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マイナススワップが発生しない通貨ペアだけでFXをすべき

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スワップ派堅実FXトレーダーなら、マイナススワップが発生しない通貨ペアのみをトレードすることがおすすめです。

円高になると予想してもマイナススワップが発生するドル円や豪ドル円の売りポジションを取るべきではありません。

マイナススワップ対策としてマイナススワップを発生させず、かつ、円高時にも稼ぐトレード方法をご紹介いたします。

ども。投資軍師のかんべえです。

このブログともにかれこれFXを5年ほど続けています。

FXはなかなか難しい局面も多いですが、コツコツ稼ぐことができています。皆様はいかがでしょうか。

月別ブログメルマガでも書いていますが、私は米ドルや南アフリカランドやトルコリラ等、スワップの高い通貨ペアを中心に堅実トレードをしています。

スワップ投資を続けていて感じたのですが、やはり、持っているだけでスワップ金利が毎日増えていってくれるというものは嬉しいもですね。持っているだけで自分のポケットにお金を入れてくれるのはまさに資産なんだなと感じています。

ただ、スワップ投資以外にも米ドル円を売ったり、ユーロドルを買ったりすることもしています。

ただ、その時はスワップを支払わなければなりません。

ユーロドル等、それほど金利差はないのですが、それでも長期に保有すればするほどスワップを払い続けれなければなりませんね。

僅かな金額ですが、長期になればなるほどマイナススワップが増えていきます。

これは非常にもったいないことだなと感じました。

持っているだけでお金を奪っていくものを持っている、まさに負の資産を持っていることになり、資産を増やしたいと思っているのに逆のことをしてしまっていました。これは良くないと感じ、マイナススワップが発生する通貨ペアは今後保有しないでおこうと思いました。

ですが、円高時にも稼ぎたいですよね。

そこで、今回はマイナススワップが発生しない通貨ペアだけでFXをすべきということ、そして、かつ、円高時にもスワップをもらいながら稼ぐ方法を検証してみたいと思います。

金利スワップ狙い投資の原則 下がると思っても絶対に売りポジションはとらない

改めて当サイトで実践しているスワップ投資ですが、米ドルや南アフリカランドやトルコリラなどスワップ金利の高い通貨を中心にレバレッジを低くして長期投資する投資法です。

またスワップの高い通貨ペアは以下の通りです。

通貨ペアスワップ(利回り)スプレッド備考
米ドル円
(USD/JPY)
5円~10円
(0.1~0.2%)
0.2~0.5銭一番人気。堅実にドル高を狙って長期投資
豪ドル円
(AUD/JPY)
1円~2円
(0.0%~0.1%)
0.7銭~3.0銭利下げの影響でスワップ金利もダウン
NZドル円
(NZD/JPY)
1円~3円
(0.0%~0.1%)
1.79銭~6銭オーストラリアと同じく、利下げにより魅力減少
ランド円
(ZAR/JPY)
30円~60円
(1.5%~3.6%)
0.9銭~14.9銭原油安の影響で一時5円台になるが、6円台に回復中。
メキシコペソ
(MXN/JPY)
30円~70円
(3%~5%)
0.2銭~1.9銭2018年よりFXでも一般化したメキシコペソ。米国との関係改善で将来性期待
トルコリラ円
(TRY/JPY)
10円~22円
(3%~5%)
1.6銭~とにかくリスクの高い通貨。利下げで魅力がさらに減少。

米ドルについては
米ドル円FX積立投資をはじめてみます。~金利スワップ狙い・外貨積立におすすめ~

南アフリカランドFXについては
南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています

トルコリラFXについては
トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。

で堅実投資を解説していますのでご参考ください。

上記スワップの高い通貨は買いポジションをとればスワップをもらえるのですが、逆に売りポジションをとった場合は高いスワップを支払わなければなりません。

ですので、長期になればなるほど、損をし続けることになるんですね。

ですが、南アフリカランドやトルコリラは急落しやすいリスクの高い通貨なので、売りポジションを取りたくなる気持ちもわかります。

ですが、長期的にみればマイナススワップが発生してしまうので売りポジションはおすすめできません。

では、ドル円チャートを見てみましょう。
ドル円チャート2018年8月末日(米ドル円チャート 2015~2018年)

2016年7月に英国EU離脱関連で1ドル100円を割る円高となっていますが、その後は回復、110円前後で安定しています。

常に買いを続けていれば、スワップ+為替差益を得ることができています。

次に南アフリカランド円のチャートを見てみましょう。


(南アフリカランド円チャート 2014年~2018年)

