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金利で生活する方法について考えてみた

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どうすれば金利だけで生活することができるのか、元手はいくら必要なのか、一般のサラリーマンでも実現させるにはどうすればいいかを検証しました。

金利で生活する方法

投資軍師のかんべえです。

今回は金利だけで生活するためにはどうすればいいか、何から始めればいいのかについて紹介します。

この記事の内容は、金利だけで暮らして行けたら楽だろうな~、という夢の話ではありません。

具体的にどうすれば金利生活が可能になるのかをまじめに検証しています。

金利で生活する方法とは?まずは外貨の金利の高さを知ろう!

日本はゼロ金利政策のもと、超低金利国なのですが、海外では高金利の国もあります。各国の政策金利をみてみましょう。(2020年1月)

  • トルコリラ:12.0%
  • メキシコ:7.25%
  • ロシアルーブル:6.25%
  • ブラジルレアル:5.50%
  • インドルピー:5.15%
  • 南アフリカランド:6.50%
  • 中国元:4.35%
  • アメリカ:1.75%
  • カナダ:1.75%
  • ニュージーランド:1.0%
  • オーストラリア:0.75%
  • ノルウェー1.5%
  • 日本-0.1%
  • 欧州0.0%

トルコリラの金利がすごいですね。その他、メキシコペソや南アフリカランドも5%を超える利率を設定していますね。

これだけ高い政策金利があると考えると、金利で生活することもやり方によっては可能なのではないかと思いますよね。

参考:政策金利一覧:外為ドットコム

投資軍師かんべえ
トルコの政策金利は2018年7月に今までの8%から24%まで暴騰した経緯があります

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外貨の高金利を得るための方法は「外貨預金」よりも「FX」がおすすめ

では、上記のような高金利の外貨から実際に金利を得るにはどうすればいいのでしょうか。

外貨に投資して金利を得る方法としては

「外貨預金」と「FX」

の二つの方法があります。

ただ、外貨預金はおすすめできません。

なぜなら外貨預金はむちゃくちゃ手数料が高く、金利を得ることができても、外貨預金は手数料で利回りがかなり下がってしまうからです。

例えば米ドルの外貨預金の場合、手数料が1ドルあたり1円もとられたりするんです。

約1%もとられるんですよ。

それに対して金利も1%前後ですから、手数料だけで金利分がとられてしまい、元本割れします。

さらにはFXと違って24時間取引ができない、定期預金は満期がある、普通預金もあるけどさらに金利が安い、預金法適用外なので信託保証もない、少額から始めれないといったデメリットがあります。

※外貨預金については以下の記事も参考に

 

投資軍師かんべえ
外貨預金は手数料が高すぎるのでおすすめしません。外貨に投資するならFXを使ってください。

 

一方、FXはメリットが多いです。(FXとは?

FXはリスクが高いと思われがちですが、レバレッジをかけなければ、大きな為替変動があっても、外貨預金のようにほったらかしで保有し続けることも可能です。

日本のFX口座ではレバレッジを25倍までかけることができます。(FXのレバレッジ規制とは

「レバレッジをかけないFX」

「低レバレッジのFX」

で運用すれば、外貨預金のように積み立てて、ほっておいて金利を得ることができます

「レバレッジをかけないFX」とは以下で詳しく書きますが、要は10万円を口座に預けたら、10万円分の外貨(例えばドルなら100ドルほど)しか買わないということです。

これならドルが暴落しても、理論的には元本以上の損はないわけですからね。

強制ロスカットの可能性もほぼなくなり、比較的安全に資産運用ができます。

そして、何よりFXはコストが安いです。

FXはデイトレードが想定されているため、1回当たりのコストはかなり安く設定してあります。

FXは取引手数料というものがなく、その代わりにスプレッドといい、買値と売値の差がコストになります。

FXのコストであるスプレッドを解説
SBI FXトレードトレード画面より)

