ども。投資軍師のかんべえです。
今回は私が繰り返し読んでいるおすすめ本をご紹介します。
1分間バフェットという本です。
この本はウォーレンバフェットの考えが一問一答形式で解説されている本です。(ウォーレンバフェットとは?)
とても読みやすく、投資初心者の方はもちろん、中上級者の方にもぜひ読んでいただきたいです。
ウォーレンバフェットがいかにして数多くの経済ショックを乗り越えて、投資の世界で生き残ってきたのか?
その考え方を学ぶことができます。
長期堅実投資家には必須の本だといえます。
目次はこちら
1分間バフェットとは?
こちらです。
バフェットの考えを項目別に学べる、とても読みやすくコンパクトな本です。
読みやすく、わかりやすく訳された本ですし、中身が薄いと思われるかもしれませんが、結構大事なことが書かれている本で、私は何度も読み返しています。
バフェットの考え、長期堅実投資が学べますので、投資で損をばかりしている人はぜひ読んでみてください。
1分間バフェットに学ぶ「投資で生き残るためのテクニック」
では、少しネタバレにはなりますが、本書の中で感銘を受けた項目をご紹介していきます。
直近ではコロナショックで相場が乱高下していますが、まさに暴落相場でも生き残るためのヒントが書かれています。
私が大事にしている格言を5つ紹介したいと思います。
①レバレッジをかけない
ウォーレンバフェットはレバレッジをかけることを嫌っています。
「最後にゼロかければゼロになる」
まさにそうだと思います。
私も長期堅実投資を続けていますが、特に暴落相場でその大切さを実感します。
レバレッジをかけていれば確かに平常時の利益は大きくなります。
しかし、相場が急変し、大暴落となれば、今までの利益以上に損失を抱えてしまいます。
それでは、意味がありません。
まさに「最後にゼロかければゼロになる」というわけです。
また、レバレッジをかけてトレードをしてしまうと、重要指標発表前など、眠れなくなるでしょう。
雇用統計発表前もずっと起きていなければならず、ストレスを抱える一方です。
レバレッジをかけず、どちらに動いても対応できるトレードが、人生を豊かにしてくれると思いますね。
②他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に
「他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に」
まさにこれは投資で勝つためには必要なことですね。
例えば、ビットコインバブルがそうですよね。
ビットコインが1万円以下の時は、誰もが恐る恐るだったでしょう。
凄いと評価している一部の人のみ買っていましたね。
まさにこの時、他人が恐る恐るだった時に買っておけば大きく利益を得ることができました。
その後、ビットコインが100万円を超えて、200万円まできたときはどうでしょう?
多くの人がこぞって仮想通貨を始めていました。
私の周りの株さえもしたことがない友達も仮想通貨の口座を開設し、ビットコインを買っていました。
結果、Coincheckの事件に巻き込まれたりもしていましたが・・・
その後はご存知の通り、大暴落です。
他人が貪欲になりだしたら要注意というわけですね。
また、最近では、コロナショックでドル円が101円まで下がり、日経平均も15000円まで下がりました。
この時は、割安感を感じながらも、周りが恐る恐るとなっていました。
私は原則通り、ここで買いました。
その結果、ドル円は111円まで戻り、日経平均も20,000円近くまで回復。
利益を得ることができました。
もちろん、結果論です。ですが、この「他人が貪欲になっているときは恐る恐る、周りが怖がっているときは貪欲に」というのは、本当に後から見ると、相場に当てはまっています。
③投資の世界には見送り三振がない
「投資の世界には見送り三振がない」
これも投資で生きていくために必要なことです。
例えば、安定相場が長く続いたとき。
焦れて、割安でもないのに、レバレッジをかけてトレードをしてしまうことがあります。
そんな時に限って、急に動き出して、損をしてしまうわけです。
なので、安定相場の時こそ、冷静に、落ち着いて、
「投資の世界には見送り三振がない」
ということを意識して、割安になるまでトレードをしないということが大事になってきます。
見送り三振がないのですから、絶好のボールが来るまでずっとバットを振らなければ良いわけです。
「損をしない」
ということが投資の世界で生き残るためにはとても大事ですね。
④簡単に早く稼ごうとしない よくわからないものに投資しない
「投機は簡単そうに見えるときほど危ない」
「相手がたやすいと言ったらその話は9割がたお断りする」
「ローリスクハイリターンな投資がこの世にはあると思いますか?
