★ギリシャ株を日本で取り扱っている証券会社はあるのか?ギリシャ株を買う方法、空売りする方法を紹介します。
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常時デフォルト、EU離脱の危険性があるハイリスクなギリシャ
ギリシャといえば2010年のソブリンショック、2015年の債務不履行によるデフォルト危機、EU離脱危機など、常にデフォルトの危険性をもった国で有名です。
ここ10年間のギリシャの総合株価指数であるアテネ総合指数のチャートを見てみましょう。
(2015年12月現在:Investing.com アテネ株価総合指数)
2008年リーマンショック前までは4,000EURほどあったのですが、その後のリーマンショック、欧州通貨危機により2,000EURを割り込み、2012年には600EURを割り込むほどの下落、その後、一時は1,000EURを回復しましたが、再び、EU離脱危機、デフォルト危機により600EURを割り込み、現在も下値を模索しています。
ECBの融資が決定されデフォルトの危機は免れましたが、今後緊縮財政がどのくらい効果が出るのかは不透明ですので、投資をするにしてもデフォルトリスクは常に考えておかなければなりません。
ギリシャ企業の株価について
では、ギリシャ企業の株価はどうなっているのでしょうか。代表的な企業としてギリシャ銀行(Bank of Greece)の株価をみてみましょう。
ほぼ、アテネ総合指数と同様の動きで下落しています。2015年7月にかけて一時証券取引が停止になりましたが、再開時はかなり下げていたようですね。まあ、その後少し回復しているので、割安で買えるチャンスだったのかもしれません。
ギリシャ株を買う方法 サクソバンク証券のCFD口座なら取引可能 *ただし個別株は現在取引停止中
では、かなりハイリスクにはなりますが、ギリシャ企業の株を買う方法はあるのでしょうか。
調べたところ、外資系の証券会社のサクソバンク証券のCFD口座であれば取引することができます。
CFDとは差金決済取引のことで、FXのようにある一定の証拠金をCFD口座に預けておけば、その預けたお金のレバレッジの範囲内(1倍~5倍)で取引ができるというものです。
CFDであれば、買いからはもちろんこと、FXのように売りから(空売り)も入ることができます。ですので、株価が下がると見越して空売りして利益をえることもできます。
参考:サクソバンク証券CFD口座の評判、特徴分析【海外株も取引できる便利なCFD口座のメリット】
では、実際の取引画面を見てみましょう。
(サクソバンク証券 CFD口座個別株口座取引画面)
例えば先ほどのギリシャ銀行も
(サクソバンク証券 CFD口座個別株口座取引画面)
このように取引ができます。但し、2015年12月現在は新規取引が停止となっています。
やはりあれだけの騒動があったので仕方ありませんね。取引再開はいつになるか決まっていないようです。現在のところは日本でギリシャ株を買うことはできないようですね。
ギリシャ株価指数(アテネ総合指数)取引は可能
ただし、サクソバンク証券のCFD口座はアテネ総合株価指数であれば取引することができます。
(サクソバンク証券 株価指数先物取引取扱銘柄一覧)
スプレッドは3EURとなっており、確かに安くはありませんね。証拠金維持率は10%、つまり10倍までレバレッジをかけることができます。
実際の取引画面です。
(サクソバンク証券 CFD口座株価指数取引画面)
実際に売りを入れてみると
(サクソバンク証券 CFD口座株価指数注文画面)
0.1lotと少額から取引ができます。証拠金は1,168JPYとなっており、千円ちょっとからの資金で取引を始めることができます。
ギリシャ株の個別銘柄は取引ができませんが、株価指数であれば可能ですので、興味がある方は試してみてください。
今後を見越して空売りか、騒動後の底買いができるかがポイント
以上、ギリシャ株を買う方法について紹介しました。
サクソバンク証券のCFD口座を使えば本来はギリシャ株も取引ができるのですが、現在のところは取引停止となっていますので、当面はアテネ総合指数の取引しかできないようですね。
ギリシャ株価指数の今後の見通しですが、まだまだ予断を許さない状況ですので、あまり買いはおすすめできません。また、デフォルト危機を見越して株価指数が上昇してきたら売る、もしくは大きく下げた後、騒動後に底買いができればと思います。
値幅は大きいのでハイリスクハイリターンの取引になるでしょう。
いずれにしても上級者向けの取引になりますので、リスクを十分に理解して、投資は自己責任でお願いいたします。
口座開設は以下よりどうぞ
ギリシャ株価指数を取引できる サクソバンク証券