このような感じで、買値(ASK)と売値(BID)の差があり、これが実質手数料となります。

米ドル円の場合、買値が119.5101円で売値が109.5128円、差が0.27銭ですが、これがコストになります。

外貨預金の1円、すなわち100銭と比べたら驚くほど安いのがわかりますよね。外貨預金は手数料が高すぎることがご理解いただけたかと思います。

そして、FXでも金利に相当するスワップを得ることができます。

外貨預金のように手数料がほとんどかからないので、金利の高さをそのまま享受するうことができます。

外貨預金よりも高い利回りを得ることができます。以下詳しく見ていきましょう。

外貨預金のデメリットまとめ(FXと比較)

 

  • 手数料がFXと比べて高すぎる⇒FXは取引コストが安い
  • 金利が低い⇒FXはスワップ金利という形で年利5%以上もある
  • 定期預金が基本⇒FXは無期限で保有できる
  • 最低預入金額が大きい⇒FXは1ドルから投資できる口座がある

参考:外貨預金をおすすめしない理由を改めて書きます。銀行に騙されるな!

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FXのスワップ金利はどのくらい高いのか?

では、FXはどのくらいの金利(スワップ)がつくのでしょうか。

金利生活が可能となるほどの収益を生んでくれるのでしょうか。

スワップ金利が高い通貨は主に

  • トルコリラ
  • メキシコペソ
  • 南アフリカランド
  • ニュージーランドドル
  • オーストラリアドル
  • 米ドル

です。

FXで運用した場合の年間の利回りの目安は以下になります。

トルコリラ:10~20%
メキシコペソ:7%
南アフリカランド:5%

NZドル:1.0%
豪ドル:1.0%
米ドル:2.0%

以上のような利率で運用することができます。

これはコストも差し引いた純利回りです。

日本の銀行が0.1%未満であると考えると、かなり高い利回りを得ることができます。

(※上記の政策金利ではブラジルのレアルが最も金利が高いのですが、FXでは流動性がなく、まだ取引が整備されていません。)

各通貨ごとにFXのスワップ金利利回りを計算してみる。

政策金利の金利がそのままFXでもらえるわけではありません。

各口座ごとに手数料として差し引いていることもあり、スワップ金利の金額は違っています。

では、具体的にどの口座で投資をすればいいのか?利回りはいくらくらいになるのか?

以下、通貨ペアごとに利回りを計算してみましょう。(スワップの金額は毎月変動しますので、現時点の参考数値となります。2019年5月)

まずはアメリカドルです。米ドル円のスワップ金利を比較してみましょう。

米ドル円のスワップ金利と年間利回り

まずは最も取引量の多い米ドル円です。

米ドル円(USD/JPY):想定利回り:1%~2%

FX会社名スプレッドスワップ最低取引通貨単位
MATSUIFX
0.2銭~0.9銭190円1
SBI FXトレード0.09銭*180円1
LIGHT FX0.2銭200円1,000
みんなのFX0.2銭200円1,000
GMOクリック証券
(くりっく365)
変動180円10,000
マネーパートナーズ0.0銭90円100
GMOクリック証券0.3銭
(原則固定)
200円10,000
DMM FX0.2銭180円10,000
インヴァスト証券0.3銭140円1,000
外為オンライン1.0銭140円1,000
JFX0.2銭200円1,000
ヒロセ通商0.2銭200円1,000
(ドル円スプレッド各社2024年10月時点)
*1000通貨まで /原則固定/例外あり
米国緊急利下げの影響でスワップ金利は各社低くなっています

上記スワップの金額は10,000通貨保有した場合に1日に入るスワップ金利の金額です。

つまり利回りを計算すると・・・

(米ドル円スワップ金利が50円の場合)

年間スワップ金利総額

 

約50円×365日=18,250円

 

年間で18,250円のスワップ金利をもらえることになります。

1ドル108円と仮定すると

米ドル円FXの利回り

 

18,250円÷108円×10,000通貨=1.68%

 

年間利回りが約1.5~2%の投資になるわけです。(米国利下げにより少し利回りが下がっています。)

