こんにちは。投資軍師のかんべえです。
先日、2019年6月3日、麻生大臣は「老後に向けて2000万円貯蓄せよ」という旨の発言をし、波紋を呼んでいます。
(参考:金融庁「老後2000万円必要」試算に対する雑感)
最近、政府は年金が払えなくなるような空気を漂わせていますし、副業を全面的に認めたりと、もう、国民の生活を保護できない状態になりつつあるのかもしれませんね。
さて、本当に老後に2000万円も必要なのか?結局、政府は文言撤回をしているようで、その真偽は何とも言えませんが・・・
しかし、年金がもらえなくなると仮定すると老後に向けてある程度の資金は確保しておく必要があるのは事実のようです。
では、今から、30年先に向けて、2000万円貯金を蓄えるにはどうすればいいのか?
Twitterでなんとなく私の考えをつぶやいてみたところ・・・
金持ちになるために(2000万)
・持ち家⇒賃貸
・マイカー⇒タイムズ
・保険入らない
・旅行や贅沢は控える
・格安スマホ
・収入の10%以上は必ず投資へ
・副収入で月1万円以上目指す
・給料アップを目指す
・メルカリフル活用他にもありますかね~。
なかなか質素な生活かもですが、それは度外視で。— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) 2019年6月10日
多くの方に反応していただきました。本当にありがとうございます。
今回はこのつぶやきについて、さらに掘り下げて、老後資金2000万円を確保するためにはどうすればいいか?お金持ちになるためにはどうすればいいか?を改めて考えてみたいと思います。
目次はこちら
そもそもお金持ちになるためには?
そもそもお金持ちになるためにはどうすればいいか?
それは「収入」が「支出」を上回ることです。
とても単純です。
そして、さらに、「収入」から「支出」を差し引いた「利益」を投資に充てることです。
そうすると、いわゆる「不労所得」が増えてきます。
理想は、この「不労所得」が「支出」を上回ることです。そうなれば、もう働かなくても暮らしていけるわけです。
「不労所得」から「支出」を差し引いた「利益」をさらに投資に充てれば、どんどん、「不労所得」が増えていき、働かなくてもお金がどんどん増えていく状態になれるわけです。
これが「真のお金持ち」ですね。
つまり、お金持ちとは、
「不労所得が支出を上回り、その、上回ったお金でさらに投資に充てれる状態」
であるというわけです。
これは有名なマネー本「金持ち父さん、貧乏父さん」や「バビロンの大富豪」でも書かれていることです。
私もこの状態を目指していますが・・・なかなか難しいですね。
この「真のお金持ち」になるためには
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 投資をしてお金を生む資産を増やす
この3点が非常に重要です。
これができれば、老後2000万円貯金はもちろん、どんどん資産が増えていく状態になれるはずです。
しかし、これがなかなか難しいのです。
まず、収入を増やすというのは、多くの人が一番わかりやすく頑張っていることかと思います。
必死に働いて、給料を稼ぐ、出世する。副業を始める。
など、取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかし、なかなかできていないのが、「支出を減らす」ということ、また、「投資をして資産を増やす」ということです。
特に資産と勘違いして負債を増やしてしまっている人も多いので、そのあたりも踏まえて、以下、老後貯金2000万円を達成するために今からできることを考えていきたいと思います。
老後2000万円のために今から始めること、できること
具体的に老後貯金2000万円を貯めるにはどうすればいいか?
30年で単純計算をすると毎月5万円ほど貯金(もしくは投資)をすればいいのですが・・・
給料もなかなか上がらない中、それはなかなかできない人も多いでしょう。
ですので、最初は貯金1万円くらいから初めて、徐々に投資資産、収入を増やしていき、支出も減らしていく方法しかありません。
では、先ほどのツイートをもう一度、見てみましょう。
金持ちになるために(2000万)
・持ち家⇒賃貸
・マイカー⇒タイムズ
・保険入らない
・旅行や贅沢は控える
・格安スマホ
・収入の10%以上は必ず投資へ
・副収入で月1万円以上目指す
・給料アップを目指す
・メルカリフル活用他にもありますかね~。
なかなか質素な生活かもですが、それは度外視で。— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) 2019年6月10日
思いつく限りで金持ちになるために必要なこと ツイートしました。
このツイートと数点追加項目を加えて、金持ちになるために今からできることを項目ごとに検証していきたいと思います。
持ち家⇒賃貸
持ち家が良いか?賃貸が良いか?
