★2018年2月6日ダウ平均株価が1100ドルもの暴落後、翌日の日経平均株価は1500円超の大幅下落が起きました。
世界同時株安の再来か?今後株価はどうなるのか?
そして、当ブログでもコツコツ投資をしていた暴落対策のための投資は利益を得ることができたのか?
※2018年10月11日も日経平均1000円超の下落がありましたので、記事下に追記しています。
ども。投資軍師のかんべえです。
いや~、すごいことが起きましたね。
NYダウが1100ドル以上の下げ、そして、日経平均株価も1500円以上の下落です。
日経平均は21000円を割る勢いですね。
確かに今まで調整がなかったというのもあるのですが、ここまで下げるとは・・・
果たして、このままリーマンショックのように世界同時株安、下落トレンド、不景気となってしまうんでしょうかね。
それは誰にも分らないのですが、こういう時のために、暴落に備えた投資を実施してきました。
では、今回の暴落で利益を得ることができたのか、見てみましょう。
目次はこちら
2018年2月6日 日経平均1500円以上の大暴落 世界同時株安の再来か?
改めて今回の暴落を振り返っておきましょう。
まずは2月6日のNYダウです。
その前日も600ドルの下落で、やばいなとは思っていましたが、まさかそれ以上の下落が来るとは・・・・
25520ドルから24,345ドルまでの大幅下落です。
日経平均は時々1000円超えの下げはしていましたが、NYダウがこんなに下がるのは珍しいですよね。一体何が起きてしまったのか・・・・
まあ、今まで全く調整がなくダウは上昇し続けていましたからね。異次元の調整だと思いますが・・・
そして、日経平均株価です。
1500円以上の大幅下落です・・・!
本当にすごい。
今回の暴落は大幅な調整であると判断 今後の株価の見通し
今回、なぜこんなにも株価が暴落してしまったのでしょうか。
色々と調べても明確な原因はわかりません。
FRB議長がイエメン氏からパウエル氏へと変更になったからか?米国の利上げが始まったからか?
もちろん、リスクが上がる理由にはなりますが、それで、ここまで大幅に下がる理由はよくわかりませんよね。
恐らく、今までも明確な根拠がなく、はっきりとした調整もなく、株価が上がり続けたことが原因だと思いますね。
リーマンショックやギリシャショックの時のような明確な要因はありません。
ですので、私の完全な個人的な見解ですが、今回も大きな調整をしているだけで、株価は元に戻ると思いますね。
ただ、どこまで下がるのかは分かりませんし、いつまで続くのかはわかりませんが・・・。
まあ、当ブログでもメルマガなどでも常に書いていますが、どんな時でも稼げるような堅実な投資スタイルを身に着けることが大事です。
そう、暴落時にも稼ぐ投資をするということが大事ですね。
では、かんべえが実践している暴落に備えた投資は利益が出ているのか、順にみていきましょう。
暴落対策投資①:VIX短期先物1552 恐怖指数に連動
まずは、恐怖指数に連動するといわれている、多くの投資家からたたかれてまくっている銘柄「ETFVIX短期先物1552」です。
このブログでは何度も書いていますので、詳しくは上記の記事を参考にしていただきたいですが、このETF銘柄のVIX短期先物は投資家の恐怖指数に連動して株価が上昇する銘柄です。
おもにNYダウ、S&P500に連動するようですね。ダウが下がるとVIXの株価が上がるようになっています。
そして、私はこの銘柄がすごいと思い、2013年から暴落に備えて買い続けたというわけです。
投資を始めた2013年には株価が1500円くらいだったのですが、アベノミクス、米国経済の回復によりどんどん下がり、100円を割ってしまい、そして、株式の併合(200:1)がされて、さらに下がってしまっていました。
いつか来るリーマンショックの再来に備えて、どんどんナンピン買いしていたのですが、もういい加減ほったらかしになっていましたね。
では、その1552は今回の暴落でどうなったのか?
(参考:Yahoo Finance 国際のETF VIX短期先物指数)
さすがにストップ高ですね!
