロスカットされないようにコツコツ積立投資を行っています。

今回はそんな2大高スワップ通貨に割って参入してきた、メキシコペソ円FXを取り上げたいと思います。

メキシコペソ円のスワップはどれくらい高いのか？投資する価値があるのか？検証してみたいと思います。

メキシコペソ円FXがくりっく365で取扱開始

2017年10月31日よりくりっく365にてメキシコペソ円FXの取扱が始まりました。

参考：くりっく３６５に新通貨ペア登場！メキシコペソ/円！

なかなかマニアックな通貨の取扱を始めるんだな～と思ったのですが、南アフリカランドやトルコリラと同様に政策金利の高い通貨でスワップ金利が高く、そして、メキシコは南アフリカやトルコと異なり、信用格付けも高い国なんだそうです。

（くりっく365オフィシャルサイトより抜粋）

メキシコは信用力が高いというのは魅力ですね。

南アフリカランドとトルコリラにかれこれ5年近く投資を続けていますが、急落する子は多いです。まあ、レバレッジを低くしているので回復を待つことができていますが・・・気が気でないですね。

為替の推移が安定していて、かつ、スワップが高いのであれば、メキシコペソも追加で投資したいと思います。

果たしてどうなのか？まずはメキシコペソ円FXを取り扱っている各社FX会社のスワップとスプレッドを見てみたいと思います。

メキシコペソ円FXのスワップとスプレッドについて

では、まず、メキシコペソ円FXのスワップとスプレッドについてFX会社各社を比較してみましょう。

まだまだメキシコペソ円FXを取り扱っている会社は少ないですが、くりっく365での取扱を開始して以降、少しずつ参入FX業者も増えています。

まずはメキシコペソ円のスワップを見てみましょう。

上記比較表のスワップの金額は100,000通貨あたりに対しての1日のスワップ金利の金額になります。

メキシコペソが2018年4月時点で約5.8円ですので、5.8円×100,000ペソ≒580,000円あたりの金額になります。

スワップの金額が大きいところでみんなのFXが150円出ています。

1日150円ということは年間で

150円×365日≒54,750円

約54,750円です。

年間利回りを計算すると

54,750円÷580,000円≒9.4%

あくまで、現在のスワップ金額、メキシコペソの価格が1年間一定だったと仮定した場合ですが、10%近くもの利回りとなります。

南アフリカランド円FXが5～6%、トルコリラ円FXが9～12%あたりの利回りですので、メキシコペソはランドとトルコリラの間くらいのパフォーマンスがあるというわけですね。

スワップ投資としてはなかなかいいと思います。

そして、スプレッドですが、みんなのFXでは1.9銭、ヒロセ通商ではなんと0.4銭とかなりスプレッドもいいですね。

トルコリラ5.8円に対して、1.9銭の負担なので、コスト面ではほとんど気にならないでしょう。個人投資家にとってもしっかりと投資できる感じになっていますね。

ちなみに南アフリカランド円FXではスプレッドは狭いところで1銭前後で、南アフリカランドの価格が9円前後ですので、FXでは先輩の南アフリカランドと比較してもスプレッドは問題ないことがわかりますね。

南アフリカランド円FXスワップ投資についてはこちら
⇒南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています【目指せ金利生活】

ちなみにトルコリラは現在26円でスワップは10,000通貨あたり90円前後、スプレッドは2銭前後となっています。（参考：トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。）

メキシコペソに投資をする価値はあるのか？為替の推移と今後の見通しについて

メキシコペソ円FXはスワップポイントが高く、スプレッドも狭く、スワップ投資としても問題ないスペックがあることがわかりました。

さらに、格付けも良いので、価格が安定していればぜひ投資したい通貨ですよね。

では、メキシコペソ円の為替の推移を見てみましょう。

2010年から現在までのメキシコペソ円のチャートです。

うーん。結構急落リスクありますね。2015年の8.7円から2016年待つには4.8円と半分近く暴落しています。

そう甘くはありませんでした。やはりスワップが高い分リスクの高い通貨ですね。

ただ、まあ、これであれば南アフリカランドとそれほど状況は変わりません。

南アフリカランド円のチャートも見てみましょう。

メキシコペソと比較しても同じような感じで急落リスクがありますね。

10円から6円まで下落しています。現在は9円前後を推移しています。

という感じで、チャートを見る感じでは、メキシコペソと南アフリカランドの急落リスクはほぼ同じかな～と思います。

ただ、スワップ利回りがメキシコペソの方が高いという点、格付けが高いという点から、同じリスクを負うなら、メキシコペソに投資したほうがいいのではないかなと思います。

あとは、メキシコ経済の将来性に期待できるかどうか？という点ですよね。

過去にはサッカーの本田圭佑が行ったりしていますが、何とも馴染みのない国です。政策金利は上がっていっているようで、まだリスクの高い通貨であることには変わりはなさそうですね。

最大の取引国は米国になるかと思いますが、反メキシコのトランプ政権の現状ですので、しばらくはメキシコ経済が急上昇するということはなそうですね。逆に現在が底値とみて、コツコツ積立スワップ投資をするのはありかなと思います。

メキシコペソ円FXをするならみんなのFXがおすすめか

以上の通り、メキシコペソはスワップも利回り換算で10%近くありますし、スワップ投資としてはおすすめできますね。

ただ、南アフリカランドやトルコリラと同様、急落リスクは高い通貨になります。

ですので、メキシコペソに投資するのであれば、証拠金をしっかり入れて、レバレッジを低く、コツコツスワップ狙いで積立投資をするのが良いかなと思います。

では、もう一度メキシコ円FXを取り扱っている業者の比較表をみてみましょう。

メキシコペソ円FXにおすすめのFX業者ですが、みんなのFXやセントラル短資がスワップが高いのでおすすめですね。

レバレッジを低く保つためにも1,000通貨から投資できるというのは魅力です。

ＦＸプライム byGMOも1,000通貨で取引をすると手数料が発生していますので、それ以上のlotで取引をするなら同様にスワップが高く、適していますね。

くりっく365でも良いのですが、100,000通貨ごとに取引をしなければならないというデメリットがありますね。

100,000通貨だと1回の取引が60万円前後となっていますので、資金力がない人にはおすすめできません。

やはり、1,000通貨から取引ができスワップの高いみんなのFXあたりを使っておけばいいでしょう。

メキシコペソ円FXはスワップ投資としておすすめできるのか？まとめ

以上、メキシコペソ円FXはスワップ投資としておすすめできるのかを徹底検証しました。

メキシコペソ円FXのスワップは100,000通貨あたり高いところで150円もあり、利回り換算では10%近くありました。

その点ではトルコリラと南アフリカランドの間くらいのスワップの高さがあることになり、高金利スワップ狙いの投資対象としても十分価値があると判断しました。

スプレッドも0.4～3銭ほどと問題なく、スワップ投資の一つとして考えて問題ないでしょう。

メキシコペソ円FXにおすすめのFX業者はみんなのFXです。スワップ150円と高く、1,000通貨から投資できるのが魅力です。

後は、メキシコ経済の将来性を判断して投資するかどうか決めてください。

以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。

※2019年3月追記：メキシコペソの投資のタイミングをうかがっていましたが、現在が割安とみて、投資を開始しました。
⇒メキシコペソFXをスワップ金利狙いで始めてみました【リスクを低くコツコツ投資】