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米国VIを売りのみで稼ぐ堅実投資法(相場安定時にコツコツ稼ぐ)

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米国VIのショート(空売り)のみで稼ぐ堅実投資法を書きました。

米国VI投資法

ども。投資軍師のかんべえです。

今回は最近人気が高まっている米国VIについてです。

米国VIは相場暴落時には価格が高騰する一方で、相場安定時・上昇時には価格をどんどん下げてくれますので、価格高騰時に売りポジションをとれれば、相場安定時にも稼ぐことができます。

つまり、相場が安定すればするほど稼ぐことができる商品なんですよね。

私もそこに目をつけて、米国VI売りを実践しています。

今回は私が実践している「米国VIを売りのみで稼ぐ堅実投資法」をまとめてみたいとおもいます。↓米国viにおすすめな証券会社を見る

⇒コロナショックにより急騰しています。現在の状況を追記しました。

米国VIとは

米国VIとは恐怖指数(VIX)に連動する指数先物商品です。

VIXはS&P500(アメリカの株価指数)のボラティリティ(値幅)に連動するもので、株価が暴落したときに数値を上げます。

GMOクリック証券のCFD口座」で取引をすることができます。

米国VIは株価が暴落すると上昇し、株価が安定・上昇しているときは下落する傾向のある銘柄です。

相場暴落前に米国VIを買っておけば、暴落時に米国VIの価格が上がるので利益を得ることができます。

また、逆に相場安定時、上昇時に売っておけば、米国VIの価格は下がっていくので、利益を得ることができます。

米国VIは15~30ポイントを推移しており、1lotで1ポイントの値幅で1000円の利益が出る取引となります。

参考サイト:恐怖指数(VIX)とは?利益をあげるための3つの基本戦略

米国VIの性質をチャートで分析

では、実際に米国VIのチャートを見てその性質を分析してみましょう。

米国VIチャートYahoofinance米国VIチャートより抜粋)

2019年1月のドル円フラッシュクラッシュ時の暴落時に大きく価格を上げています。30ポイントを超えていますね。

S&P500チャートと比較すると

S&P500チャート2019年(S&P500チャート)

米国viと比較すると、S&P500の暴落時に米国VIの価格が上がっているのがわかるかと思います。

米国VIは人気が高まっている

この米国VIは最近人気が高まっています。

取引のしやすさ、暴落したら上がり、平常時は価格が下がるというわかりやすさからなのか、また人気投資ブロガーのあやたかさんの株ブログでも取り上げられており、取引する人も増えてきています。

私も米国viのトレードをしています。

ただし、ポリシー通り堅実投資法で実践しています。

具体的には20ポイント以上に上昇した後、ショート(売り)をしていきます。買いは一切せず、売りのみで、堅実に稼いでいく手法です。

以下、詳しく解説していきます。

米国VIショート(空売り)投資法を解説【ブログで実践中】

私が実践している米国VIショート投資法ですが、以下のルールで実践しています。

米国VIショート投資法

 

  • 取引はショートのみ(空売り)口座資金は3~10万円ほど
  • 米国VIが20ポイントを超えるような暴落をひたすら待つ
  • 株価暴落後、米国VIが高騰してもすぐには取引しない
  • 暴落から数日後、株価が落ち着いてきたらショートポジションを取る(2枚以上)
  • ロスカットされないようにロスカットポイントは30~40ポイント近くにしておく
  • 米国VIが下落し15ポイント以下になったら半分決済する
  • 残りはずっと保有し続けて、コツコツ含み益を増やしていく(ロスカットラインは20くらいまで下げておく)
  • 以上を繰り返し、相場安定時にコツコツ稼いでいく

米国VIは正直リスクの高い先物取引になりますが、こちらも極力堅実に、レバレッジを低くして、本当にチャンスの時にしか投資をしないようにする戦法です。

補足解説していきます。

①取引はショートのみ

米国viはショートでしかトレードしません。

その理由は相場はほとんどの期間が上昇と安定だからです。

特に現在の地合いでは顕著です。

もう一度、S&P500のチャートを見てみましょう。

S&P500チャート2019年
(S&P500チャート)