同じように他の通貨も見てみましょう。

豪ドル円のスワップ金利と年間利回り

続いて、利下げで人気が下がっている豪ドル円です。

豪ドル円(AUD/JPY):想定利回り:1%~3%

FX会社名スワップスプレッド最小取引通貨単位
ヒロセ通商2円0.6銭1,000
GMOクリック証券
(くりっく365)
2円0.7~1銭(変動)10,000
SBI FXトレード1円0.69銭*1
セントラル短資FX2円1.13銭(変動)1,000
FXプライム byGMO2円0.7銭 (原則固定)10,000
インヴァスト証券5円0.9銭1,000
外為オンライン2円3.0銭10,000
外為ジャパン2円0.7銭1,000
DMM FX2円0.7銭10,000
みんなのFX2円0.6銭1,000
(2020年7月:豪ドル円FX会社比較)
*ただし、取引数量によって変化

*10,000通貨~より変動

豪ドル円FXの利回り参考

 

7,300円÷(75円×10,000通貨)=0.9%

(1豪ドル75円、スワップ金利1日20円×365日=7,300円)

NZドル円のスワップ金利と年間利回り

豪ドルと同じく、利下げスワップ投資としての魅力が下がっているNZドル円です。

NZドル(NZD/JPY):想定利回り 1.0%~3.5%

FX会社名スワップスプレッド最小取引通貨単位
ヒロセ通商3円0.8銭1,000
GMOクリック証券3円1.7銭~(変動)10,000
SBI FXトレード1円1.19銭*1
インヴァスト証券1円1.7銭1,000
みんなのFX3円1.0銭1,000
GMOクリック証券3円1.2銭 (原則固定)10,000
セントラル短資FX1円4.0銭1,000
DMM FX3円1.5銭10,000
外為ジャパン3円1.5銭1,000
外為オンライン1円6.0銭10,000
(2020年7月:NZドル円FX会社比較)
*ただし、取引数量によって変化

*10,000通貨~より変動

NZドル円FXの利回り参考

 

7,300円÷(70円×10,000通貨)=1.04%

(1NZドル70円、スワップ金利1日20円×365日=7,300円)

南アフリカランド円のスワップ金利と利回り

2016年に大暴落があったもののここ数年は安定している南アフリカランド円

南アフリカランド円(ZAR/JPY):想定利回り4%~6%

FX会社名スワップスプレッド最小取引通貨単位おすすめ度
ヒロセ通商150円0.8銭1,000★★★
JFX150円1.0銭1,000★★★
GMOクリック証券120円0.96銭(変動)100,000★★
みんなのFX120円0.9銭1,000★★★★
LIGHT FX120円0.9銭1,000★★★
SBI FXトレード110円0.99銭*1★★★★
GMOクリック証券110円1.0銭 (原則固定)100,000★★
外為ジャパン110円1.4銭1,000★★
DMM FX110円1.4銭10,000★★
外為オンライン80円15銭10,000
セントラル短資FX80円1.9銭10,000★★
(2019年11月 ZAR/JPY各FX会社比較)
*ただし、取引数量によって変化

*10,000通貨単位より1.99銭~

南アフリカランド円FXの利回り参考

 

54,750円÷(8円×100,000通貨)=6.8%

(1ランド8円、スワップ金利1日150円×365日=54,750円)

メキシコペソ円のスワップ金利と年間利回り

2018年より本格的にFXでも取引ができるようになったメキシコペソ円。

メキシコペソ円(ZAR/JPY):想定利回り7%~9%

FX会社名スワップスプレッド最小取引通貨単位
LIGHT FX271円0.18銭1.000
みんなのFX251円0.3銭1.000
ヒロセ通商250円0.3銭10,000
JFX250円0.3銭10,000
GMOクリック証券
(くりっく365)
150円平均0.604銭
(変動)
100,000
サクソバンク証券160円平均22銭
(変動)
5,000
マネーパートナーズ130円1.0銭 (*2)1,000
外為オンライン160円6.0銭1,000
アイネット証券130円7.0銭10,000
新生銀行130円1.0銭10,000
SBI FXトレード130円0.70銭1
楽天FX130円0.50銭1,000
(2024年1月メキシコペソ円FX会社比較)
スワップポイントは100,000通貨あたりの金額
(*1) 10,000通貨未満の取引は手数料片道3銭発生
(*2)コアタイム(10:00から28:00)で原則固定

