★これから投資を始めようと思っている方向けに少額投資でおすすめのものをピックアップしてみました。
ども。投資軍師のかんべえです。
今回はこれから投資を始める人向けに少額投資で何がおすすめなのか?を検証しました。
少額で投資ができるけれども手数料がやたら高かったり、今後、本格的に投資をするのにつながらなかったりするものもあるので、注意が必要です。
そこで、投資の練習にもなり、かつ、コスト面でも優れている投資商品を独断と偏見でご紹介させていただきます。
くれぐれも投資は自己責任でおねがいしますね。
目次はこちら
1位:FX少額投資
まず少額投資でおすすめなのがFXです。
「FX初心者は少額からコツコツ始めるのがおすすめです。」の記事でも書いていますが、FXでも数百円~数千円といった少額投資が可能です。
FX会社はほとんどの会社が10,000通貨ごとでしか取引ができないところが多いです。
そのため、1回当たりの取引額が多くなってしまい、結果、ハイレバレッジでハイリスクハイリターンな投資になってしまうのですが、FX会社の中には1通貨から投資ができる会社もあります。
1通貨とはつまり1ドルから投資ができます。
しかも、手数料に相当するスプレッドは1ドルでも10,000ドルでも一定のため、少額投資でも損をしません。
初心者の方は米ドルやユーロあたりを1~100通貨単位でスタートして、投資になれていくということがおすすめです。
FXを始めると為替に敏感になりますので、日々の為替の動きも注意してみるようになり、経済ニュースや新聞を読むようになり、実社会でも役立ちつようになります。
まずは1ドルからでもFXを始めることをおすすめします。
FXはレバレッジといって口座に預けた資金の25倍まで取引をすることができますが、レバレッジをかけずに取引をすることもできますので、まずはレバレッジ1倍で取引をすればいいでしょう。
レバレッジ1倍とは、例えば口座に1万円を入金したとしたら、米ドルだと90~100ドルだけしか買わないということです。
これであれば、急落しても含み損は口座資金(証拠金)以上の損失にはならないので、ロスカット(強制決済)されず、長期的に保有することができます。
では、1ドルからFXができる会社はどこなのでしょうか。
それがSBI FXトレードです。
主なFX会社比較表です。
FX会社名 | 最低取引通貨単位 | ドル/円 スプレッド | ユーロ/円 スプレッド | 豪ドル/円 スプレッド |
SBI FXトレード | 1 | 0.17銭* | 0.39銭* | 0.69銭* |
MATSUI FX | 1 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
OANDA Japan | 1 | 0.4銭 | 0.7銭 | - |
みんなのFX | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
LIGHT FX | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
外為ジャパン | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
DMM FX | 10,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
JFX | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
ヒロセ通商 | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
インヴァスト証券 | 1,000 | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.7銭 |
セントラル短資FX | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.8銭 |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 10,000 | 0.3銭 (原則固定) | 0.5銭 (原則固定) | 0.7銭 (原則固定) |
GMOクリック証券 (くりっく365) | 10,000 | 変動 | 変動 | 変動 |
*ただし、取引数量によって変化
CMでも有名なほとんどのFX会社が1,000~10,000通貨からでしか取引をすることができない中、SBI FXトレードは1通貨から取引をすることができます。
1通貨というのは1ドルです。米ドルだけでなく、ユーロもオーストラリアドルも1通貨から取引ができます。