そんなものはありません。
程度の差はありますが、リターンがあれば必ずリスクはあるものです。
ですが、最近では、ローリスクハイリターンかと思わせるようなものが増えています。
- 利回り30%超の好配当のリート
- 両建てで為替変動リスクをゼロにしたFX
- ここ数年安定しているだけで、今後も安定すると想定して利回り計算をしているもの(トルコリラ、米国vi等)
- 短期間で満期になる金利30%超の外貨預金
などなど。
簡単に多く稼げそうなものは、必ず裏があります。
コロナショックでほとんど化けの皮がはがれましたが、投資初心者の多くの方が訳も分からず投資をしており、損をしてしまっています。
もちろん、誤解を招くような宣伝をしている人が悪いです。リスクをしっかり書いてしまうと、集客ができませんからね。
ですが、これはいつの時代もなくならないでしょう。
我々が見抜けるようにならなければなりません。
ですので
「簡単に早く稼ごうとしない」
そして
「よくわからないものに投資をしない」
ことが大事ですね。
よくわからない投資信託や通貨。最近では米国viのショートが流行っていましたが、それもよくわからず始めていた人が多かったようです。
なぜ儲かるのか?なぜこの価格になるのか?
わからない場合は投資を見送ることも必要です。
⑤50年たっても欲しいとみんなが思うのものをつくっているか?
「50年たっても欲しいとみんなが思うのものをつくっているか?」
ウォーレンバフェットの投資判断基準です。
バフェットはコカ・コーラ等、ビジネスがわかりやすく、そして、50年先物必要とされるものを基準に投資しています。
ですので、私も株の銘柄選定の際も、今後、必要とされるものを作っていく会社なのか?という点で投資判断しています。
そうすると必然として、堅実銘柄に絞られてくるというわけですね。
ウォーレンバフェットの考えを投資にあてはめる
以上、1分間バフェットで印象に残っているフレーズを取り上げました。
どれも投資で生きていくために必要なことだと実感しています。
では、具体的にどのように実際の投資に活かすのか?
レバレッジをかけた短期売買はしない
繰り返しになりますが、安定相場時にレバレッジをかけた短期売買はしません。
ドル円でいくと107円~109円あたりを動いているので、レバレッジ10倍でも、ぜんぜん下がったら買って上がったら売るを繰り返すことができたと思いますが、それはやはりリスクが高いです。
動き出したら105円、100円割れ、なんてことはありますからね。無理に利益を取りに行くことはしません。
実際コロナショックで堅実投資の大切さを実感しました。
「FX両建てはドル円買いとユーロ円売り戦法の方がおすすめできる。」の記事でも書いた通り、レバレッジ2倍以内でスワップを貯めながら、相場が動き出すのを待ちたいと思っています。
周りが恐る恐るとなっている時こそ貪欲に買う
リスクはありますが「暴落時にのみ買う」というのが最も勝率が高そうに思えます。
例えば2019年1月にアップル株が暴落しましたが、この時に買っておけば、その後、大きく利益を得ることができました。
直近ではコロナショックでのドル円101円やソフトバンク株のストップ安時など。
落ちたナイフをつかむことになりますので、リスクは高いのですが、堅実銘柄であれば、回復する可能性も高いので、思い切って暴落時に買うようにしています。
「新興国通貨FXで堅実に稼ぐための戦略を検証」や「米国株投資」で実践していっています。
よくわからないものに投資をしない
例えばレバレッジのかかった投資信託や分配金がやたら多いリート等。
よくわからないものには投資しないようにしています。
過去には色々と買ってしまって、結果として、損をしてしまいました。
複雑に見せているものはリスクを隠すためです。
今後は「米ドル」や「個別銘柄」等、単純明快なものをメインに投資をしていくようにしています。
まとめ
以上、私が繰り返し読んでいる「1分間バフェット」について書きました。
コロナショックで暴落、乱高下相場が続いていますが、本当にバフェットの投資スタイルが生き残るために必要であることを実感しています。
よくわからないものに投資していた人、レバレッジをかけていた人は、やはり、暴落の影響を大きく受けているようです。
「簡単に早く稼ごうとしない」
「よくわからないものに投資をしない」
このことを肝に銘じて、今後も堅実投資に努めていきたいと思います。
堅実に長期的に資産を増やしていきたい方は是非ご一読ください。