投資初心者の方向けにNISAの始め方を徹底解説
つみたてNISAがいいか?一般にNISAがいいか?
どの銘柄がおすすめか?投資方法は?
ども。投資軍師のかんべえです。
2014年からスタートしたNISA(少額投資非課税制度)ですが、もうかなり一般的となりました。
投資を始まる際はまずはNISA口座を開設するのが一般的となりました。
私もNISAはもちろんやっています。
今回は改めてNISAについて検証してみたいと思います。
目次はこちら
NISAとは?
NISAとは少額非課税制度の略語で、株式や投資信託の売却益が非課税となる制度です。
2014年からはじまり、限度額も年120万円(期間5年)。
2016年にはジュニアNISA、2018年から、つみたてNISA(年40万円の非課税枠、期間20年)が始まり、投資の幅が広がっています。
2024年から新NISAがスタート
また、2024年から新NISAがスタートします。
- 一般NISAは一般枠102万円と積立枠20万円の二階建てに
- つみたてNISAの非課税期間が5年延長
- ジュニアNISAは2023年で終了
ということで、さらに制度が拡充されます。
参考:2024年から新NISAがスタート。一般NISAとつみたての合体版
投資をするならNISAを使うのはあたりまえ
NISA口座を使えば株や投資信託の利益が非課税となります。
つみたてNISAを使うか、一般NISAを使うか、といった選択はありますが、基本的に投資をするならNISAを使うのは当たり前になってきています。
NISA口座にすると手数料が無料になる証券会社もあります。
メリットしかない制度となっています。
つみたてNISAがいいか?一般NISAがいいか?
では、本題です。
NISAはつみたてNISAと一般NISAと、どちらかを選ばなければなりません。
皆さんはNISAしてますか?
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) October 1, 2020
アンケートを取ると、つみたてNISAを選択されている方が多いようですが、果たしてどちらが良いのでしょうか。
それぞれの特徴、メリット・デメリットを見ていきましょう。
つみたてNISAの特徴、メリット・デメリット
つみたてNISAの概要を見てみましょう。
- 非課税投資枠が年間40万円
- 期間は最長20年間
- 最大800万円
- 少額からできるところが多い
- 対象商品が限られる
- 取引手数料が無料になる
つみたてNISAのメリットはなんといっても最長20年間というところです。
一般NISAは非課税期間が5年ですから、その4倍にもなります。
つみたてNISAの場合、NISA枠で購入した銘柄が20年以内に利益が出ればいいわけですから、かなり有利になるというわけです。
ただし、対象商品は限られます。
- eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)
- iFree TOPIXインデックス
- SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))
- 日本株式・Jリートバランスファンド
- 年金積立Jグロース(愛称:つみたてJグロース)
などの投資信託のみで個別銘柄は対象となっていません。
また、海外ETFで人気の「VOO」や「VTI」にも投資ができません。
インデックス投資家にとっては良いかもしれませんが、私のようにテーマ株投資等をメインにしている場合には使い勝手が悪いです。
また、投資信託はどれも信託報酬が年0.1~1.5%あります。
20年間ストックできるのはいいですが、長く保有すれば信託報酬で運用会社は儲かるというストックビジネスも入っているので、このあたりもデメリットの一つでしょう。
また、非課税枠が年40万円しかないのも気になります。
インデックス投資であれば、大きく下がったときに大きく買っておきたいところです。
しかし、年40万円ですのでチャンスの時にも一般にNISAと比べると、あまり非課税枠で買うことができないというデメリットがあります。
大きく暴落しているときに買えなければ、利益はできません。20年間ストックできるのは良いですが、その分、利益が出る可能性も少なくなるというわけです。
この点を加味すると個人的には一般の方がいいのでは?と感じています。
一般NISAの特徴、メリット・デメリット
続いて一般NISAを見てみましょう。
- 非課税枠年120万円
- 期間は最長5年間
- 対象商品は個別株も含まれる
- 最大600万円
- 取引手数料が無料になる
- 5年経過後は非課税枠へロールオーバーも可能
一般NISAのメリットは年間120万円の非課税枠があるという点、そして、個別株も対象であるという点です。
ただし、期間は5年です。5年の間で利益を出さなければなりません。
5年で保有したまま非課税期間が過ぎてしまった場合、ロールオーバーといい、次の非課税枠で補填することも可能のようです。
個人的には一般NISAの方がおすすめです。
なぜなら
- 個別銘柄に投資ができる
からです。
私はメイン投資の一つとして「テーマ株投資」を実践しています。
これは、今後来るであろう、ビジネスに関連する銘柄に投資する方法で、うまく行くとストップ高銘柄をつかむことができています。
ここ数年は地合いも良く、数銘柄ストップ高を経験することができています。
環境管理ストップ高㊗️
他の銘柄が損ばかりなので癒されます。#環境管理 pic.twitter.com/b1QsuiNFRT— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) May 7, 2019
このように2倍、3倍となったとき、NISAを使えていると大きいですよね。
もちろん、リスクはありますが、ストップ高銘柄が非課税となればかなり大きいです。
さらにインデックス投資をするにしても海外ETFのVOOやVTIにも投資ができます。
関連:インデックス投資は何がおすすめか?楽天VTIは使わない理由
そして何より
- 非課税枠が年120万円
年間の非課税枠がつみたてNISAよりも3倍も多いのは評価できます。
なぜなら、できるだけ下がったときに大きく買いたいからです。
インデックス投資でも暴落時にできるだけ大きく買えば、平均取得単価も下がり、トータルでの利益が出やすくなるわけです。
テーマ株投資においても、狙っている銘柄が下がったときにしっかりと大きく買いたいですからね。
この点からも私は一般NISAの方が良いかなと思っています。
ただし、非課税枠年120万円ということは、1年で120万円も株を買わなければなりません。
結論:つみたてNISAと一般NISAとどちらが良いか?
個人的には一般NISAをおすすめします。
- 個別銘柄に投資ができる(テーマ株投資ができる)
- 年間の非課税枠が120万円と大きいので、暴落時等、チャンスの時に大きく買える
- 海外ETFにも投資ができる
やはり、個別銘柄に投資ができるのが大事ですね。
狙っている銘柄がマクロ(全体)で大きく下がったとき、できるだけ非課税枠を使って買いたいわけです。
その点からも個人的には一般NISAを使いたいですね。
ただ、年間120万円も投資に充てたくない人もいますし、非課税期間が20年で、総額も大きいわけですから、国内の投資信託をつみたてて行きたい人はつみたてNISAがいいでしょう。
このあたりは、ご自身の投資スタイルに合わせて始められると良いと思います。
ただ、個人的にあまり気に入らないのが「投資信託」にどんどん積立てることです。
ストックビジネスで、皆がこれをしてくれれば、証券会社はどんどん儲かるわけですからね。それは多くの会社がおすすめすると思いますね。
証券会社はどこがいいか?おすすめ銘柄及び投資法についても追記していきます。