メキシコペソ円FXの利回り参考

 

54,750円÷(5円×100,000通貨)=10.95%

(1ペソ5円、スワップ金利1日150円×365日=54,750円)

トルコリラ円のスワップ金利と年間利回り

政策金利は一時20%超、超ハイリスク通貨のトルコリラ。しかし依然として人気が高いですね。

トルコリラ円(TRY/JPY) 9%~20%

FX会社名スワップスプレッド最小取引通貨単位
みんなのFX55円~60円1.6銭1,000
LIGHT FX55円~60円1.6銭1,000
ヒロセ通商56円1.6銭1,000
GMOクリック証券58円5~7銭(変動制)10,000
FXプライム byGMO50円4.8銭(原則固定)
(1,000通貨は手数料30円発生)

1,000
SBI FXトレード50円1.89銭*1
サクソバンク証券株式会社57円3.3銭5,000
GMOクリック証券
(FXネオ)
54円1.9銭
(原則固定の適用対象外)
10,000
セントラル短資FX20円8銭~18銭10,000
OANDA Japan40円前後12.2銭
(2019年12月トルコリラFX会社比較)
*ただし、取引数量によって変化

(*くりっく365)

トルコリラ円FXの利回り参考

 

21,900円÷(18円×10,000通貨)=12.1%

(1リラ18円、スワップ金利1日60円×365日=36,500円)

通貨ごとに最適なFX会社は異なりますが、スワップの高さで見ると

各通貨別想定利回り

  • 米ドル:1.6%:みんなのFX
  • 豪ドル:1.0%:ヒロセ通商
  • NZドル:1.0%:ヒロセ通商
  • 南アフリカランド:5%:LIGHT FX
  • メキシコペソ:8%:セントラル短資

といった感じで、あくまで現時点の目安でのスワップ金利利回りですが、上記の通りとなっています。

投資軍師かんべえ
FX会社によってスワップ金利の金額は全然違います。長期安定して高スワップを維持している会社を選ぶようにしましょう。

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スワップ金利で生活するには元手はいくら必要か?どの通貨を選べばいいか?

では、スワップ金利で生活するために具体的にどうすればいいのでしょうか?元手はいくら必要なのでしょか。

例えば、南アフリカランドであれば上記の通り、利回りは年間5%前後を維持しています。

これでも日本の銀行に預けるよりかはずっと高利率で運用できるのですが、さすがに5%だと利息だけで生活して国は相当元手が必要になります。

生活するためには年収500万円必要であると考えると、1億円必要になってしまいます。

ちょっとした仕事とかバイトをして利息収入を200万円でいいと想定すると、4千万円必要になります。

4千万円もなかなか厳しいと思います。

そこで、レバレッジを2倍にしてみます。

レバレッジ2倍の場合、ランドが急落しても10円から保有している場合は5円を切らない限り保有し続けれますが・・・。

一時、6円まで暴落したことを考えるとリスクは高いですよね。

レバレッジを2倍にすると南アフリカランドの場合、元手は2千万円で可能になります。

何とか現実的な数字になってきたのではないでしょうか。

頑張って年収1千万円の仕事につきコツコツ積み立てることができれば金利生活を実現させることができます。

ただし、これは南アフリカランドの為替が全く動かなかった場合の話です。

表面上の利回りと実質利回りは違いますので注意が必要です。

南アフリカランド円のチャートを見てみましょう。

南アフリカランド円10年チャート(2010年~2019年)
(南アフリカランド円チャート10年)

2015年は10円台だったランドが2016年には6円まで下がっています。

こんなに下がってしまうと、いくら金利が高くても意味がありません。トータルでマイナスになってしまいます。

やはり金利が高い分、リスクも高いということですね。

ただし、その後、2018年にかけて回復していき、9円を突破するところまで上がっています。

結果論ですが、保有し続ければプラスになるという計算です。

次に想定利回り10%~20%のトルコリラも見てみると

トルコリラ10年チャート(2010年~2019年)
(トルコリラ円チャート2009~2019)