この論争はしばし起きますね。
ここでは、どちらが幸せか?という点は度外視して、どちらがより数字として金持ちになれるか?という点で見ていきます。
となると、やはり、持ち家よりも賃貸の方がお金持ちに近づきます。
持ち家は大きな「負債」となります。
私の周りもそうですが、30代前半で結婚したらすぐに数千万円の家を35年ローンで買っている人が多いです。
そして、何より、持ち家を「資産」と勘違いしてい買っている人がとても多いです。
持ち家は資産か?負債か?
これも「金持ち父さん、貧乏父さん」の本に書かれていることですが、持ち家は「負債」になります。
簿記の知識がある人は、いやいや、家は固定資産でしょ!将来売れるから資産でしょ!と反論があるかもしれません。
しかし、ここでいう「負債」とは
「持っているだけで毎月あなたのお金を奪うもの」
と定義しています。
逆に資産は
「持っているだけで毎月あなたのお金を増やすもの」
となります。
では、持ち家はどうでしょうか?
- ローン
- 修繕費
- 固定資産税
毎月多くのお金を奪います。
その点で、持ち家はやはり負債になります。
(関連記事:持ち家は資産ではなく最大の負債【一軒家やマンションを買う前に知っておくべきこと】)
ただ、じゃあ賃貸はどうなんだ?となりますが、これも同じく負債です。
ただ、持ち家と賃貸とでは、毎月の支出額が大きく異なります。
概ね月10万円以上は差が出てしまうのではないでしょうか。
となると、35年間、賃貸の人は10万円多く投資に充てることができるわけです。
毎月10万円投資に充て続けたら、10年先、20年先は資産額が大きく変わってくることでしょう。
銀行はあなたにローンをとても組んでほしいので、持ち家は資産であるということを常套文句に多額の借金を背負わせてきますので、注意が必要ですね。
そもそも、貯金もそれほどないにもかかわらず、数千万円の家を35年のローンで買うのが当たり前の日本社会はちょっと怖いですね。
給料が安定して35年間続けばいいのですが・・・今後の日本次第ですが、サブプライムローンのように払えなくなる人が続出する可能性もありますよね。
ただ、マイホームは夢でもありますから、これは人それぞれ価値観で決めるのがいいでしょう。
個人的には子供が5歳、10歳くらいになるまでは安めの賃貸でしっかりと資産を増やして、価値が下がりにくいところでマイホームを買うのが良いのかなあと思いますが。
マイカー⇒タイムズ
都心に住んでいて週に1回くらいしか車に乗らないのであれば、マイカーではなく、「タイムズのカーシェアリング」で十分かなと思います。
(参考:マイカーとタイムズカーシェアリングを比較【金持ちになりたかったら車は買うな】)
マイカーもやはり「負債」です。
- 車ローンの支払:25,000円
- 駐車場代:20,000~30,000円
- ガソリン代:10,000円
- 保険料:10,000円
- 車検代:5,000円
- 自動車税:10,000円
- 装飾日:3,000円
- 洗車代:2,000円
概ね月額7~8万円ほどあなたのお金を奪っていきます。
一方、タイムズのカーシェアリングであれば
- 月額基本料:1,030円(利用料に充当されるので実質無料)
- 利用料:206円/15分
- ガソリン代:無料
- 洗車代:無料
といった感じで、週に2回くらい乗っても、月3万円前後で抑えられます。
使わない月があれば、月額1,030円だけで済むわけです。
マイカーもご自身のライフスタイルにあわせて判断する必要がありますが、都心に住んでいれば、基本は不要かなと思ってしまいます。私もタイムズを愛用しています。
ただ、男だとマイカーがないとモテないのでは?と思ってしまいますので、このあたり、難しいところですが、まあ、その価値判断で見てくるような人とは付き合う必要はないかなと思います笑(先日、電撃婚した蒼井優さんのダンナさんの山ちゃんも車の免許がないわけですし・・・)
カーシェアもかなり拠点数が増えていますので、現地で借りて、現地で返すといったこともできて、逆にマイカーより便利ですよ。
資産形成の上では欠かせないものとなりつつありますね。
保険は入らない
続いて保険です。資産形成の上で、保険も大きな負債としてのしかかってきます。
やはり、資産形成の上で、保険も不要と思われます。
まず、日本には皆保険がありますので、あえて、民間の保険に入る必要はないかなと思いますね。
毎月3万円くらい保険にお金をかけている人もいるようですが、それをすべて投資に充てていたら、保険など不要となるくらい資産が構築されているはずです。
まあ、学資保険や生命保険など、守るべき家族がいらっしゃる方は入らないとバツがわるそうですが・・・
しっかりと投資できるのであれば、学資保険でさえ不要という説も
⇒【学資保険】ってどうなの?必要?不要?-回答:もうその議論いらないよ
