★SBI FXトレードの「積立FX」は本当に使えるのか?通常のFX口座とどう違うのか?検証してみましたので参考にしてください。
ども。投資軍師のかんべえです。
南アフリカランド、トルコリラ等でスワップ金利狙いの堅実投資を続けています。
最小取引通貨単位が1通貨でコツコツ少額から投資できるという点から、口座はSBI FXトレードを使っていますが、そのSBI FXトレードには「自動積立FX」というサービスがあります。
(参考:SBI FXトレードの自動積立FX公式)
この積立FXは私が南アフリカランドをコツコツ積立投資をしているように、それを自動でやってくれるサービスなのでしょうか。
今回はそのSBI FXトレードの自動積立FXというサービスが本当に使えるのか?手動積立とどう違うのかという点で検証してみたいと思います。
目次はこちら
FXは積立投資としても使えます スワップ金利投資法とは
まず、FXをされたことがない方向けに改めてスワップ投資法について解説しておきます。
FXとは通貨を交換することを意味します。
米ドルと円を交換するならUSD/JPYと表記され、買い注文を出せば円を売ってドルを買うことになり、売り注文をすればドルを売って円を買うことになります。
そして、FXでは通貨間金利差といって金利スワップを受け取ることができます。
米ドルと日本円では米ドルの方が金利が高いため両通貨の金利の差額をスワップ金利として毎日受け取ることができるというわけです。
そして、もっと金利の高い南アフリカランドやトルコリラであれば、スワップは高くなり、金利目的で資産運用としても使えるというわけですね。
レバレッジを低くして堅実に投資すればリスクを低く積立投資をすることができるというわけです。
実際私もこのスワップ金利投資を続けていて、トルコリラに至っては毎月2万円以上のスワップを得ることができるようになっています。
スワップ投資おすすめ通貨についてはこちら
⇒FX高スワップ金利比較【スワップ金利で稼ぐのにおすすめの通貨ペアとは】
SBI FXトレードの自動積立FXとは
では、本題に入り、SBI FXトレードの積立FXについて検証してみましょう。
積立FXは二つの積立方法があり、日本円で購入金額を設定する方法と、購入する外貨の数量を設定する方法があります。
【日本円で購入金額を設定した場合】
毎月の購入金額を日本円で設定しておけばそれに見合った数量の通貨を自動で購入してくれるというサービスです。
例えば毎月100,000円ずつ米ドルを積み立てるという設定をしたとします。
とすると、米ドル円が100円のときは1,000ドルの買いポジションを取り、米ドル円が90円のときは1,111ドル、米ドルが120円のときは833ドルと、レートによって調整して買いポジションを増やしていきます。
レートの変動によっての影響を受けにくく、毎月の積立額を安定させたい人はこの設定がおすすめですね。
【外貨購入数量を設定した場合】
一方、毎月の購入を外貨の数量で設定することもできます。
例えば毎月1000ドルずつ積み立てるという設定をした場合、1ドル100円の時は100,000円分のドルを買い、90円のときは90,000円分のドルを買い、120円のときは120,000円分のドルを買うという感じになります。
為替レートの変動によって購入金額のボリュームが変わりますので、変動時には為替変動時にはレバレッジに注意が必要な設定ですね。
このように積立FXは毎月外貨を自動で積み立てることができるので、ドルコスト平均法であまり何も考えずに自動で資産運用したい人におすすめのサービスになっています。
積立FXのメリット 高金利の通貨を1通貨から積立できる
積立FXのメリットは高金利の新興国通貨も1通貨から自動で積み立ててくれるという点ですね。
- 米ドル/円
- 英ポンド/円
- 豪ドル/円
- NZドル/円
- カナダドル/円
- 中国人民元(CNH)/円
- 南アフリカランド/円
- トルコリラ/円
- 香港ドル/円
米ドルはもちろんのこと、南アフリカランドやトルコリラ円など、スワップ金利の高い通貨にも対応しているところがいいですね。
外貨預金でもなかなか取り扱っているところがない通貨も1通貨から投資ができるので、新興国通貨に投資したい人にもおすすめのサービスです。
ユーロ円がないのはユーロ円だとマイナススワップが発生してしまうからでしょうか。顧客思いで好感が持てますね。
積立FXのデメリット コストが高い(スプレッドが広い)
では、デメリットはないのでしょうか。
調べてみるとスプレッド(コスト)が高いことがわかりました。(2022年12月時点)
- USD/JPY 5銭
- GBP/JPY 30銭
- AUD/JPY 20銭
- NZD/JPY 30銭
- CNH/JPY 10銭
- ZAR/JPY 5銭
- TRY/JPY 40銭
- CAD/JPY 30銭
- HKD/JPY 5銭
え??ちょっとSBI FXトレードにしては高すぎないか?と思いました。
もちろん、外貨預金とかはドル円でも1円手数料とるところがありますので、圧倒的に安いのですが、通常のFX口座と比べると高くなっています。
ちなみにSBI FXトレードの通常の口座のスプレッドは以下の通りになっています。(2022年12月時点)
- USD/JPY 0.18銭
- GBP/JPY 0.88銭
- AUD/JPY 0.58銭
- NZD/JPY 1.18銭
- CNH/JPY 0.70銭
- ZAR/JPY 0.88銭
- TRY/JPY 1.58銭
- CAD/JPY 1.38銭
- HKD/JPY 1.80銭
このように数十倍の差があります。
やはり自動で積み立てというサービスが付加されている分、コストも上がってしまうのでしょうかね。
ただ、別に手動でも積立FXできますからね。私のように淡々と手動で積立FXができる人には不要のサービスでしょう。コスト面を考えても通常のFX口座でいいかなと思います。
まあ、FXのことがわからない、手動でやるとどうしても間違った投資をしてしまう、ほったらかしで積立投資をしたいという人にはいいサービスかもしれませんね。
SBIFXトレードの自動積立FXは本当に使えるのか? まとめ
以上、SBI FXトレードの積立FXについて検証しました。
まとめますと・・・
- 毎月の積立額を円または外貨で設定することで自動で外貨を積立てくれる
- 1通貨から投資ができるので少額から堅実に積立できる
- 南アフリカランドやトルコリラといった高金利通貨にも投資ができる
- スプレッドが通常口座より高いので手動で積立ができる人は通常口座で手動積立がおすすめ
- FXのことがよくわからない、手動では間違った取引をしてしまう、ほったらかしで積立をしたいという人にはおすすめ
といった感じでした。
あまりFXや投資についてはわからないけど、外貨を決まった金額で気軽に積立をしたいという人にはおすすめですね。
コストは通常口座よりは高いですが、外貨預金とかに比べると断然安いので、悪くないでしょう。
ちなみに私は通常口座で積立をしていますので、それができるのであれば通常口座で積立をするのがおすすめです。
以下より通常口座、積立FX口座、どちらも口座開設できますので、ご利用ください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでもお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いします。