★高金利スワップで人気の高いトルコリラ円FX(TRY/JPY)
実際に4年以上運用した結果、トルコリラ円FXに適しているFX業者はどこか?改めて検証してみたいと思います。
こんにちは。投資軍師のかんべえです。
トルコリラは相変わらずスワップ金利が高いですね。
トルコリラ円FXでスワップ金利狙いの投資を4年以上続けていますが、スワップ金利の高さは本当に魅力的ですね。
ただ、下落も多いので、現在のところはスワップ金利と含み損とが相殺されるといった感じで、リスクの高い通貨でもあると感じています。
トルコリラは相変わらず人気が高く、これからFXで投資したいと思っている人も多いかと思います。
では、トルコリラ円FXはどこのFX業者がおすすめなのか?金利スワップが高いのか?
実際に4年間トルコリラ円FX投資を続けた私が改めて検証したいと思います。
目次はこちら
トルコリラFX4年続けてきた感想 下落リスクは高いがやはりスワップ金利が高い
本題に入る前に改めて金利スワップ狙いのトルコリラ円FX投資について書いておきます。
詳しくは「トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。」で書いていますが、私は2015年ごろからトルコリラ円FX投資を続けています。
トルコリラはスワップ金利が高く、利回りに換算すると、10%以上にもなるので、資産運用の一つとして実践しています。
トルコリラは金利が高い分、リスクが高いので、レバレッジはほとんどかけずにコツコツ買いポジションを増やしていく手法です。
この投資を4年以上続けています。
では、ここ数年のトルコリラ円のチャートを見てみましょう。
このような感じで下落トレンドが続いています。
私がトルコリラ円FX投資を始めたころは40円台だったのですが、2019年は20円前後と、下がり続けていますね。
急落リスクもあり、一気に3円くらい下がることもありました。
ただ、レバレッジを低く抑えていますので、ロスカットされることはありませんし、コツコツと金利スワップが溜まってきているので、含み損とスワップ金利が相殺されて、今はトントンくらいな感じになっています。
これから30円前後で推移してくれたらスワップ金利が含み損を上回り利益が出てくるのですが、果たしてどうなるのか。今後も継続して投資を続けていきたいと思っています。
※現時点でのトルコリラFXの損益状況、投資法については
⇒「トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。」
さて、そんなトルコリラ円FXですが、スワップ金利やスプレッドはFX業者によって違いがあります。また、継続して高スワップを出している業者も少なく、長期投資をするのであれば、FX業者の選定に注意が必要です。
では、トルコリラ円FXにおすすめのFX会社はどこなのか?実際に4年以上使ってきた体験を基に検証したいと思います。
トルコリラ円FXを取り扱っている業者 おすすめはどこか?スワップ金利比較
まずは現時点でトルコリラ円FXを取り扱っている主要な業者を見てみましょう。
FX会社名 | スワップ | スプレッド | 最小取引通貨単位 |
GMOクリック証券 (くりっく365) | 21円 | 5~7銭(変動制) | 10,000 |
みんなのFX | 25円 | 1.6銭 | 1,000 |
LIGHT FX | 25円 | 1.6銭 | 1,000 |
SBI FXトレード | 19円 | 1.89銭* | 1 |
セントラル短資FX | 2円 | 8銭~18銭 | 10,000 |
インヴァスト証券 | 5円 | 1.5銭 | 1,000 |
ヒロセ通商 | 18円 | 1.6銭 | 1,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 21円 | 1.9銭 (原則固定の適用対象外) | 10,000 |
サクソバンク証券 | 18円 | 平均1.9銭 | 5,000 |
FXプライム byGMO | 13円 | 4.8銭(原則固定) (1,000通貨は手数料30円発生) | 1,000 |
OANDA Japan | 10円 | 12.2銭 | 1 |
*ただし、取引数量によって変化
各社のトルコリラ円FXのスペックです。
もちろん、スワップは高く、スプレッドが狭い業者を選ぶのがポイントです。あとは、最小取引通貨単位が1,000通貨以下の業者がいいでしょう。
上記比較表を見ると、みんなのFXがスワップが高く、スプレッドも狭く、1,000通貨から取引ができて優れているように思えます。
ただ、みんなのFXは最近まではこのような高パフォーマンスではありませんでした。
多くのFX業者が時々、トルコリラを業界トップの高スワップを出してくるのですが、数カ月も経過すると下がってしまうケースが多いんです。
口座開設時はスワップが高くてもその後下がってしまっては意味がありません。もちろん、みんなのFXが今のパフォーマンスを継続するかもしれませんが・・・。
ですので、トルコリラFX業者を選ぶ重要なポイントとして
「長期継続して高スワップを出している業者」
を選ぶのがおすすめです。
では、結局、どのFX業者がいいのか?