年初のドル円フラッシュクラッシュ以降はほとんど大きな下落を見せず、上昇を続けています。

6月末に小暴落はありましたが、基本は上昇・安定の期間であることがわかります。

相場は基本は上昇と安定が続き、暴落は比較的短期間です。特に現在の地合いではその傾向が強いですね。

ですので、単純にショートをした方が稼げる可能性が高くなるというわけです。

ロング(買い)ですと、タイミングよく暴落の前に買わないと、価格はどんどん下がっていきます。後述しますが、米国VIチャート上は15ポイント近辺が底値のように見えますが、価格調整差額で毎月調整されていますので、実際は下落が続き含み損が増えていくことになります。

②米国VIが20ポイントを超えてから売る

米国viが20ポイントを超えるまでは取引をしないというルールも設定しています。

米国VIのチャートを5年間分みてみましょう。

米国VIチャート5年
Yahoofinance米国VIチャートより抜粋)

最近は特に相場が安定していますので、20ポイントを超えるのはなかなかありません。年に数回ほどです。

ですが、焦って、15ポイントあたりで売りをしかけてしまうと、一気にロスカットしてしまう可能性がありますので、注意が必要です。結局、損をしてしまっては意味がありませんからね。

なかなか取引チャンスが無いのですが、気長に待つ戦法でやっています。

2019年は年初のドル円フラッシュクラッシュ以降はポジションを取れていません。夏枯れ相場あたりで狙いたいとは思っていますが、暴落があるまで待ちですね。

③暴落から数日後、株価が落ち着いてきたらショートポジションを取る(2枚以上)

私の場合は米国VIの高騰時にすぐにポジションを取ることもしていません。指値20で設定したりもしていません。

なぜなら、暴落時にはどこまで米国VIが上がるかわからないからです。20ポイントで止まる時もあれば、年初のドル円フラッシュクラッシュのように30を超えてくることもあるからです。

ですので、暴落後、数日期間を置いて、相場が落ち着いてきたときにショートをしかけます。

ちょっと難しいのですが、暴落後1日~5日後を目安にポジションを取ることとしていますね。

相場が落ち着いて株価が上昇しても米国VIはすぐに20ポイントから15ポイントに下がったりはせず、ジワジワ下がる傾向がありますので、その時を狙って売りをしかけるようにしています。

もちろん、暴落が終わったと見せかけて再度暴落することもあるのですが、その時は少し塩漬けするか、損切りをするようにしています。

ポジションは2lot以上とるようにしています。これは1lotは早めに決済し、残りは長期に持ち続けてコツコツ稼ぐためです。

④ロスカットされないようにする

ロスカットラインも幅を取って設定するようにしています。

状況にもよりますが、20ポイント近辺でショートポジションをとったら30ポイント以上にロスカットラインを設定して、多少の変動ではロスカットされないようにしておきます。

これはあくまでここ数年の地合いを前提としているのですが、暴落を耐えれば、近いうちに安定相場が続きますからね。ショートポジションを持ち続けても利益が出る可能性が高いわけです。

⑤相場が安定し、米国VIが15以下になってきたら半分決済し、残りは長期保有

無事、20ポイント以上でショートポジションを取ることができれば、相場が落ち着き、米国VIが15ポイント以下になるまで保有し続けます。

そして、15ポイント以下となれば半分利確します。

残り半分は長期保有して、安定相場時の間、含み益を増やしていきます。安定相場がいつまで続くかわかりませんので、次の変動までおいておきます。

ロスカットラインを20ポイントくらいに設定しておいて、仮に暴落があってロスカットされてもプラスになる状態が理想ですね。

以上のような投資法で、年に数回しかトレードする機会がないですが、それでも堅実に稼げるよう実践しています。

価格調整差額とは?

米国VIの価格調整差額についても解説しておきます。

もう一度、米国VIチャートを見てみましょう。

米国VIチャート5年
(Yahoofinance米国VIチャートより抜粋)

こう見ると、10~15ポイントくらいが底値でそれ以上は下がらないように見えます。これなら下がったときに買っておけば問題ないように思えますが、そういうわけではありません。