50円から最近の暴落もあり15円まで、ランドよりも大きく下がっています。スワップ金利が高い分、やはりリスクも高くなってしまいますね。

利回りが高いからといって、トルコリラメインでスワップ金利生活を目指すのは危険ですね。

積立投資をしていくと確かにもらえるスワップ金利の金額は大きくなるのですがそれ以上に含み損の金額が増えてしまし、むしろマイナスとなってしまいます。

「トルコリラをFXで3年半投資し続けて実感したリスクと本当の利回り」の記事でも書きましたが、実質利回り、期待値が低く、おすすめはできません。

一方、想定利回りは低くなりますが、米ドル円を見てみると

米ドル円チャート2019年(2010年~2019年)
(米ドル円チャート2009~2019)

米ドルだと暴落があっても、南アフリカランドやトルコリラのように50%も暴落したりはしていないようですね。

ただ、米ドルはリスクが低い分、金利も低いので元手ももっと必要になってしまいます。

ただ、ランドやトルコリラと異なり、為替が安定していますので、下がったら買って、またすぐ売ることができます。

そのため、トータルの利回りは最も高くなるのかもしれません。

投資軍師かんべえ
南アフリカランド年利5%とするとレバレッジ2倍で元手は2000万円くらいでスワップ金利生活が可能です。ただし、ランドが暴落する為替リスクもあるので、金利の高い通貨を単純に買えばいいというわけではないようですね。

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スワップ金利生活を実現させるためには結局どうすればいいか?

では、スワップ金利生活を実現させるためには結局どうすればいいか?

元手を5千万円くらいに増やすしかないのか?

しかし、これはなかなか現実的ではありません。

そこで、ただ、外貨を保有するだけでなく、為替変動時にも売っていく投資スタイルがいいのではないかと思います。

つまり、一気にまとめて外貨を買うのではなく、下がったら買い、下がったら買い、という感じで。そして、上がってきたら少し売っていき、また下がったら買うという感じです。

為替差益も狙ってコツコツ積立投資をするのが一番近道なのではないかと思っています。

為替変動利益も狙ったナンピン買い投資という感じです。

ナンピン買いとは株を取得した価格よりも下落した場合に買い増して平均取得単価を下げる手法をいいます。

これをFXでも応用します。

では、具体的な手順です。(南アフリカランドの場合)

  1. 例えば元手100万円で始める
  2. 南アフリカランドが8円のときに10万円分投資する
  3. ランドが7.5円に下がったら10万円分買い増しをする
  4. 7円に下がったら10万円分、6.5円に下がったら10万円と、ナンピン買いをしていく
  5. 8円に戻ったり、9円まで上がったら半分決済し、利益を確定させる
  6. 再び8円台になったら買い増しをしていく
  7. 平常時にはスワップ収入を得つつ、変動時に利益を得て不労所得生活を実現させる
  8. レバレッジは2倍以内に抑えてコツコツ積立投資を継続していく

このようにすれば、そして、ランド円の価格がある程度のレンジ相場であれば、年利5%以上の運用成果を上げることができるかと思います。

しかし、上述した通り、リスクの高い通貨は暴落していく可能性もありますので、南アフリカランドやトルコリラをメインに投資するのはおすすめできません。

そこで、私は堅実にドル円を積立投資していくことを実践していっています。

FXで米ドル積立投資を1年間続けてみた結果【2018年全約定履歴公開】」の記事でも書いていますが、米ドル円は下がってもまた上がる可能性が高いので、スワップ金利+売買益を得ることができます。

そうすると、スワップ金利利回りは2%ほどでも実質利回りは5%を超えるときも出てきます。

そして、売買益で得た利益を米ドルに再投資し続ければ、複利の効果でどんどん資産が増えていくという投資ができるのではないでしょうか。

ただ、米ドル円だけですと、ドル高になり続けてしまうと、売ってしまい手持ち資産がなくなってしまいますので、長期保有として、南アフリカランド等の新興国通貨を少し持っておくと良いかなと思います。