1ドルであれば105円前後ですので、本当に少額から投資を始めることができます。
そして、手数料に相当するスプレッドも0.2銭です。少額でも株式であれば100円以上とられるところですが、FXはスプレッドは一定で、ほとんどコストがかかりません。
数百円からでも外貨投資ができるFXは投資初心者にもおすすめです。
もちろん、FXはやり方によってはハイリスクな投資となって今いますので、くれぐれもレバレッジはかけない(口座資金以上の取引をしない)ことをおすすめします。
公式・口座開設
⇒1ドルから米ドルに投資ができるSBI FXトレード
2位:小型株現物テーマ投資
次におすすめなのが小型株のテーマ株現物投資です。
株を買うということなのですが、銘柄の中には1単元3~5万円ほどで購入できる銘柄もあります。
そして、ただ、株価が安い銘柄を買うのではなく、今後盛り上げってくるであろうビジネスやテーマを狙って株を投資するという方法です。
例えば(2018年での株価)
ドローンビジネス⇒ブイキューブ(3681) 株価500~600円
自動運転車⇒JCケンウッド(6632) 株価300円~400円
キャッシュレス化⇒フォーサイド(2330) 株価200円~300円
パズドラに次ぐヒット商品⇒ガンホー(3765) 株価150円~250円
ブロックチェーン⇒フィスコ(3807) 株価200円~300円
といった感じで、将来大化けするのを狙って今のうちに買っておくという手法です。
⇒小型株でおすすめの銘柄をピックアップした【5万円以内で買える株】
トピックニュース等があれば、ストップ高も狙えますし、現物投資ですので元本以上の大損することもないでしょう。
株は100株単位での購入が通常ですが、上記銘柄であれば、3~5万円ほどで購入することが可能です。FXほど少額ではありませんが、毎月数万円ずつでも積立投資をすることも可能な金額です。
これであれば、初心者の人も投資が可能な金額でかつ、将来大きく値上がりを期待しながら待つことができます。
※ちなみに、上記の銘柄は例えばということで挙げたまでで、株価が上がる保証はもちろんありませんので、投資判断は自己判断でお願いします。
そして、この「小型株のテーマ株現物投資」におすすめの証券会社は松井証券です。
松井証券は1日の約定代金が10万円未満であれば手数料が無料なんです。
これは少額投資家、投資初心者にとってはありがたいことです。
小型株であれば1日の約定代金が10万円を超えることはなかなかありませんからね。ずっと手数料無料で取引をすることも可能というわけです。
私も投資歴は長いですが、小型株を買い増しするときのために松井証券は愛用しています。
そして、松井証券にはもう一つのメリットがあります。
それは情報ツールの「テーマ投資ガイド」です。
テーマ投資ガイドは上記に上げたテーマはもちろんのこと、最近話題になっているテーマ、これから注目のテーマをランキングで示してくれて、かつ、関連銘柄も検索できるようになっています。
様々なテーマから、今後、市場が熱くなりそうなテーマをピックアップして、関連銘柄を買っておくのにとても便利なツールです。
投資初心者の方が少額から投資をするのであれば松井証券は押さえておくようにしましょう。
3位:ソーシャルレンディング
最後に紹介するのが最近話題のソーシャルレンディングです。
ソーシャルレンディングは企業の借入を個人からも出資ができる新たな取り組みです。ソーシャルで募集する投資で、1口1万円から投資ができます。
主に創業期で銀行が融資に積極的でない会社、少額であるため銀行も積極的に融資をしない会社等について、ソーシャルレンディングを使って資金を調達しようと考えている企業が増えているようです。
(ソーシャルレンディングの仕組み 参照元:クラウドクレジット)
創業期の会社等が投資先になります。ですので、貸付先によってはリスクが高いのは事実です。
株式同様、元本も保証はされておらず、ある程度のリスクは覚悟しなければならないようです。
また、外資系の案件に投資する場合は為替リスクもありますし、カントリーリスク等も当然かかってきます。
ただ、少額1万円から投資が可能ですし、手数料もなく、利回りは2~13%とリスクに応じて高い利回りを得ることができます。毎月分配型というのも嬉しい点です。
そして、借入期間によって拘束期間はありますが、期間が1年以内の投資先もありますので、そこまで資金は拘束されません。リスクとリターンを勘案して投資判断することが必要になりますね。
あと、注意点として手数料はかかりませんが、運用管理料がかかるファンドもありますので、実質利回りを見て銘柄の選定が重要になります。
