★下落が止まらないトルコリラ。一体いつまで下がり続けるのか?
史上最安値25円台に突入したトルコリラの投資戦略について考えていきます。
ども。投資軍師のかんべえです。
スワップ金利狙いでFXでトルコリラ投資を続けていますが、2015年から投資を初めてどんどん下落し続けています。
このままトルコリラに投資を続けていいものなのか?改めてトルコリラ投資戦略について考えてみました。
※2018年8月10日トルコリラは20円割れとなりました!こちらに書きました。
⇒トルコリラ20円割れの大暴落!なぜここまで下がるのか?今後の投資方針について
目次はこちら
史上最安値23円台まで下落のトルコリラ どこまで下がるのか?下落の原因は?
まずはトルコリラ円の価格の推移を見てみましょう。
2009年~2018年のトルコリラ円チャートです。
「トルコリラFXで2年ナンピン買いを続けてようやく含み益となりました。」でも書いていますが、私は2015年からトルコリラ円FX投資を始めており、50円台からどんどん下がっていっています。
特に2017年~2018年はひどく、史上最安値をどんどん更新し続けています。
スワップ金利が高いので、価格が安定してくれればスワップ金利で含み損をカバーしてくれるのですが、最近は下落のスピードの方が早く、含み損が増え続けています。
トルコリラがなぜ下がっているのか?下落の要因としてはロシア米トルコ間の関係の悪化やシリア情勢、国内情勢が大きく関係していると思います。
一体どこまで下がるのかは分かりませんが、まだまだ下落の可能性は高そうです。
まだまだ下がる可能性が高いリスクの高い通貨であることは間違いないようですね。
では、トルコリラの投資は続けるべきなのか?
トルコリラの投資は続けるべきか?南アフリカランドと同じく我慢が必要
あくまでここからは私の独自の判断ですが、トルコリラの投資は続けていきます。
同じくスワップ金利の高い通貨として人気の南アフリカランドを見てみると、現在はプラスに転じているからです。
南アフリカランド円のチャートも見てみましょう。
私は南アフリカランドにもスワップ金利狙いで2013年あたりから投資を続けていますが、こちらも急落リスクが高い通貨です。
特に2016年はひどく、史上最安値6.2円くらいまで下げました。もう、ほとんどのZAR/JPYトレーダーがロスカットを食らってしまったことでしょう。
ただ、私は堅実にレバレッジを低く投資する方針を貫いていましたので、ロスカットすることなく、買いポジションを保有し続けることができていました。
含み損は多かったのですが、なんとか持ち続けていたところ、2017年に入ってからランドが上昇トレンドに転じたのです。
2018年には9円台となり、スワップだけでなく、含み損益までもプラスにすることができました。
ですので、トルコリラも南アフリカランドと同様にまた回復する局面が来るはずです。
まあ、南アフリカとトルコは全然国も場所も状況も違うのですが、どちらもまだまだ将来性のある国ですし、米・露との関係が回復したり、シリア情勢、中東情勢といった外部要因が落ち着いてくれば回復する可能性は十分にあります。
もちろん、このまま下落してデフォルトということもリスクとしてはありますが、具体的なデフォルトリスクがまだでてきていませんし、私としては南アフリカランド同様に回復することを信じて投資を続けたいと思っています。
回復しなくても今の価格を維持してくれればスワップ金利が含み損をカバーできるようになりますので、投資としては問題ないかなと思っています。
このままトルコリラ円FXもレバレッジを低く、下がったら買い、上がったら売りを繰り返していきたいですね。29円あたりで少し決済できればと思っています。
リスクを取れなければリターンは得られないと思いますので、許容可能なリスクかどうか判断して投資に臨んでみてください。
※南アフリカランド円投資については詳しくは以下の記事で書いています。
⇒南アフリカランド円FXを2年半続けて感じたリスクとメリットについて
トルコリラ円FX堅実投資法とは?レバレッジを低くスワップ金利狙い
トルコリラ円FX堅実投資法は「トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。」に詳しく書いていますが、FXを使って、トルコリラのスワップ金利狙いでレバレッジを低く保ちながら買いポジションを増やしていく手法です。
至極単純な投資法です。ナンピン買いといったらそうなのかもしれません。
ただ、レバレッジを低く抑えているので、急落してもロスカットされず、逆に安値で買いポジションを増やし、そして、コツコツスワップ金利を増やしていく手法です。
外貨預金、外貨積立のようなイメージですね。
トルコリラのスワップ金利は年利換算で10%もありますので、なかなか魅力的な投資商品だと思っています。ただ、前述した通り、急落リスクがまだまだ高いですがね。
今回も25円まで急落したので1,000通貨ずつ買いを増やしています。
コツコツ買いポジションを増やしていき現在では83lotで83,000リラまで保有しています。レバレッジは2.7倍くらいですね。
上記の通り、トルコリラの暴落で含み損が20万にもなっていますが、毎月3万円近くのスワップが入ってきますので、このままの価格でも1年以内に含み益となりますし、トルコリラが30円に回復してくれればもっと利益がでるというわけです。
レバレッジを低く保ちつつ、上がってくるのを我慢してみたいと思います。
トルコリラ円FXのスワップ金利が高いおすすめ口座はどこか?