出来高がないということは誰も買えなかったのでしょうかね?記事を書いている時点がちょうど取引が終わった時間なので何とも言えませんが。
というわけで、やはりこれは暴落対策になりますね。
なりますが・・・私自身はというと。
というわけで、取得平均が100,000円ですので、いまだに200万近くの含み損です・・・。
まあ今回の件でかなり含み損は減りましたけどね。5年かけて積みあがった含み損はデカいですね。
20日連続くらいストップ高にならないと含み益にはならないでしょう。ですが、今回のような異次元な下落があると、ダウも20,000ドル割れ、15,000ドル割れというのも可能性はあると思いますので、気長に待ちたいなと思います。
減価、減価、と言われてきましたが、逆に下落トレンドでは増価するのか?見てみたい気持ちはありますね。
※ちなみに相対する銘柄2049VIXインバースは早期償還ルールに抵触して早期償還されてしまったようです。なんということだ・・・・(参考:外国指標連動証券の早期償還の決定に関するお知らせ)
暴落対策投資②:日経ダブルインバース 日経平均の騰落率に連動
「日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)」も日経平均の暴落対策の投資として実践しています。
日経ダブルインバースは日経平均の騰落率に連動する銘柄で、日経平均が下がったときに上がる性質を持つETF銘柄です。
こちらも2015年あたりから気になり始めてコツコツ買っていっています。ですので、こちらも数年かけて含み損が増えていますね。
では、今回の暴落でどうなったのか・・・?
(参考:Yahoo Finance(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信)
ストップ高とはなりませんでしたが、10%近い上昇になりました。
この銘柄はVIX1552とは違い、そこまで値動きがありませんね。ですので、損もしにくいですが、大幅にプラスになることも少ないようです。
平均取得単価は1863円ですので、まだ含み損ですね。
でも、本格的に下落トレンドとなれば2000円くらいにはなるんではないでしょうか。
早い段階で含み益にして、決済して、割安になっている個別株銘柄に投資したいですね。VIXよりダブルインバースの方が目に見えて利益が出る可能性が高いと思います。ただ、利益幅も小さいと思いますね。
暴落対策投資③:FXでユーロ円売り 円高対策
次に当サイトでも一押しで投資している円高対策投資です。
株価が暴落すれば円高になることはご存知かと思いますが、それを狙って、FXでユーロ円売りをしておくという投資法ですね。
米ドル円の売りだとスワップ金利を支払わないといけないのですが、ユーロ円売りだと金利差でスワップをもらうことができます。まあ、これは現時点の状況なので、今後変わっていくかもしれませんが・・・。
そして、株価が暴落して円高になると、ユーロも下がります。
ですので、FXでレバレッジをかけずにユーロ円売りをして長期保有しておけば、毎日スワップをわずかばかりもらいながら、円高対策ができるというわけなんですよね。
では、今回はどうだったのか?
前日の137円から134円まで円高ユーロ安となりましたが、そこまで下がっていませんね。ドル円もあまり動いておらず、今回は為替への影響が小さい感じでした。
まあ、それでも、しっかりと円高に動いてくれていて、ユーロ円売りにはプラスにはなってくれましたが。
では、私の残高ですが・・・・
平均約定価格が129円ですので、まだ含み損ですが、もう少しで利益が出そうですね。このまま下落トレンドになるのであれば、ジワジワ含み益となるでしょう。
また、EUの経済状態は変動が激しいので、またギリシャ問題とか、EU離脱問題とかでユーロが下がると思います。この投資もこのまま続けていこうと思っています。
結論:不景気に備えた暴落対策は有効と判断
大きな株価暴落対策は以上の3本です。いずれも含み損が減っただけで、利益が出るというまではいかなかったですが、下落トレンドになれば多分大丈夫なんじゃないかなあという手応えは感じています。
利確のながれとしては
ユーロ円売り⇒ダブルインバース⇒VIX
となると思います。
VIXの含み益が出るときは感動するかもですね。世界経済はえらいことになっていると思いますが・・・
あと、ちょっと小ネタとかも紹介しておきます。
その他:CFDで不正銘柄株の空売り、アルトコインFXで空売り
ちょっとした小ネタですが、暴落時に利益を上げる投資法として「CFDで不正銘柄の株を空売りする」という手法と、アルトコインFXで空売りをするという手法も考えていました。
CFDの不正銘柄売り投資法の詳しくはこちら
⇒サクソバンク証券CFD口座で不正株銘柄の空売りトレードをはじめてみます。
サクソバンク証券のCFD口座なら日本の東証銘柄を中心に個別のCFDもできます。そこで、最近不正のニュースなどで株価が急落し、いったん落ち着いて上がってきた銘柄を中心に空売りをしておくという投資法です。
不正関連の会社は後日、株主訴えられ取り、あれやこれやと暴落ネタが出てきますからね。それを狙った投資です。
まあ、少額で遊び感覚ですけどね。
試しにちょっと前、ニュースになった神戸製鋼の空売りをしてみました。
今回下落で神戸製鋼の株価も下がり、少し利益が出ていますね。今のところ投資は成功でしょう。
ただ、CFDの空売りは色々と保有コストがかかってくるので、あまりに長期となるのは難しいようですね。株価1000円割れくらいで決済して、また他の銘柄を探したいと思います。
次に仮想通貨バブル崩壊を狙って、アルトコインFXで空売りをするという投資です。
・アルトコインのFXができる取引所はあるのか?イーサリアムやリップルのFXは可能?