チャート上は底堅くでも、これは毎月、連動対象を期先のものに乗り換えているためであり、毎月価格調整差額という調整金が発生しています。

先物取引というのは期限が決まっています。

6月限月もの、7月限月もの、など、それぞれ価格は異なっています。

しかし、米国VIには期限がなく、ずっと保有することが可能です。

それは、毎月、連動対象を期先のものに乗り換えているためです。

例えば、この記事を書いている2019年6月では、米国VIは7月になると、6月限月もののVIXから7月限月ものに乗り換えることをしているわけです。

その結果、6月限月ものと7月限月ものとでは価格が違うので、その差額が価格調整差額として、プラスまたはマイナスで処理されるわけです。

相場安定時であれば、売りポジションを持っているのであれば、基本は価格調整差額はプラスに働きます。多くの場合、古い先物よりも新しい先物のほうが価格が高くなるためです。これをコンタンゴといいます。

6月限月が15ポイントで7月限月が16ポイントだとすると、1ポイント分価格調整差額が発生し、米国VIの価格は16になります。ですので、チャート上は底堅く見えるわけですね。

そして、15ポイントで売りポジションを持っていた場合、16ポイントに乗り換えが起きるため、含み損が増えますが、その分の調整が価格調整差額としてプラスで計上されることになります。

一方、相場暴落時はバックワーデーションといい、期先の価格の方が低いケースもあります。その場合は売りポジションを持っていると乗り換え時に含み益が増えるため、価格調整差額がマイナスに働きます。

しかし、多くの場合は相場は安定しているためコンタンゴが多く、結果として、売りポジションを保有していると価格調整差額がプラスに計上されることが多くなります。

VIXは将来のボラティリティの高さで価格が決まりますが、直近限月のものより期先限月のものの方が相場が変動する不安がありますので、価格が高くなる傾向があるわけです。ですので、6月限月より7月限月のVIX先物の方が価格が高いというわけです。これがコンタンゴです。

一方、相場が急落してVIXの価格が高騰したときは、将来の方が相場が落ち着くと期待されることから、期先限月のものの方が価格が低くなることがあります。これがバックワーデーションです。

相場変動があまりない最近の相場ですと、コンタンゴの方が多くなりますので、米国VIは売りの方が勝率が上がると予想されます。


VIX専門家のたんすさんにご教授いただきました。本当にありがとうございます。(たんすさんのブログ⇒たんす投資

まあ、完璧な理解はなかなか難しいのですが、米国viは相場安定時・上昇時にどんどん価格を下げていくものなので、チャート上は底堅く見えても、実際はどんどん価格を下げてくれていて、含み益も増えていくということを理解してもらえたらいいですね。

価格調整差額は分配金ではない

もう少し詳しく説明しておきます。

価格調整差額はまるで分配金のように保有玉に計上されていくのですが、決して分配金ではありません。

例えば2020年1月の米国viの価格調整を見てみましょう。

2020年1月価格調整

安定相場が続いていたため、期先のものが価格が高い、コンタンゴが発生しています。

この場合、売り玉を保有していたら1枚につき+2,494円、買いの場合は-2,494円とななります。

一方、保有している米国viは12.91⇒15.18に価格が上がります。連動対象を期先のものに乗り換えるからです。

となると、何もしていないのに価格が上がるので、売り玉を保有している人は2,494円含み損が増えてしまいます。

ですが、実質は変わっていませんので、その分が価格調整差額として+2,494円計上されるというわけです。

価格調整差額が発生する前と後では、実質損益は何も変わっていないわけです。

ただ、このように期先の価格が高いものに乗り換えることが続くと、チャートは底堅く見えますが、実質はチャートがずっと下降していると同じになり、売り玉を長期保有していると、価格調整差額も併せて含み益が増えるというわけです。

もちろん、相場が荒れてしまうと逆のパターンが起きます。(バックワーデーション)

【注意】米国viショートのロスカットレートを80超にしてても安全はない理由

レバレッジ管理について

FXのスワップ投資と同じく、米国VIもレバレッジを低く、基本はロスカットされないように運用します。

米国VIは10倍までレバレッジをかけることができ、1ポイントあたり1000円の損益となります。

ですので、20ポイントで売りポジションを取り、30ポイントをロスカットラインにすると考えると、10,000円以上は入金しておかなければなりません。

2lotで行くなら20,000円ですが、余裕を持つためにも3~10万円ほどは口座にいれておきたいですね。

私もそうですが大体取引は2lotまでにしておき、儲かってきたら、徐々にlot数を増やしたいと思っています。

実践結果:ドル円フラッシュクラッシュ時にトレード成功

私は2年前くらいから、米国VIを始めていて、何度かロスカットも食らっているのですが、上記の投資法を実践してから少しずつ結果が出始めています。

26ポイントあたりでショートできていたポジションを15ポイントあたりで利確することができました。約1万円の利益を出すことができました。(参考: 2019年2月収益報告米国VI