ソーシャルレンディングは基本は少額で投資して、様子を見ながら資金を増やすことをおすすめします。
ソーシャルレンディングができるおススメの会社は以下の通りです。
- maneo
- クラウドクレジット
- SBIソーシャルレンディング
maneoはテレビでも取り上げられており、知名度が上がっていますよね。
各社ごとに取扱っている銘柄も違い、利回りも異なります。
各社の詳しい分析は以下のサイトが詳しくまとめられていますのでご参考に。
番外:CFDの外国株・商品先物など
ちょっと上級者向けにはなりますが、CFD(差金決済証拠金取引)という投資があります。
FXが為替を取引する証拠金取引なのですが、CFDは為替以外の商品先物や個別株式を証拠金取引する投資になります。
CFDであれば、外国株でも1株から取引をすることが可能です。
GMOクリック証券(CFD口座)であれば、外国株でも株価指数先物でも取引手数料は無料になります。
(GMOクリック証券オフィシャルサイトより)
AmazonやFacebookは1株でも1000ドル以上するので少額にはなりませんが、例えばTwitter社の株をCFDで取引をすると以下のようになります。
株価が28ドルですので、約2800円です。CFDの外国株の場合、5倍までレバレッジがかけられるので、必要証拠金は647円と、かなり少額から投資ができます。
負担するコストはスプレッドといって、買値と売値の差額である0.20ドルですが、これは1株で取引をしても最低手数料というものはなく、コスト負担率は100株で取引をしても、1000株で取引をしてもかわりませんので、少額投資がコスト的に不利ということはありません。
日本の証券会社で外国株を取引きしようと思うと、少額ではできませんし、手数料もかなりかかりますので、CFDから始めてみるというのもいいでしょう。
少額投資でおすすめできないものは?
以上、少額投資で個人的におすすめと思うものをピックアップしてみました。
選定の基準は少額でも手数料が安く、かつ、将来的にも大きな利益に繋がる可能性があるものです。
また、ドル円FXをすれば為替ニュースに敏感になりますし、世界の経済を勉強するきっかけにもなり良いと思います。
投資初心者の人はまずは少額から、レバレッジはかけずに投資することをおすすめします。
では、逆に少額投資でもおすすめできないものは何なのでしょうか。
それは少額だけど手数料が高すぎるものです。
プチ株ミニ株など手数料が高い
株式は通常100株からでしか取引ができませんが、カブドットコム証券やSBI証券が提供しているプチ株やミニ株は1株から投資が可能です。
ただし、手数料は安くありません。
(カブドットコム証券 プチ株手数料)
料率0.5%ですが、最低手数料が48円と決まっていますので、例えば3000円の株を1株買うと、48円の手数料が掛かってきます。これはなかなか高いです。
ですので、確かに少額で株取引の練習にはなりますが、コスト的には不利です。
これであれば通常の方式で小型株に投資したほうがいいでしょう。
例えばカブドットコム証券であれば通常の約定代金は10万円まで一律90円ですので、それと比較しても高すぎますね。
SBI証券のミニ株も同様に最低手数料は50円となっていますので、少額で取引をすると、手数料率が上がるということになります。
もちろん、任天堂やファーストリテーリング等、大型株を1株単位で取引したいのであれば、プチ株・ミニ株でやるのがいいのですが、そういったこだわりがないのであれば、小型株からスタートすることをおすすめします。
松井証券であれば1日約定代金10万円未満なら手数料が無料ですからね。
少額投資で初心者にもおすすめの投資 まとめ
以上、投資初心者の方向けに少額投資でおすすめのものをピックアップしてみました。
まとめますと
- FX少額投資
- 小型株テーマ投資
- ソーシャルレンディング
- CFD外国株投資(中~上級者向け)
をピックアップしました。
選定の基準としては
「少額でも手数料率が高くない」
「少額でもコツコツと将来の利益につながるもの」
です。
逆に少額だと手数料率の負担が大きくなるプチ株やミニ株はおすすめしません。
まずは個人的に最もおすすめなFX少額投資から初めてみてはいかがでしょうか。
米ドルであれば比較的安定した価格の推移が続ていますし、スワップ金利も高く、かつ、コスト負担もほとんどないので、投資の勉強にもおすすめです。
1ドルから取引ができるSBI FXトレードで始めることをおすすめします。
以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。