★NISA口座を開設するのであれば現物株式手数料無料の口座開設特典のある証券会社を選ぶようにしましょう。投資初心者の方にも適したNISA口座の選び方を紹介します。
NISA(少額投資非課税制度)が2014年1月よりスタートしました。
NISAは毎年元手が120万円までの投資にかかる利益が非課税となる制度です。個人の投資を促進した制度として注目を浴びています。
NISAの開始により今まで証券口座を持っていなかった人も投資を始めてみようと口座開設をすすめています。では、どの証券会社を選べばいいか、以下を参考に判断してもらえればいいと思います。
目次はこちら
NISA口座の選び方 NISA口座開設特典で手数料が無料になる証券会社を選ぶ
NISA口座開設特典で現物株式手数料が無料になる証券会社があります。
カブドットコム証券:2017年の現物株式手数料無料
GMOクリック証券:現物株式恒久無料
SBI証券:NISA口座での取引手数料(国内株(売・買)、および海外ETF(買))は恒久無料
以上、3社についてNISA口座開設特典で現物株式の手数料が無料となります。現物株式のみですので信用取引や先物取引は通常通りの手数料がかかってきます。
3社とも優良なネット証券会社ですのでどれを選んでも問題ないと思いますが、NISA口座は一つしか選べないのでどれか一つに絞らなければなりません。
おすすめはカブドットコム証券
上記、NISA口座で手数料が無料となる証券会社の中で、おすすめはカブドットコム証券です。
三菱東京UFJグループ系列の証券会社であり、基盤が安定しております。取扱商品、注文方法、システムの充実性ではネット証券でトップと言っても過言ではないでしょう。
大手証券会社ということで取扱商品の多さではトップクラスです。また、貸株サービスが最も充実しており、ボーナス金利銘柄については資産運用にもなりますし、塩漬けした株も有効利用できますので非常に良いサービスです。
また、カブドットコム証券は株主優待サービスをほぼ無料でゲットできる方法を実践しやすい証券会社です。
カブドットコム証券では一般信用売りの取扱銘柄が他社と比較すると圧倒的に多いため、現物買いと信用売りとを両建てすることで損益ゼロで株主優待券だけをゲットすることが可能です。オフィシャルサイトでも株主優待を無料でゲットする方法を紹介しており、推しています。
カブドットコム証券はその他、現物・信用取引手数料無料のフリーETFを日本の証券会社で唯一取り扱っている他、ニッチな商品も取り扱っており、他社にはない注文方法(Uターン注文、時間指指定注文等)もできるため初心者から上級者まで対応しているおすすめの証券会社です。
IPOを狙うならSBI証券
IPOを中心に投資をするならSBI証券がおすすめです。
SBI証券はIPOに力を入れていて、ほとんどの上場するほとんどのIPO銘柄の申込をすることができます。
また、IPOの抽選が外れても、IPOチャレンジポイントというものが溜まっていき、次回以降の当選確率がアップしていくというのも魅力的なサービスです。
IPO銘柄は上場からしばらくストップ高になったりする銘柄も多くありますので、利益が出る可能性が高く、非課税となるNISAとの相性は抜群です。
主幹事となることも多く、IPOをするなら外せない証券会社です。
手数料を重視するのであればGMOクリック証券
一方、手数料のみを重視するのであればGMOクリック証券が良いでしょう。実際問題、単純な投資しかしないというのであればGMOクリック証券が良いと思います。
NISA口座を開設しても信用取引や日経平均先物等もやってみようと思うかもしれません。その場合はNISA口座であっても手数料がかかりますので、トータルコストを考えて場合はGMOクリック証券が最適です。
以下、分野別で手数料を比較してみましょう。
現物株式 都度
約定代金 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | カブドットコム | SBI証券 | 松井証券 |
10万円 | 97円 | 80円 | 90円 | 139円 | 0円 |
20万円 | 97円 | 97円 | 180円 | 185円 | 300円 |
50万円 | 240円 | 180円 | 250円 | 272円 | 500円 |
100万円 | 435円 | 340円 | 990円 | 487円 | 1,000円 |
200万円 | 833円 | 600円 | 1,890円 | 921円 | 2,000円 |
現物株式 定額
約定代金 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | カブドットコム | SBI証券 | 松井証券 |
10万円 | 212円 | 400円 | - | 96円 | 0円 |
20万円 | 277円 | 400円 | - | 191円 | 300円 |
50万円 | 398円 | 600円 | - | 429円 | 500円 |
100万円 | 796円 | 800円 | - | 762円 | 1,000円 |
200万円 | 1,166円 | 1,200円 | - | 1,162円 | 2,000円 |
信用取引 都度
約定代金 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | カブドットコム | SBI証券 | 松井証券 |
10万円 | 92円 | 80円 | 99円 | 143円 | 0 |
20万円 | 92円 | 80円 | 179円 | 143円 | 300円 |
50万円 | 92円 | 80円 | 549円 | 191円 | 500円 |
100万円 | 92円 | 80円 | 940円 | 360円 | 1,000円 |
200万円 | 92円 | 80円 | 1,100円 | 360円 | 2,000円 |
信用取引 定額
約定代金 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | カブドットコム | SBI証券 | 松井証券 |
10万円 | 92円 | 400円 | - | 96円 | 0円 |
20万円 | 194円 | 400円 | - | 239円 | 300円 |
50万円 | 194円 | 400円 | - | 239円 | 500円 |
100万円 | 388円 | 400円 | - | 477円 | 1,000円 |
200万円 | 680円 | 800円 | - | 877円 | 2,000円 |
日経平均先物
約定代金 | GMOクリック証券 | ライブスター証券 | カブドットコム | SBI証券 | 松井証券 |
mini | 36円 | 35円 | 46円 | 50円 | 40円 |
large | 259円 | 250円 | 440円 | 500円 | 300円 |
225オプション | 0.15% | 0.14% | 0.20% | 0.20% | 0.20% |
手数料を比較しますと以上の通りとなっており、手数料の安さで選ぶのであればGMOクリック証券が良いでしょう。(2015年11月よりカブドットコム証券も手数料を大幅に引き下げており、GMOクリック証券にも引けを取らなくなっています。)
NISA口座の選び方 まとめ
以上、NISA口座の選び方について検証しました。現在のところはNISA口座を開設すること手数料が無料になる証券会社は3社のため、まずはその3社に絞って判断するといいでしょう。
手数料を重視するのであればGMOクリック証券が良いですが、投資を学べば学ぶほどより多くの投資にチャレンジしてみたいと思うようになります。その時はカブドットコム証券で口座を持っておくほうが便利でしょう。
もちろん、両方開いておくのもいいでしょう。NISA口座も複数口座が認められるよう検討中のようです。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。