「トルコリラにおすすめのFX業者どこか?改めて検証してみました。」でも書いていますが、トルコリラ円FXで使っているFX業者はヒロセ通商です。
やはり、安定して長年高いスワップ金利を出してくれていますし、スプレッドも低く安定しているからです。
ヒロセ通商は5年以上もトルコリラ円FXを取り扱っており、高スワップを出し続けている実績がありますので、おすすめですね。
トルコリラ円FXを取り扱っている主な業者は以下の通りです。
FX会社名 | スワップ | スプレッド | 最小取引通貨単位 |
みんなのFX | 100~120円 | 1.7銭 | 1.000 |
ヒロセ通商 | 100~120円 | 1.9銭 | 1,000 |
SBI FXトレード | 90~110円 | 1.89銭 | 1 |
GMOクリック証券 (くりっく365) | 96円 | 変動 | 10,000 |
セントラル短資 | 90円 | 2.5~6.0銭 | 1,000 |
FXプライム byGMO | 90円 | 4.8銭(原則固定) (1,000通貨は手数料30円発生) | 1,000 |
サクソバンク証券 | 86円 | 3.3銭 | 5,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 80円 | 2.9銭 (原則固定) | 10,000 |
OANDA Japan | 50円前後 | 12.2銭 | 1 |
2018年に入りみんなのFXが取扱いを開始し、1,000通貨でかつ、他社を圧倒するスワップを提供しているのですが、ヒロセ通商のように長期継続するかはわかりませんので、何とも言えませんね。
まあ、途中で口座を入れ替えるというのもありだと思いますが。
トルコリラはいつまで下落するのか?史上最安値時の投資戦略について まとめ
以上、最近のトルコリラの止まらない下落について今後の投資戦略を書きました。
まとめますと
- トルコリラは今後も下落していく可能性が高い。20円割れも視野に
- ただ、今後もトルコリラに投資を続ける方針は変わらない
- 一時期6円台から9円まで回復した南アフリカランドのようにトルコリラも回復局面が来るはず。
- シリア情勢、米国との関係改善等があれば上昇トレンドになるか
- レバレッジを低くして、ロスカットしないように今後もコツコツトルコリラに投資を続けていく
という感じで、まだまだ下落の可能性が高いトルコリラですが、南アフリカランド同様に堅実投資を続けていきたいと思います。
もちろん、最悪デフォルトの可能性もあるのですが、それを言い出したら何も投資ができなくなってしまいますので、現時点では許容できるリスクと判断し、投資を続けていきたいと思います。
以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
あくまで私の個人的な見解ですので、投資はくれぐれも自己判断・自己判断でお願いします。
※追記:やはりトルコリラに投資をするというのはあまりいい選択ではなかったようです。スワップ金利は高いですが、実質利回りを考えると、米ドルをメインに投資をしておくべきでした。
詳しくは「トルコリラをFXで3年半投資し続けて実感したリスクと本当の利回り」に書きましたのでご覧になってください。