次は2枚(2lot)以上で取引をしたいと思っています。

2019年1月にポジションを取り、2月末に決済してしまったのですが、結果論にはなりますが、もっと保有し続けていれば、価格調整額も得れたのですがね。次は長期保有分も用意しておこうと思います。

米国VIにおすすめの証券会社

米国VIを取引するのにおすすめの証券会社は上述した通り「GMOクリック証券のCFD口座」です。

手数料が他社より安く、サポートもしっかりしており、注文画面もわかりやすいですからね。

GMOクリック証券の他には外資系の「サクソバンク証券」でも米国viの取引ができますが、手数料に差がありすぎます。

口座名スプレッド取引手数料最大レバレッジ備考
GMOクリック証券1単位あたり
0.05ドル
無料5倍手数料も安く、とても使いやすい証券会社。国内米国viトレーダーのほとんどがここです。
サクソバンク証券

1単位あたり
0.01 USドル
取引数量×0.025 USドル
(最低10USドル)
10倍コストは高いですが、取扱銘柄が多く、国内株のCFDも可能。
(CFD口座各社比較 2019年8月時点)

サクソバンク証券は最低手数料「10USドル」というのが痛いですね。

最低手数料が約1,100円ほどかかりますから、小口のトレードには向いていないんですよね。

ですので、資金力があり、1lotを大きくトレードしたいのでなければ、GMOクリック証券で良いでしょう。

その他、国内ではDMM社のCFD口座もありますが、こちらは米国viを取り扱っていませんのでご注意を。

米国VI投資の始め方、ショート注文方法

では、初心者の方向けに米国VIの注文方法も解説しておきます。

1.GMOクリック証券CFD口座を用意する

米国VIですがGMOクリック証券のCFD口座を使います。手数料も安く、取引もしやすいのでおすすめです。

⇒GMOクリック証券CFD口座開設はこちら

2.CFD口座にログインする


(GMOクリック証券PC版ログインヘッダーメニュー)

ログインを上部メニューの「CFD」をクリックし、「指数・商品」をクリックします。

3.米国VIの銘柄を選択する

「指数・商品」の画面で左サイドメニューに「銘柄一覧」というものがあり、詳細選択すると以下のような画面となります。

CFD銘柄一覧

ここで米国VIがありますので、選択します。

4.注文する

続いて注文をします。

米国VI注文
(米国VI注文画面)

今回は20ポイントで売りの指値注文をしてみます。

米国VI注文

  • 売買:売
  • 注文タイプ:指値
  • 取引数量:1
  • 注文価格:20
  • 有効期限:当日

実際は暴落後に落ち着いてから売りを入れますので、指値で価格が上がるのを待つという注文はしません。

暴落が起きて、米国VIの価格が20を超えてきたら注文をするという感じです。それでも、指値注文はしておきたいですね。成行ですと、不利な価格で約定してしまう可能性もありますからね。

注文確定

これで注文確定です。

5.ロスカットラインを変更しておく(重要)

注文が完了し、注文履歴を見ると以下のようになっています。

注文履歴

ロスカットレートは「自動」となっており、証拠金に応じてかなり狭い値幅でもロスカットされるようになっています。これですと長期保有が難しいので「変更」をクリックします。

ロスカット変更

ロスカットレートのところ「指定」に選択して「30」にしておきます。

ロスカットライン

「確認」を押すと、必要証拠金が算出され、証拠金が足りていれば変更できます。

以上で注文は完了です。

米国VIは資産運用としておすすめできるのか?

さて、米国VIですが、堅実投資として、資産運用としておすすめできるのか?という点ですが、ちょっとリスクが高い投資に分類されてしまいますね。

空売りですから損失は天井知らずです。

リーマンショック級の暴落があれば、値飛びが起きてロスカットライン以上のマイナスを食らってしまう可能性もあります。

ですが、最近の地合いでは、相場が安定している期間がほとんど、その間にどんどん価格を下げてくれる米国VIには魅力があります。

私もそうですが、初心者の方は特に2lot~3lotまでで取引を続けるのが良いかなと思います。

基本は上記のルールでやればそんなに損失はないはずです。ただ、取引をする機会はかなり少ないですが・・・。

売りポジションを持っているときに大暴落がありロスカットを食らってしまう可能性はあるのですが、そのとき仕方がないと思って、あまり資金は投じず、続けてみようと思います。