私も保険は不要と判断しています。
それは、やはり保険は「負債」だからです。
毎月お金を奪うものは極力持たない方がいいからです。
保険販売の人は「もし死んだら?」「もしガンになったら」など、不安を煽る方法で様々な商品に誘導してきます。
「恐怖」はマーケティングの中でもとても有効な手法です。
まず、保険は病気を治してくれるものではありません。単にお金です。
つまり、投資と考えると、投資対象としてはいまいちかなと思っています。
また、あれだけのテレビCMなどの広告宣伝費、そして、保険販売人も歩合制で結構な高給取り、ベンツを乗り回しているわけです。
それってちょっとおかしくないですかね?保険会社が絶対に儲かる仕組みになっているわけですよ。
旅行や贅沢は極力抑える
もちろん、節約ばかりで、人生を楽しまなければ意味がないのですが、極力、贅沢は抑えるべきですね。
人は収入が増えるとそれ以上に支出も増やしてしまいがちです。
収入を超えるような贅沢(例えば高級時計をローンで買うとか、毎年ハワイ旅行を恒例行事にするとか)は抑えなければ、資産は構築できません。
もちろん、たまにの贅沢はありだと思いますけどね。
格安スマホ
最近では格安スマホが流行ってきています。
大手3社、ドコモ、au、ソフトバンクですと月額1万円前後の負担となりますが、格安スマホだと、ものによれば月2000円以下に抑えれるものもあるそうです・・・。
参考:格安SIMで○○してみたvol.1「格安SIMでスマホ代はいくら安くなるのか契約してみた」
私は大手会社で契約しているのですが、格安スマホにした方がいいかなあと悩みますね。(ただ、通信速度とか、容量とか、格安スマホですとまだイマイチのようです)
月額8000円も違うと、資産形成においても大きなアドバンテージとなりますよね。
収入の10%以上を必ず投資に充てる
続いて「投資」です。
先ほどご紹介した「バビロンの大富豪」に書かれていることなのですが、投資のコツは「収入の10%以上を必ず投資に充てる」ということです。
これは、利益の10%ではなく、収入の10%ということも強調されています。
例えば、給料が月額30万円であれば3万円投資に充てるということです。
給料から家賃や光熱費、スマホ代等を差し引いてから投資をするのではなく、まず、最初に投資をするということが大事とされています。
いいかえると生活費を収入の9割(27万円)で送るということですね。
これで、投資の金額は毎月必ず確保されますので、投資資産が積みあがっていくわけです。
利益の10%ですと、どうしても投資資金が少なりますし、節約もしなくなってしまいますので、やはり、収入の10%をまず投資に充てる癖をつけておきたいところです。
逆に生活は9割でするわけですから、その範囲内であれば、贅沢をしてもいいわけです。もちろん、ローンを組んだら意味がないのですが・・・。
さて、では、何に投資をすればいいのか?
政府もNISAやらidecoやらいろいろと国民に投資を促しています。
ただ、「おすすめできない投資」にも書いていますが、世の中には一見利回りの高くみえる詐欺のような投資商品や投資手法が多いです。
レバレッジ型投資信託、分配金利回り30%超の投資信託やら、金利20%超のトルコリラ、リスクなく稼げるとレバレッジをかけた危険な両建て手法などなど。
恐らく、投資を始めようと思ったら、多くの人はついついそういった簡単に早く稼げるものに手を出してしまいます。
しかし、それでは、資産は積みあがらず、元本さえ失われてしまう可能性もあります。
当ブログでも何度もお伝えしていますが、「堅実投資」これを中心に資産掲載をすべきですね。
やはり、堅実に行くならウォーレンバフェットも進めているインデックス投資でしょうか。楽天vtiは人気ですね。
また、FX関連では私が実践している堅実投資は「かんべえの堅実投資一覧」にまとめていますし、初心者の方はレバレッジをかけず、毎月1万円ずつドルを積み立てる投資がいいのではないでしょうか。
(参考:レバレッジ1倍FXでリスクを限りなくゼロにして毎月1万円ずつ米ドルを買う方法)
「LINE相談」もしていますので、具体的な投資判断はお伝えできませんが、投資についてわからないことがあればお気軽にご利用ください。
まあ、難しいのが、投資は一度は失敗をした方がいいのかもしれませんね。
失敗して学ぶことで、より、投資収益を上げれるようになるわけですから。
ただ、失敗するにしても若いうちがいいです。投資はできるだけ早く始める方がいいでしょう。
副収入で月1万円以上を目指す
続いては副業ですね。これは後述しますが、事業をすることで、節税にもなりますので、副業はとてもおすすめです。
一番やりやすいのは私もやっている「ブログ」ですかね。
ただ、最近は参入者が多く、競争も激しくなっていますので、簡単ではないでしょう。