米ドル80%:ランド20%

くらいの比率で投資していく予定です。

金利投資はできるだけ早く始めたほうがいい理由

南アフリカランド投資のように複利で運用できる投資はできるだけ早く始めたほうがいいです。

参考:投資でやるべき事 -複利の力を活かす

年利10%であれば5年で1.5倍に10年で2.6倍、30年で17.5倍にまで資産は膨れ上がります。

これが複利の効果です。スワップ収入目的だけで長期保有する場合であってもできるだけ早く投資しておくことで、この複利の効果を得ることができます。

また、景気の大きな波も3年~10年ごとにしか起きないこともポイントです。

例えばリーマンショックのような大きな波が起きた時に、歴史的円高となり、南アフリカランドは大きく値を下げました。

南アフリカランドは一時は7円台に突入するなどの異常事態になっていました。

当時は金利も10%近く上げており、この時に既にランドに投資していればスワップ収入も多く受け取ることができましたし、現在、日銀緩和等のアベノミクスで歴史的円安になったときに大きく為替差益を得ることができます。

できるだけ早く始めることで歴史的な経済変化時に大きく利益を得ることができるという事に繋がります。

もちろん、リスクはありますし、投資は自己責任ですが、上記の通り、レバレッジを低く抑えることでリスクを抑えて投資することは可能です。

リーマンショック時には7円台が底でしたか、2016年には6円台になっています。そして、また9円に戻ってきているので、本当に下がったら買っておけば儲かっていますよね。

レバレッジを低くしていればロスカットの心配はありませんから、コツコツ下がるたび買っていくようにしています。

投資軍師かんべえ
投資が長期であればあるほどスワップ金利は貯まりますし、為替の上昇を待つことができるので、勝率が高まります。投資を早く始めることはやはり大事ですね。

 

今から始める人はどうすればいいか?

色々と書いてきましたが、では、金利生活をするために、今から何を始めていけばいいのか?

まずは米ドル円(USD/JPY)で100ドルずつで積立投資していくことをおすすめします。

100ドルであれば、約1万円ですし、個人投資家の方でも余剰資金で投資が可能なはずです。

FX口座に10万円ほど入金しておいて、その資金の範囲内で取引をすればいいでしょう。つまり1000ドル以内。

なれてくればレバレッジ2倍くらいまで上げても良いでしょう。

そして、コツコツ余剰資金を投資していき、スワップ金利を増やしていってください。

まずはリスクが低く、利上げの影響で利回りが増している米ドル積立投資から初めてみてはいかがでしょうか。

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金利で生活する方法 まとめ

以上、金利で生活する方法について検証してみました。

かなり長く書きましたが

まとめますと

  1. 外貨には利率の高いものがある
  2. 外貨預金は手数料が高く元本割れするのでFXで代替する
  3. FXでもレバレッジをかけなければリスクを抑えることができる
  4. 南アフリカランドもしくはトルコリラがスワップ収入が高いがリスクも高い
  5. 実質利回りを考えるとメインは米ドル円
  6. スワップ収入はFX会社ごとに異なる。
  7. 金利で生活するためには約2千万円~5千万円が必要
  8. すぐには2千万円を用意できないので初めは少額でコツコツ積立投資をしていく
  9. 初心者はまずレバレッジ1倍で100ドルずつ投資をしていくのがおすすめ
  10. 下がったら買い、上がったら少し売りを繰り返し、スワップ金利を貯めながら為替差益も得ていく
  11. 通貨によってリスクは異なるので資金の配分は慎重に

やはり現実的には金利だけで生活するのはなかなか至難の業です。

ですが、コツコツ続ければ、ある程度は可能なんじゃないかと思っています。

私も米ドル円FXをメインにコツコツ積立投資を続けており、資産を増やしています。

また、実はまだFXで外貨預金のような長期投資ができることは知られていないようです。

外貨に興味がある人でも、FXではなく、手数料が高く、金利も低い外貨預金でなんとなく始めている人が多いようです。

もし、あなたの友人にもFXの長期投資法を知らずに外貨預金をしている人がいるのであれば、FXのほうが断然お得であることを教えてあげてください。

また、FXスワップ投資についていまいちわからない方は「LINE相談」もしていますので、お役だてください。

以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。

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カテゴリ: FXスワップ投資

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