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【大損中】塩漬けトルコリラの出口戦略を考えてみる。(ブログで公開中)

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大損中のトルコリラの出口戦略:ハイリターン投資ROCK

2016年40円台からナンピン買いし続けているトルコリラの出口戦略を考えてみました。

ども。投資軍師かんべえです。

今回は塩漬け中のトルコリラについてです。

私は2016年、まだトルコリラが40円台だったときから、トルコリラの金利の高さに目がくらみ、ひたすらナンピン投資を続けて行きました。

その結果・・・

(2020年5月トルコリラ残高照会)

このような感じで、スワップ金利を入れても含み損は70万近くとなってしまいました・・・。

金利10%超で国の通貨という優良な投資案件だと思っていたのですが、現状は散々な状況となってしまっています。

どうしてこんなことになってしまったのか・・・。

とはいえ、やってしまったものは仕方がありません。

今後はできる限り損失を少なく、何とか、脱出させるしかありません。今回は希望的観測もありますが、大損中塩漬けトルコリラの出口戦略を考えてみたいと思います。

そもそもなぜトルコリラに投資をしてしまったのか?

トルコリラに投資をした理由とは?

以前の記事の繰り返しになりますが、そもそもなぜトルコリラに投資をしてしまったかというと

トルコリラに投資をした理由

 

  • 2016年でも利回り10%超と魅力の通貨だった
  • 当時はそれほどの暴落がなく、安定感があった
  • 南アフリカランドFX投資でうまくいっていたので同じく稼げると思った
  • 多くのブログやFX業者の利回りの高さを謳う宣伝に誘惑された
  • 国の通貨だから株より安全、いつか回復するだろうと思っていた
  • レバレッジをかけなければロスカットされず、いつか回復するだろうと思っていた

まさに「簡単に早く金持ちになりたい」という思いから投資を始めてしまいました。

しかし、その考えこそ、貧乏脳だったわけですね。

トルコリラをFXで3年半投資し続けて実感したリスクと本当の利回り」でも書きましたが、トルコリラは表面利回りは高く見えても、実質利回りはかなり低く、期待値の低い投資商品だったことに気づかされたわけです。

表面上の利回りの高さにつられて、あまりよく調べずに投資をしてしまっていました。

投資軍師かんべえ
金利10%超という表面上の数字だけで投資を決めてしまいました。反省です。

 

トルコリラ投資の現在の状況 大損塩漬け中

トルコリラFXの現在の状況

とはいえ、愚痴っていても仕方がありません。

反省して、できるだけ損失を小さくしてエグジットしたいところです。

まずは、現在の状況を改めて分析したいと思います。

トルコリラの残高照会(2020年5月更新)

トルコリラ残高照会5月25日(2020年5月25日時点トルコリラ残高照会)

  • 保有残高:99lot(99,000リラ)
  • 平均約定価格:30.318円
  • 評価レート:15.807
  • ポジション損益:-1,436,618円
  • 未実現スワップ:857,884円
  • 評価損益:-578,734円

参考:トルコリラFXスワップ投資の損益状況

99,000リラで平均約定価格が30円ほどですので、300万円分近くもトルコリラを保有してしまっているというわけです。

しかし、現在のトルコリラは15円ほど、含み損は-1,436,618円とかなりの金額となってしまっています。

スワップ金利も確かに高くて857,884円もあるのですが、損失の方が大きく、4年以上続けている投資としては失敗といわざるを得ない状態です。

もちろん、30円までトルコリラが回復してくれれば、投資としては成功で利回りスワップ金利と併せて利回り10%超の成績となるわけですが・・・その可能性がどれほどあるのか。

25円まで戻してくれればスワップ金利と併せて、含み損はなくなります。しかし、利回りは4年で0%といった感じになりますね。25円まで戻してくれる可能性も薄そうですが・・・。

トルコリラチャートを分析

続いてトルコリラのチャートもみてみましょう。

トルコリラ円チャート10年
(引用元:SBI証券トルコリラ円チャート

2015年の50円台から最安値15円まで。

  • 2015年:50円
  • 2016年:40円
  • 2017年:30円
  • 2018年:20円(最安値15円)
  • 2019年:20円
  • 2020年:15円(最安値14円)

年間20~30%近くの下落をしてしています。

トルコはエルドアン大統領の暴走もありますが、インフレ率も2019年では20%になるなど、通貨価値が下落する要因が多々あります。(参考:トルコのインフレ率の推移

日本のインフレ率が1%で、トルコのインフレ率が20%だと、普通に考えると、その差でどんどんトルコリラの価値は下落していくことになります。

2020年の現状はスタグフレーション状態です。インフレ率が金利を上回っているので、実質利回りはマイナスというわけです。(参考:トルコリラスワップ投資は損切りすべきか?長期保有すべきか?

まあ、通貨価値は色々な要素がありますから、単純には言えないのですが、今後も下落トレンドが続いてくことになるでしょう。

ただ、現状はちょっと下がりすぎな気もしますね。

大損中塩漬けトルコリラの出口戦略をブログで公開!