その他、Youtuberや転売、Amazon輸出など、パソコンがあれば個人でも始められるビジネスが増えています。
あとは、どんな副業がありますかね~。パーティーを仲介したりとか、アクセサリー販売とか。
何か得意なこと、興味のあることで、月1万円以上の副収入が得られるように副業を始めるのはおすすめですね。
そして、できれば、仕組化できるビジネスがいいです。
副業して、自分の時間がなくなってしまったり、本業がおろそかになってしまうと、よくありませんからね。
金持ち父さんにも書かれていますがビジネスオーナーを目指して、何かを始めていきましょう。
給料アップを目指す
これはやはり必要です。副業を促進されているからといって、本業をおろそかにしてしまっては意味がありませんからね。
転職するにしても、企業に必要とされる人材を目指しましょう。
先ほど、収入の10%以上を投資すると書きましたが、これは自己投資も含まれています。
例えば、本を読んだり、セミナーに行ったり、資格を取ったりと。
自己投資にもお金を充てて、出世して、給料をアップも目指しましょう。
なんだかんだで毎月安定してもらえる給料は大きいですからね。
メルカリフル活用
私も最近使い始めましたが、メルカリはとても便利ですね。
欲しいものは安く手に入りますし、いらないものもすぐに売れます。
また、粗大ごみで処分に1万円くらいかかるもの(例えば学習机とか)も、メルカリで格安で売ると、買い手があり、引き取ってくれたりと、節約にはとても便利なアプリです。
ふるさと納税
こちらも定番ですが、ふるさと納税もしておきましょう。
ふるさと納税は実質負担額2,000円で、所得にもよりますが、2~10万円ほどの地方の特産品をもらえます。
「さとふる」等でチェックしておきましょう。また「楽天のふるさと納税」で納付すればポイントもつくのでお得ですね。
過去には大阪の泉佐野市がAmazonギフト券を特産品にしてて話題となりましたが・・・。
その他、医療費控除など、サラリーマンでもできる節税はやっていきましょう。(ただし、住宅ローン控除のために家を買ってしまったら本末転倒)
副業で節税
先ほど、副業について書きましたが、副業は節税のメリットにもなります。
もちろん、公私混同はできませんが、副業のために使った経費、例えばパソコン代、打ち合わせ代、通信費などを経費にすることで、所得を抑えることができます。
赤字になれば、給与所得と合算することで、源泉された税金が戻ってきます。
副業を始めて、かつ、自分で確定申告もできるようになっておきましょう。
源泉されてイマイチ把握できていなかった税金・社会保険がどれだけ多いかも知っておくべきです。
ただ、事業に関係のない生活費を経費に入れて、還付額を不正に増やすのは犯罪になりますのでご注意ください。
本を読む
お金持ちになるために本を読むことはとても大切です。
先ほどの「金持ち父さん」や「バビロンの大富豪」など、資産運用に役立つ本はもちろんのこと、投資本や自己啓発本なども、多くの面で役に立ちます。
参考までに私のおすすめ本・・・
収入が増えたからと言って支出を増やさない
大事なことですが、収入が増えたからと言って、支出を増やしては意味がありません。
実は多くの人がこれをしてしまっていて、年収の割に生活に余裕がない人がおおいです。年収1000万円を超えている人も決してお金に余裕がある人ばかりではありません。
年収1000万円の先輩は芦屋(高級住宅地)に持ち家があり、レクサスあり、引っ越す前のマンションのローンも残っていて、子供教育費、習い事などで、結局、お金はカツカツになっているようです。収入の9割で生活し、10%は投資に充てる癖をつけておかないと、年収が上がっても資産は増えないみたいです
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) 2019年6月10日
と、私の先輩を例に出して申し訳ないのですが、年収1000万円に見合った(それ以上の)生活をしてしまいがちです。
どうしても見栄やプライドもあるのかもしれませんが、高年収の人でも、いわゆる、マネーリテラシーが足りない人が多いようです。
常に贅沢はコップから水が溢れてきたものでするようにしましょう。
老後貯金2000万円を確保するために できることから少しずつ
以上、長文となりましたが、老後貯金2000万円を確保するために、金持ちになるために、今からできることをまとめました。
節約できるところは極力節約して、投資に充てる癖をつけていきましょう。
あと、できれば、副業も始めておきたいですね。
毎月1万円でも副業で収入が上がれば、世界が大きく変わってくるはずです。
無理をしすぎず、できることからでいいので、初めてみてください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。