ども~。投資軍師かんべえです。
2015年は年明け早々、中東情勢が悪化したり、スイスフランが暴騰したり、ユーロが下落したりと不穏な空気が漂っています。一体どんな年になるのでしょうか。
では、2014年12月投資収益報告で掲げた目標収益20,000円は達成できたのか、見ていきましょう。
目次はこちら
- 2015年1月の出来事 中東情勢悪化
- スイス国立銀行対ユーロ上限撤廃で爆発
- スイスショックで注目される海外FX会社のゼロカット方式
- スイスフランは投資のチャンスか?
- ユーロも下落 市場の予想を超える金融緩和
- ルーブル安、原油安は引き続き
- 南アフリカランド投資 0円(前月 0円)
- ETF VIX短期先物指数1552投資 -1,100円(前月-3.535円)
- ETF 日経平均VI指数先物2035投資 0円(前月0円)
- 貸株サービス金利収入投資 423円(前月84円)
- 東証一部指定替銘柄投資 0円(前月2,227円)
- USリート・投資信託 1,271円(前月1,340円)
- その他の取引 0円(前月4,700円)
- 2015年2月の目標
2015年1月の出来事 中東情勢悪化
中東情勢が悪化しています。日本人の人質だった後藤さんも帰らぬ人となってしまいました。
一体なぜ、争いが絶えないのでしょうか。中東情勢に至ってはシーア派とスンニ派の対立が原因となっています。まず、イラク戦争で初のシーア派政権が成立しました。アメリカが統治していた時はシーア派政権内に数十万人のスンニ派を雇い、仕事を与えることで一時的には平穏な日々が続いていました。
ですが、アメリカ軍が撤退したのち、シーア派政権は今まで迫害してきたスンニ派の人たちを全員解雇してしまいました。職を失ったスンニ派の元軍人達はイスラム国を建立させようとしているISISに就職し、勢力を拡大、シーア派に報復、アメリカに対抗するためテロを繰り返しています。
こう考えると、スンニ派にも僅かながら大義名分があるように思いますが、テロといった非人道的なことを許される理由にはなりません。争いは争いを生んでいきます。この負の連鎖は止めなければなりません。
スンニ派の人達も職を失いどうしたらいいかわからない、そんな状況に陥っていたと思います。いわゆる思考停止状態に陥っていたと思います。そんな時、過激派組織から勧誘され、考えをゆだねてしまったんですね。思考停止になるととにかく洗脳されやすくなり、最悪の場合は戦争といった行為を正当化するようになります。
我々も同じです。とにかく、自分の頭で考え、思考停止にはならないようにしましょう。
では、1月の日経平均をみていきましょう。
17,000~18,000円あたりを行ったり来たり、値幅は大きいですが、いまいちはっきりしませんね。これを天井と考えることもできるかもしれませんね。
次にNYダウをみてみましょう。
特段変動なしですね。今後どうなるのでしょうか。
気になるのは利上げの時期です。アメリカもゼロ金利政策状態ですが、景気が回復すれば利上げをするはずです。
利上げをすればどうなるか、利率が高いのであれば買おうと考えるのが普通です。すなわち、さらに円安ドル高が進むことになります。円安になれば景気は良くなるはずですが、どうなんでしょうね。株価は上がるのかもしれませんが、ほとんどの原料を輸入に頼っている日本メーカー、下請けは悲鳴を上げるのではないでしょうか。すんなり物価を上げることができればいいですが、何らかの痛みを伴う気もします。
スイス国立銀行対ユーロ上限撤廃で爆発
1月の出来事といえばやはりスイスフランの暴騰は外せません。
スイス国立銀行が対ユーロの上限を1.2を上限にしていたのですが、2015年1月15日に急遽、上限撤廃を宣言しました。(参考:スイス中銀によるフラッシュクラッシュで危機的状況に陥ったFX業界)
その結果、一気にユーロが売られ、フランが買われました。その時のチャートを見てみましょう。
まずはユーロフラン(EUR/CHF)です。
1.2の上限を破り、一気に0.9まで行きましたね。
次にフラン円(CHF/JPY)チャートです。
120円台だったのにいきなり160円近くまで上がりました。ドルが120円から一気に80円まで下がるような衝撃です。このショックで個人投資家は負債をかかえ、海外のFX業者の中には破たんする会社も出たようです。
スイスショックで注目される海外FX会社のゼロカット方式
スイスフランの暴騰後にゼロカット方式が注目されています。
ゼロカット方式とは預けた証拠金以上は請求されないという方式で海外のFX会社が採用している方式です。
今回のような為替の大変動が起きた時、証拠金を超える以上の損失を出す価格でロスカットされてしまうことがあり、日本のFX会社の場合であれば顧客に追証を求めます。すなわち、顧客に借金を背負わせます。
一方、ゼロカット方式であれば、預かっている資金以上の請求はされません。証拠金以上の損失が出た場合はFX会社が肩代わりしてくれます。一体、どちらが顧客思いなんでしょうね。
海外のFX会社は怪しいというイメージが強いかと思いますが、XMという会社は厳しいとされている英国FSAの審査も受けているということで比較的信頼が高いようです。日本のユーザーも多く、評判が高いようです。
とはいえ、そもそもロスカットされるような投資の方法はいまいちですね。もっとも投資で成功しているウォーレンバフェットがレバレッジをかけていないことからも明らかです。
確かに、レバレッジをかければ、平常時はソコソコ稼げるのかもしれません。でも、この大変動が起きた時、どうでしょうか。今まで稼いでいた分もすべて吹き飛び、借金を背負うことになるかもしれません。ロスカット設定も大変動時には無力です。平気でスベッてきます。
逆にレバレッジをかけていなければ、確かに平常時のもうけは僅かなものですが、今回のような大変動時でも資金は尽きることなく、さらに高値で売ることもできました。例えばCHF/JPYであれば、150円で売れなかったとしても、その後130円台後半を付けていましたし、そこで売れていれば今は127円ですので、ソコソコ稼げたはずです。レバレッジをかけて、ロスカットで資金がなくなっている人にはできないことですよね。
レバレッジをかけなければ平常時のもうけは微々たるものですが、大変動時に大きく稼ぐことができる。一方、レバレッジをかけていれば、平常時はソコソコ稼げるかもしれませんが、大変動時にすべてを失う。これを覚えておきましょう。メルマガを読んでいる人はわかっているとおもいますが。
スイスフランは投資のチャンスか?