トルコリラの出口戦略をブログで公開

では、どうすればこの塩漬けのトルコリラをなんとか損失を最小限に抑えることができるのか。

出口戦略を考えてみたいと思います。

今すぐ損切するのはやはりできない

賢明なる投資家であれば、今すぐ損切をして、堅実投資に少しでも多く資金を充てることをすすめると思います。

しかし・・・損切はどうしてもできません。

もう4年近くもトルコリラに投資を続けているわけですし、米国との関係改善やエルドアン大統領の退陣などがあれば、まだまだ上がる可能性もあるわけですから・・・と、希望的観測なのですが、損切りはできません。私はまだまだ投資家として未熟なのだと思います。

ナンピン定額買いを続けるのはNG

とはいえ、このまま、定額でナンピン買いを続けるのも危険です。

インフレ率等を考えると、どんどんトルコリラの価格は下がっていくわけですから。

しかも、情勢不安定でさらに暴落する可能性も高く、単純にナンピン買いを続けても勝率はかなり低いでしょう。

それは、私が2016年からナンピンし続けた結果が証明してくれています。

また、ナンピン買いをするということはさらに資金をトルコリラに充てるということです。

それをするなら米ドル等の堅実資産に投資したほうがいいでしょう。実質利回りの低い投資にこれ以上資金を充てることも難しいですね。

投資軍師かんべえ
やはりナンピン買いはリスクが高すぎます。これ以上投資額は増やさない方が良いでしょう。

南アフリカランドに習い、暴落時だけを買う戦法

そこで、考えたのか、同じくスワップ金利の高い南アフリカランドスワップ投資で(たまたま)うまくいった戦法です。

それが、大暴落時に多めに買うという戦法です。

南アフリカランド円のチャートを見てみましょう。

南アフリカランド円チャート2010年~2020年(参照元:SBI証券南アフリカランド円チャート

注目すべきは2016年の大暴落です。

今まで10円近くあったランドが一気に大暴落し、最安値6.4円まで下げています。

1年で40%ほどの暴落です。

原因は色々あったと思いますが、原油安や米国利上げだったかなと思います。

ただ、その後、情勢が安定してくると、回復していき、2018年には9円まで回復しているわけです。

私は南アフリカランドもほぼナンピン買いしていましたが、これだけ早く暴落したというのもあり、6円台で多く買いが約定されました。

その結果、平均約定価格も8円台前半となり、9円に回復したときにはポジション損益でされ、累計でプラスになったわけです。

※南アフリカランドスワップ投資については「南アフリカランドFXスワップ投資の始め方」の記事で詳しく書いていますのでご覧になってください。

つまり、下がりすぎた戻りを売るという戦法です。

南アフリカのインフレ率は5%前後を推移しており、通常であれば、年間4%前後、通貨価値は下落していくというトレンドになるかと思いますが、2016年は40%近くの暴落となりました。

さすがにこれは下げすぎとなり、9円まで回復してきた感じになっていると思われます。

これをトルコリラにも当てはめて考えると
トルコリラ円チャート10年2018年に15円まで暴落したときに多めに買っておけば、確かに5円以上回復しており、プラスに貢献したでしょう。

このような感じで、平常時はスワップを貯めつつ、トルコリラも暴落時だけ買うようにして、なんとか、損失を最小限に抑えて、トルコリラを卒業したいと思います。

まあ、こう見ると、今が買い時のようにも思えますね・・・笑

2017年から2018年にかけて40%ほどの下落、当時のインフレ率はまだ10%前後だったことを考えると、異常に下がっていると考えられます。

2020年の現在も史上最安値14円台に暴落、しかし、今買うのは・・・。

トルコリラ出口戦略まとめ

トルコリラ出口戦略まとめ

トルコリラの出口戦略をまとめてみます

塩漬けトルコリラの出口戦略

  • 南アフリカランドの成功に習い、暴落時に多めに買って戻りを売る戦法
  • トルコリラが暴落し、最安値の15円を割ってきたりしたら、多めに買い戻りを売る
  • 戻りを売る際、過去の含み損のあるポジションも決済して、利益を出さないようにする。
  • 平常時は何もせずスワップ金利をひたすら溜める
  • 戻り売りを繰り返して、少しずつポジションを減らしていき、トルコリラを卒業する

このような感じで、進めていきます。

基本は30円台には戻らないことを前提にしています。

スワップ金利と併せて含み損がなくなる25円もなかなか厳しいと思っていますが・・・。

トルコリラスワップ投資で大損した人たちの口コミを見る

トルコリラスワップ投資大損口コミ

さて、大損中のトルコリラですが、私と同じく、スワップ金利の高さに魅力を感じ(めがくらみ)積立投資をして大損になっている人も多いようです。

多くの人がマイナスとなっています。

それもそのはず、2018年あたりは特に金利が20%を超えて、利回りの高さを煽るFX会社やアフィリブロガーが増えましたからね・・・。

スワップ利回り20%超、レバレッジをかければ40%なんて、魅力的な数字に騙されてしまうわけです。

現在は15円台と大暴落が続いています。

まとめ 損失を最小限に抑えて堅実投資にシフトしていきます

以上、トルコリラの出口戦略について考えてみました。

大した手法ではないですが、新興国通貨に対する投資の基本はこれで良いかなと思っています。

トルコリラに限らず、ランドもペソもそうですが、コツコツ積立投資をするような対象ではないと思います。

もちろん、その国の将来性を感じていて、経済が成長していくと思っているのであれば投資をすればいいと思いますが、何の根拠もなく、ただ、金利が高いという理由で、投資をするのは危険です。

金利が高いのはやはり、金利を高くしなければならない理由がありますからね。

トルコリラを卒業できた後は、ドル円買い等の堅実投資に資金を充てていく予定です。

何度か書いていますが、ドル円は確かにスワップ金利は利回り2%ほどで低いのですが、現状は下がったら元値に戻ってくれますので、下がったら買い、上がったら売るを繰り返すことができ、実質利回りは高くなるからです。

堅実投資法については「米ドルFX積立投資」や「FX両建ては「ドル円買いとユーロ円売り戦法」の方がおすすめできる。」の記事を参考にしてください。

以上、少しでもお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

投資軍師かんべえ
トルコリラに充てた資金を全て米ドルなどの堅実投資に充てていればと後悔先に立たずです。今後は米ドル等の堅実投資に資金を充てていこうと思います。

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カテゴリ: FXスワップ投資

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