ただ、これはまだできていません。仮想通貨が下がり続けていたので、一回上がったときに狙おうと思っていましたが、コインチェック騒動やらで下落が止まらずだったので、空売りはできていませんでした。
仮想通貨はビットコインを含めて全面安だったので、もったいなかったですね。
またチャンスがあればやってみたいと思います。
小ネタ:米国VI売り玉はロスカットされました
小ネタですが、今回のNYダウの暴落で米国VIのショートはロスカットされてしまいました。
参考:米国VI空売りの価格調整差額でコツコツ稼げるか検証【VIXの空売り投資法】
あまりにも安定相場が続くので、こうなったらVIXの空売りをしてやろうということで、やってみて最初は調子よかったんですけどね・・・笑
まあ、こちらも少額で遊び投資なので、やはり先物はいけませんね。
日経平均大幅下落!暴落対策の投資で稼ぐことができたのか? まとめ
以上、今回の株価暴落により実際に暴落対策の投資は有効だったのか?について色々書いてみました。
まとめますと・・・・
- VIX短期先物1552はストップ高⇒NYダウ暴落対策
- 日経ダブルインバースは10%近く上昇⇒日経平均暴落対策
- ユーロ円FXは3円の下落⇒円高対策
- いずれの投資も含み益になるほどではなかったが手応えを感じた
- その他、CFDで個別株を空売り、アルトコインFX空売りも面白そう
といった感じで、当ブログで実践してきた暴落に備えた投資は有効だった思います。
ただ、まだまだ含み益が出るほどにはなっていませんので、やはり、長期的な下落トレンドにならない限り、利益が出るのは難しそうですね。
そして、今回の暴落はやはり調整だと思うので、まだ、VIX等で利益を得るのは先なのかなと思います。ユーロ円やダブルインバースは少し利益が出てくれればうれしいですが・・・
引き続き経過をご報告できればと思っています。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。投資は自己責任でお願いいたします。
追記:2018年10月11日日経平均1000円超の暴落
追記です。
この記事を書いた2018年2月の暴落後はずっと安定して株価は上昇してたのですが、2018年10月11日にまたまた大暴落してしまいました。
前日のNYダウの800ドル安につられて暴落する結果となります。
上述しましたが、今回もVIX短期先物は上昇しています。
20%の上昇で、本日の株価上昇率第一位となっています。
ただ、これも、前日に予測して買っていないと利益を得るのが難しいですね。
今後もずっと暴落が続くのであれば、前もって買い続けても良いのですが・・・
リーマンショックのように本格的に下落トレンドが始まらないと元値に戻るのは難しそうです。
一方、暴落で稼ぐ方法としてはやはり上記でも紹介しているユーロ円売りがいいですね。
こちらは前もって保有していても、保有コストがなく、スワップ金利も得ることができるのでおすすめです。
※暴落対策のユーロ円売り投資法については以下の記事で
ちなみに今回の暴落も短期的な調整とみています。
2018年11月には大統領選挙も待っていますし、それまでに株価を戻すという動きはあるでしょう。
ですので、VIX等、不景気連動型商品が利益がでれば決済して、あとは、マクロで割安となっている個別株を買っていこうと思います
あとは、ドル円、ランドなど、下がっている通貨を買って、年末に利益を出したいと思います。
それにしても最近はこういった超短期的な暴落が多いですね。
下落トレンドにはならないと思いますが、引き続き注視していきましょう。