繰り返しますが、2019年の現状は相場が安定していますので、有効だと思います。またトレンドが変わり、下落トレンドが始まったら手を引いた方がいいでしょう。

また、CFDといったちょっとテクニカルなトレードをしますので、投資初心者の方にはおすすめしません。

米国VI投資の心得 

  • 米国VIはリスクのある取引
  • 2lot以上は基本は取引しない
  • 下落トレンドが始まったら手を引く
  • それまでは価格調整差額も増やしつつ長期保有で稼ぐ
  • 投資初心者の人はおすすめしない
投資軍師かんべえ
祖相場安定時に稼げるのは魅力ですが、初心者の方は避けた方がいいでしょう

 

米国VIの買い(ロング)はなぜおすすめしないのか?

ちなみに米国VIの買いはおすすめしていません。

もちろん、暴落の直前に買えれば利益が出るんでしょうけど、暴落を予想することはほぼ不可能です。私にはできません。

そして、どんどん減価していきますので、暴落が来なければ、資産がどんどん減っていくことになります。現在の地合いでは安定相場の期間がかなり長いので、売るタイミングを逃してしまいますと、どんどん資産が減ってしまいます。損切りをしなければならなくなります。

米国VIを買うなら暴落を予想して短期で買うことをおすすめします。

いつか上がるだろうという感じで長期に保有してしまうと、それは私が失敗している投資でVIX1552ETFを長期保有したり、日経平均ダブルインバースを長期保有するようなものと同等なりますので、勝率は低いと思った方がいいでしょう。

追記:暴落イベントの前に買うのはありかも

追記です。基本はショートのみの投資スタイルで良いと思っていますが、暴落イベントの前に買ってみる戦略も実施してみました。

参考:7月31日米国利下げで株価暴落となったときの投資戦略

2019年7月31日に米国FOMCにて利下げが決定されるのが濃厚となっていました。

過去の事例を見ると、利下げ後は暴落が起きているようでした。

しかも、それまで安定相場が長く続いていますので、そろそろ調整があるのではないかと思い、夏枯れ相場という季節にも乗っかって、米国viの買いを入れてみました。

米国vi買い約定のキャプチャ画像がこちらです。米国VIの買いを入れました。

ちょっと見づらいですが、約定日7月29日、約定レートは14.51でした。

そして、その後、米国利下げが予想通りなされて、少しVIXが上昇。

ただ、そのまま安定化と思いましたが、トランプ大統領の対中制裁発言を機に一気に暴落が始まり、米国viも高騰していきました。


(NYダウチャート)

米国利下げ後に2000ドルほどの暴落を見せています。

そして、米国viチャートを見ると

米国利下げ後の米国viチャート
(米国viチャート)

一気に上昇し、22ポイントまで上げています。

14ポイントで買えていますので、かなりの値幅をとることができたいというわけです。

ただ、1lotしか買っていません。1lotですと、1ポイントあたり1000円の利益ですので、まあそこまで大きな利益にはなっていませんが、買いのタイミングはドンピシャでした。

※その後、19ポイントあたりで売り、ドテンショートに切り替えています。
⇒米国viを決済しドテンショート2枚追加してみました。

このように、今後も暴落イベント前にギャンブル的に買うのはありかなと思っています。イベント後に暴落が起きなければ、即損切すればいいわけですからね。

米国vi買いの投資法をまとめますと

米国VI買い戦略

 

  • 米国利下げ等、暴落が起きるかもしれないイベント前に買いを入れる(小lot)
  • イベント後に暴落が起きなければ即損切する
  • イベンド後に予測通り暴落が起きればできるだけ大きな値幅を取って決済する
  • ロング決済後、相場が落ち着いたところを見計らってショートに切り替える

このような投資法で買いでも利益を出せればと思っています。

参考:米国VI買いのタイミングを考えてみました。

コロナショックで大暴騰!米国viは80を記録

追記です。さて、大変なことになってきました。

コロナショックの影響で株価は大暴落、VIXもリーマンショック超となりました。

そして、米国viの価格も80ドルを付けました。

米国viチャート2020年3月
(米国viチャート2020年3月時点)