4年以上もトルコリラ円FX投資を続けている私が実際に見てきた経験も踏まえてご紹介します。
ヒロセ通商も数年間安定したパフォーマンス
私が使っているのはヒロセ通商です。
2015年からスワップ目的のトルコリラ円FX投資を始めたころから高スワップを維持しており、90円~130円あたりで、常にトップ前後をキープしています。
2015年~2018年までのヒロセ通商のトルコリラ円FX買いのスワップの金額です。
(ヒロセ通商:トルコリラ円10,000TRY FXスワップの月別平均推移)
いかがでしょうか。2015年5月より高スワップ競争に参戦し、その後、大きく下げることはなく、高スワップを維持し続けています。
トルコリラが暴落すると確かにスワップも下がるのですが、他社と比較しても下げ幅は小さく、高スワップを安定して維持しています。ここまでトルコリラの高スワップを維持できている会社もなかなかありませんよね。
そして、スプレッドも、もともと4.9銭だったのですが、どんどん下がり、現在は1.6銭と安定してコストも低くなっています。
まだくりっく365もトルコリラが取り扱っていない時代からヒロセ通商はトルコリラ円を取り扱っており、歴史が長く、安定したスワップの高さを提供してくれて、とても頼りになりますね。
4年使い続けても大きな問題は起こっていないので、このまま使い続けようと思っています。
コツコツ少額投資家はSBI FXトレードの一択
資金力がなく、コツコツ少額(100リラ単位など)から始めたい人はSBI FXトレードの一択で決まりです。
ここはトルコリラであろうと1通貨単位で取引ができるからです。
しかも、スワップも90円前後あり、スプレッドは業界トップクラスの1.89銭です。
トルコリラは約30円ですので、毎月100リラ(約3,000円)くらいから積立をしたい人におすすめですね。小刻みなトレードができるので上級者にもおすすめですよ。
スワップが少し足りないのが難点ですが、こちらスワップの金額は数年間それほど変動しておらず、安定したパフォーマンスを維持していますね。
くりっく365も安定だが・・・
2015年5月よりくりっく365でもトルコリラ円FXの取扱いが始まりました。
こちらも上場してから、トルコリラのスワップは常に高いですね。そして、くりっく365は取引所取引なので、安定感や信頼感はあります。
ただ、デメリットは10,000通貨からしか取引ができないという点ですね。
10,000通貨だと、トルコリラが30円とすると、1lotが30万円になってしまい、金額が大きくなります。
これだと、レバレッジを低く保つのも難しいですし、ナンピン買いもできません。個人投資家にとってはちょっと厳しいですね。資金力のある方向けです。
高スワップがポット出てきたところは次第に下がる みんなのFXは下がるのでは?
スワップは月ごとに変動するので、時々、今まで見なかったようなFX業者が一番スワップが高くなる時期があります。
しばらくはFXプライム byGMOが高かった時期がありましたし、デューカスコピー・ジャパンというところが高かった時期もありましたが、その後、下がってしまっています。
みんなのFXは2019年11月時点でスワップ60円、スプレッド1.6銭と、かなり優秀なのですが、今まで出てきていなかったFX会社なので、果たして、今後、継続できるかがポイントですね。
まあ、下がったといっても、高いには変わりはありませんので、それほど大きな問題ではないのですが、やはり、収益の目途が立ちやすいようにヒロセ通商のような安定して高いスワップと最小スプレッドを提供出来ているところがいいですね。
為替大変動時にもスプレッドがあまり拡大しないのはSBI FXトレード
また、FXを選ぶ基準として、為替大変動時にもスプレッドが大きく拡大しない業者を選ぶというのも一つのポイントです。
特にレバッジをかけて投資をしている場合、スプレッドの拡大により、ロスカット基準に達してしまい、強制ロスカットさせられてしまう可能性もあるからです。
2019年1月2日にドル円が大暴落(108円⇒104円)しましたが、その時の各社の状況を示したツイートです。
ドル円フラッシュ・クラッシュについて主要FX会社の安値を見てみました
安値は103.51円から105.98円台まで会社によって大差が…。1分足のデータ抜けも多く取引できない会社、時間も多かったのかなーと。スプレッドもひどいことになってそうですね pic.twitter.com/BqJnUjx9SD
— 高城泰 (@takagifx) 2019年1月3日
これはドル円になりますが、SBI FXトレードに至っては全くスプレッドが変動しませんでした。
一方、ヒロセ通商はちょっと気になりますね。
レバレッジをかけて投資をする人は念のためSBI FXトレードにしておいた方がいいかもしれませんね。
ですが、そもそも、リスクの高いトルコリラにレバレッジをかけるのはおすすめしません。
私はトルコリラ投資にヒロセ通商を使っていますが、レバレッジを1~2倍に抑えているため、スプレッドが拡大しても問題はなく、長期投資を続けることができています。
ですが、念のためというのもあります。このあたりはご自身の投資方針に合わせて判断してみてください。
トルコリラにおすすめのFX業者どこか? まとめ
以上、トルコリラ円FXにおすすめのFX業者はどこか?改めて検証してみました。
まとめますと
- トルコリラ円FX業者の選び方は「高スワップ」「低スプレッド」「1,000通貨以下の取引単位」
- 長期継続して高スワップを維持できている業者を選ぶのがポイント
- おすすめは長期間スワップの高さを維持しているみんなのFX、ヒロセ通商
- 少額投資家は1通貨から取引ができるSBI FXトレード
- くりっく365も安定しているが10,000通貨からの取引で資金力のない個人投資家には向かない
- その他、ぽっと高いスワップを出してくるところは、長期継続して高スワップを出せない可能性が高いので要注意
といった感じで、やはり、堅実スワップ投資家にとっては長期継続して安定して高スワップを出してくれるところを選びたいですね。
私は長年ヒロセ通商を使ってきていますので、今後も変えるつもりはないのですが、先のスプレッド大幅拡大事件とかがあると、不安はありますね。
これから始めるならスワップの金額も高いみんなのFXの方がいいかもしれませんね。
以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。