というわけで、スイスフランは暴騰したのですが、さすがに異常値ということで、120円台に戻っています。ということは、130円台後半で売りを入れるチャンスだったんですよね。結果論なのかもしれませんが、歴史的にみても明らかに異常値、そこを狙わない手はないでしょう。
参考:スイスフラン(CHF/JPY)におすすめのFX会社とは
スイスフラン円のFXについて書いています。
ユーロも下落 市場の予想を超える金融緩和
ユーロも動きましたね。ドラギ総裁の金融緩和が6億ユーロでしたかね。市場の予想を超えたため、かなり下落しました。ユーロドルチャートを見てみましょう。
発表直後は1.1まで下がりました。これも異常値だと思っています。とはいえ、アメリカの利上げが決まればさらにユーロ安になるとは思いますので、まだ下落するかもしれませんね。とはいえ、今までは1.3前後を推移していましたので、さすがに異常値だとは思います。これも投資のチャンスと考えて少しユーロドルの買いを入れてみました。
参考:ユーロドル(EUR/USD)FXにおすすめのFX会社とは
これもレバレッジをかけずに、常にアンテナを張り巡らせて儲けていきたいですね。
ルーブル安、原油安は引き続き
相変わらず、ルーブル安、原油安は続いていますね。そろそろ底値なのかなとも思っています関連した記事をアップしましたので参考にしてください。
・原油価格暴落は投資のチャンスか?【原油先物に少額から投資する方法】
・ロシア株を取引できる証券会社【ルーブル暴落でロシア銘柄も割安か】
ロシア株も明らかに下がりすぎている気はするのですが、ちょっとリスクもありますし、思い切って投資しようとは思えませんね。もう少し余裕資金があればするのですが、様子見です。
2015年1月の投資収益報告
さてさて、前置きが長くなりましたが、1月の投資収益報告です。
南アフリカランド投資 0円(前月 0円)
実現損益:0円
含み損益:239円
未決済スワップ:954円
現在保有建玉:ZAR/JPY 10,000単位
10.2円前後を停滞しており、売るチャンスがありませんでした。含みのスワップが増えていきますね。
その他のFX 586円
スイスフランが暴騰したところで売りを入れました。その結果、少しだけ稼ぐことができましたね。CHF/JPYのFXです。
ETF VIX短期先物指数1552投資 -1,100円(前月-3.535円)
実現損益:-1,100円
含み損益:約-485,415円
保有株数:815株
平均単価:1,538円
1,000円を超えてきたら売り、900円台になったら買うという作業を繰り返しています。いつ爆発するのやら。
ETF 日経平均VI指数先物2035投資 0円(前月0円)
実現損益:0円
含み損益:-76,995円
保有株数:6株
平均単価:71,740円
60,000円台を割ってきたので2株買いましたが、早く上がってくださいな~。
貸株サービス金利収入投資 423円(前月84円)
前月の減少の理由は不明ですが、大体こんな感じです。
東証一部指定替銘柄投資 0円(前月2,227円)
最近どうも旨味がなさそうなので、しばらくは辞めておこうかなと思っています。
USリート・投資信託 1,271円(前月1,340円)
先月から始めました。ちょっと怪しいですが、カブドットコムのノーロードファンドで投資できたので試してみました。
銘柄は年利30%もあるのでかなり怪しいですが、好配当グローバルREITプレミアム・ファンド通貨セレクトコースというもの、これに3万円程度投資してみました。あとはリスクヘッジになるかわかりませんが、楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型というものに2万円入れてみました。
5万円程度で月1,340円も分配金がもらえるので本当に利回りがいいなと思いますが、とにかく怪しいですね。お金に余裕が出来たらもう少し投資してみたいと思います。
その他の取引 0円(前月4,700円)
原油ブル等、買うだけで損益はゼロです。
2015年1月投資実績まとめ
以上、投資実績は以下のとおりとなりました。
南アフリカランド投資:0円
VIX1552投資:-1,100円
日経VI投資:0円
貸株金利:423円
一部指定替銘柄投資:0円
USリート:1,271円
その他取引:0円
実現損益:594円(前月4,816円)
ダウン!ですね。
とにかく、マイナスにはならない。売買する機会がない月でも儲けるためには貸株やリートのような分配金のあるものを増やしていくのが良いですね。
2015年2月の目標
目標収益は…..20,000円です!
はい。変わりません。
では、2月も動きを期待します。楽しくいきましょう!