ども。投資軍師のかんべえです。
金価格が急騰しています。
不景気になれば上がると言われていましたが、本当に上がってきましたね。
安いうちに仕込んでおけばと思いました。
今からでも間に合うのか?それとも空売りをした方が良いのか?
今回は金投資について検証してみたいと思います。
目次はこちら
金(ゴールド)先物価格が急騰中
では、金の価格を見てみましょう。
(参照元:Investing.com金先物チャート)
この上昇すごいですね。
リーマンショック時の価格を上回っており、さらに上昇していっています。
コロナの不安が解消されない限り、急騰は続いて行くのかもしれませんね。
金先物価格が上昇している理由
やはり、コロナショックによるリスクオフが大きいでしょう。
また、米ドルも金利がほとんどなくなってしまい、金利の魅力がないのであれば、より堅実な金(ゴールド)へと資金が動いているように思えます。
米ドルが最近弱いですが、ドルから別の投資へと移っているのかもしれません。
ビットコインが上がっているのも、近い理由でしょう。
金(ゴールド)に投資する方法
では、金に投資する方法を見ていきましょう。
①ETF
まずはETF、以下の銘柄が金に関連するETFです。
「金の果実」の愛称でお馴染みの純金上場信託 (現物国内保管型) (1540)は、人気が高く、金地金1kg分のETFと金現物の交換が可能です。
信託報酬は0.4%~0.5%ほどで、そこまで高くはありません。
いずれも今回の金価格高騰で、ETFも高騰しています。
1株から購入できるため、約5千円から投資をすることが可能です。
②証券会社の金先物
続いて金先物です。
最近はCFDが流行しており、あまり証券会社の先物取引をしている人を見かけませんが、依然として、金先物も取引可能です。
- 日産証券
- 岡藤商事
- 岡安商事
- 光世証券
- フィリップ証券
- 楽天証券
など。ちょっと馴染みのないところが多いという印象です。
また必要資金も大きいです。
通常、金先物取引は1000グラム単位で取引がされています。
1グラム6000円~7000円ほど、その1000倍ですので、6,000,000円~7,000,000円が取引規模となります。
レバレッジは約25倍かけれるらしく、資金はフルレバで25万円ほどで取引ができるらしいです。
ミニ取引ではその10分の1、しかし、これはちょっとリスクが高いですし、個人投資家には規模が大きいですね。
あまり個人投資家で金先物取引をする人はいないでしょう。
③CFD
最後にCFDです。
GMOクリック証券CFD口座では金先物の取引ができます。
正確には先物期限がない「金スポット」と言われるものです。
現状2,000ドル前後の価格で推移しており
金スポットのレバレッジ20倍まで、取引単位は1倍です。
すなわち、1回当たりの取引が2,000ドル=21万円ほどです。
そして、レバレッジ20倍ですので、証拠金は約1万円から取引をすることができます。
また、売りからも取引できます。
金先物よりかは少額から取引ができますが、1回当たりの取引規模がやはり大きいので、堅実な投資はできないでしょう。
金投資する方法おすすめは?
金に投資する方法としては
- 少額から投資ができる
- 保有コストも大きくない
という点からETFがおすすめです。
「純金上場信託(現物国内保管型)(1540)」であれば、1株から購入可能で信託報酬も0.49%で人気も高い銘柄となっています。
価格調整差額はあまりに気にしなくていいか?長期保有は可能か?
先物投資となると価格調整差額(減価)が気になります。
ちょっと正確にはわからないのですが、原油先物価格と比べて価格調整額は小さいと考えられます。
参考:金先物CME
原油のように保管コストなどもなく、期近と期先の価格に大きな乖離は起きにくいということなのかもしれません。
より具体的にETFと金先物チャートを見比べてみるとわかりやすいでしょう。
「純金上場信託(現物国内保管型)(1540)」のチャートです。
続いて金先物価格チャートです。
一応連動しているようですが2011年の金先物価格が2,000ドル近くにあるのに、金先物ETFがあまり上げていません。
調べてみたところ、連動対象が少し違うようです。
指標価格は、国内の商品先物取引市場における金の先物価格から評価した、金地金の現在の理論価格です。具体的には、大阪取引所における金地金1グラムあたりの先物価格を、フォワードレート(先物価格と現物価格との値差を、現物価格を基準として年率換算し、百分率で表したものをいいます。)により現在価値に引き直し、金地金1グラムあたりの現在の理論価格を指標価格とします。大阪取引所の先物価格をベースとしているため、指標価格は「グラム・円」単位です。(参考:東証マネ部)
というわけで、少し価格が異なり
過去5年の金価格・金相場のチャートと連動しているようです。
参考:https://www.kanetsu.co.jp/gold/
ETFはよくわからない要素がありますが、要は、1540を2011年からずっと買い続けていたとしても、現在の時点でプラスになることができるという点が大きいですね。
原油先物ETFは暴落があると、減価を繰り返して、ETFも元値には戻りにくくなるのに対して、金先物はまだ堅実のようです。
原油投資の二の舞とならないように
ただ、よくわからないのもに投資はしないことが大事です。
2020年4月、原油先物も暴落したときに多くの人が投資に参加しましたが、痛い目に合いました。
一つは原油先物はいつか価格が戻るから買っておけばいいでしょう。
ということで、ETFやCFDを買った人が多かったのですが、原油先物には大きな価格調整があります。
原油先物チャートは長期的に見ても底堅く見えるのですが、あれはなんども価格調整(コンタンゴ)を繰り返した結果ですので、実質価格は底なしだったわけです。
さて、金先物ですが、原油先物ほど価格調整がないことはETFを見るとわかるでしょう。
ですが、暴落があったときにどうなるのか?見えないリスクもありますので、投資は慎重に。
周りが貪欲となっているときは注意が必要です。
金投資(ゴールド)始めてますか?
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) August 10, 2020
とはいえ、まだまだ金は原油ほど人気はないようです。
さらに2500ドルくらい突破してきて身近な人まで投資を始めてきたら・・・そこが天井かもしれませんね。
金先物価格を天井とみて空売りするなら?
逆張り投資家としては、空売りも狙いたくなります。
ですがCFDですと、取引規模も大きいので、
そこで、「NEXT NOTES 金先物 ベア ETN」というものを買ってみました。
金先物ベアなるものを買ってみました…果たして pic.twitter.com/0ud8MH0eb4
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) August 14, 2020
株価は5000円台と大きく下がっています。
信託報酬0.8%ですが、ベア系は価格調整も大きくなるでしょうから、長期保有は危険だと思います。
短~中期的にまた金価格が高騰しすぎたときに買い増しをしたいと考えています。
金先物投資におすすめ口座は?
金先物ですが、
CFD⇒GMOクリック証券CFD口座
ETF⇒松井証券
松井証券は1に約定代金50万円未満なら手数料無料ですので、個人投資家の方はほとんど手数料を払うことなく取引ができるでしょう。
まとめ 少額からETFで様子見を
といった感じで、駆け足で金投資について考えてみました。
まだまだ勉強不足なところもありますので、投資をしながら知識を深めていこうと思っています。
もし、ETFでも減価が少なく、長期投資が可能なのであれば、下がったときに買っていくスタイルで積立するのもありだと思っています。
原油や仮想通貨と同じく、周りが貪欲になっているときには慎重に行くことが大事です。
また経過をご報告していきます。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任、自己判断で。