誰も予想がつかなかいことではありましたが、本当にすごいです。

米国viショート保有者が数多くロスカット、塩漬け

さて、LINE相談等やTwitterでも報告を見ていますが、米国viショート保有者がかなり多かったようです。

もちろん、相場安定時には良い投資だとは思っていましたが、投資初心者の方も多く参加されていたのは意外でした。

なぜなら、米国viという一見よくわからない指数先物で、CFDといった一般の人にはなじみのないトレードだったからです。

詳しくはサブブログの「【注意】米国viショートのロスカットレートを80超にしてても安全はない理由」に書いていますが、多くの人がロスカットレートをリーマンショックよりはるかに高い80くらいにロスカットレートを設定していれば、いつかは儲かると考えていたようです。

しかし、それは間違いです。

なぜなら、バックワーデーションが起きるからです。

前回(2020年3月)の価格調整を見てみましょう。

米国vi価格調整バックワーデーション
(2020年3月米国viの価格調整)

46.39⇒38.6に価格が下がっています。

これがバックワーデーションです。(価格調整の基礎は↑

価格が低く、期先のものに乗り換えられます。

つまり、VIXの長期チャートで天井が60を超えないと思っていても、それは価格調整を毎月繰り返した結果です。

46.39⇒38.6になった米国viが現在は60を超えています。

38.6⇒60になったと考えると、プラス21.4増えたことになります。

仮に46.39でショートポジションを持っていた場合、現在の60は実質は67.79と同じです。

結果としてロスカットレートを80に維持しようと思うと追加の証拠金が必要になるわけです。

そして、毎月バックワーデーションが繰り返されると・・・?

米国viの価格は実質80を超えてくるわけですから、ロスカットした場合と同じ状態になります。

確かに証拠金を積んでいけばロスカットしないことはできますが、それは底なしの無限ナンピンと同じです。この点はご理解ください。

そして、いつまでバックワーデーションが続くのか?ということですが、恐らく、米国viが高止まりしている限り続くでしょう。

目安として「Vix Central」のサイトが参考となります。また、サブブログで詳しく書いていますので参考に。

米国vi両建てでロスカットを防ぐのは得策か?

また、ロスカットしないためにも買いを両建てして一時しのぐのはどうか?という質問もいただきました。

正直、個人的には即損切して堅実投資に切り替えるのが良いと思いますが、なかなか損を切るのは難しいのも事実です。

この点、GMOクリック証券公式に聞いてみたところ

両建取引は反対売買時にスプレッドによるコストをお客様が二重に負担すること、または決済の仕方によっては取引コストが二重にかかる場合があることにより経済合理性を欠く取引でありますので当社では推奨するものではありません。お客様の判断と責任においてお取引ください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

このような回答を頂きました。

結果、確かにその場しのぎの両建ては可能のようです。

ただ、取引コストが余分にかかってしまいます。あまりお勧めする方法ではないようですね。

かんべえの投資状況は?

私は運よくノーポジです。

ルール通り、米国viが20を超えてきて、そして、落ち着いたときに売ろうと思っていましたが、相場は急落を続け、VIXも高騰していってしまいました。

そして、新規売りは停止。取引はできません。

ルールを守っていて本当に良かったと思います。

できれば買いを入れたかったですが・・・(実は昨年末まで買いを保有していたのですが)

まあ、損をしないことが大事ですね。しばらく米国viの取引はできないと思います。

まとめ

以上、私が実践している「米国VIを売りのみで稼ぐ堅実投資法」について書きました。

まとめますと

  • 取引は売り(ショート)のみ
  • 20ポイントを超えるような暴落が落ち着いたらポジションを取る
  • 15ポイントを割ってきたら半分利確、半分長期保有して価格調整差額も加味して稼ぐ
  • ロスカットされないようにロスカットラインは30~40で設定
  • リスクのある投資なので少額から始める(2lotほど)
  • 相場が下落トレンドになったら手を引く
  • 米国VIは初心者の方の資産運用としてはおすすめできない
  • 暴落イベント前のギャンブル買いもやっていく

まだまだ一度うまくいっただけの投資なので、今後も継続して稼げるかは分かりません。実践していきまた情報をアップデートしていきたいと思います。

以上、少しでもお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

口座開設は以下よりどうぞ
GMOクリック証券のCFD口座

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カテゴリ: CFD, 米国VI

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