私は2014年あたりからランドの投資を始めたのですが、9円あたりから始まった価格が2016年には一時は6円まで下がりました。

※南アフリカランドを2年半積立投資した結果はこちらに書いています。
南アフリカランド円FXを2年半続けて感じたリスクとメリットについて

新興国通貨は暴落が時々起きるので、売っておけば稼ぐことができたのかもしれません。2018年には9円に戻しているので、結果として売らなくて正解でしたが・・・。

ただ、結局、上がるか下がるかは誰にもわからないんです。

であれば、一方向にした方がいいですし、たとえ下がったとしても買いポジションを長期保有していれば、いずれは含み損をカバーできるスワップ金利を得ることができるんです。

一方、売りポジションを保有していれば含み益を超えるほどスワップを支払わなければならなくなるかもしれませんので、良いことはありません。

売りポジションをとるのであれば、ハイレバレッジで短期ハイリスクトレードをしたい人に限定したほうがいいでしょう。

我々はそのようなギャンブル投資はしません。

次にトルコリラのチャートも見てみましょう。

トルコリラ暴落チャート
(トルコリラ円チャート 2014年~2018年)

トルコリラ円FXは2015年あたりの40円台から始めていますが、下落トレンドが続いていますね。

特に最近は急落して20円を割ってしまっています。

私自身もかなり含み損が増えております・・・。

ただ、トルコリラも南アフリカランドと同じだと思っています。

南アフリカランドが一時6円まで下がり、その後は8円に回復したように、トルコリラも上がる時が来ると思っています。

そう考えるとできるだけ長期で買いポジションを保有し続けて、含み損をカバーできるスワップを得つつ、回復を待つのが堅実だと思います。

トルコリラはランドよりもさらにスワップが高いので、売りポジションを取るとスワップの支払が大きいので私はしないようにしています。

後は、米ドル円やユーロドル等をトレードしていますが、こちらもできるだけマイナススワップが発生しないようにした方がいいですね。

具体的には米ドル円であれば買いポジションだけにして、ユーロドルであれば売りポジションだけに決めてトレードしたほうがいいでしょう。

じゃあ円高になると思ったら?米ドルではなくユーロ円の売りならマイナススワップが発生しない

上記投資法では新興国通貨の買いを入れるため、円高になるときは利益を得ることができません。円高に備えた投資もしておきたいですよね。

ただし、米ドル円の売りポジションをとるとマイナススワップが発生していしまいます。

円安が長期に続き、売りポジションの保有が続くと、マイナススワップがどんどん増えていき損をしてしまいます。

では、どうすればいいか。

円を買ったときにスワップがもらえる通貨ペアで取引をすればいいんです。

おすすめはユーロ円(EUR/JPY)の売りです。

ユーロはマイナス金利政策が続いており、日本円の方が若干金利が高いです。

FX業者によって差はありますが、ユーロ円の売りポジションをとることで、マイナススワップを回避しながら(僅かのスワップを受け取りながら)円高に備えた投資ができます。

ユーロ円チャート2018年8月(ユーロ円チャート 2014年~2018年)

2016年6月のEU離脱時には110円を割っており、かなり円高ユーロ安になりましたね。

その時、ユーロ円も109円とかなり円高になりました。

このときユーロ円の売りポジションを持っていれば利益を得ることができたというわけです。

2018年の現在は円安が進みユーロ円も回復してきました。円高に備えるためにここで売りを入れることでスワップ支払わずに円高に備えた投資ができるというわけです。

つまり、世界経済に不穏な空気が流れ円高になると予想したら、ランド円、トルコリラ円、米ドル円を売るのではなく、ユーロ円を売るというわけです。もちろん、必ずしも連動するものではありませんが、上記チャートを見てもわかる通り、大きな流れは変わりません。

ちなみに米ドル円チャートを見てみましょう。

ドル円チャート2018年8月末日
(米ドル円チャート 2014年~2018年)

ほぼほぼ米ドル円とユーロ円は連動しています。ただ、ユーロ高になっているときもありますので、多少の差はありますが、大まかには連動しています。

このように円高になると予想したときはユーロ円を売りスワップを受け取りながら円高を待つとういう手法がいいのではないかと最近感じて実践しています。

ただ、なぜか時々ユーロ円の売りでもマイナススワップが発生することがあります。FX業者によって異なりますのでご留意ください。

※円高対策についてはこちらでも詳しく分析していますのでご参考に
円安の今、投資しておけばいいものとは?【円安ドル高のとき何に投資すべきか】

※実際に円高対策でユーロ円売りをした結果はこちら
ユーロ円売りFXは円高に備えた投資として正解でした。

スワップ派におすすめのFX口座

では、スワップ堅実投資に適したFX口座はどこなのでしょうか。

通貨最適FX会社スプレッドスワップ(年利)
米ドルSBI FXトレード0.27銭約80円(2.0%)
豪ドルみんなのFX0.6銭約50円(2.1%)
NZドルヒロセ通商0.8銭約40円(2.1%)
ランドみんなのFX0.99銭約150円(約5.8%)
メキシコペソセントラル短資FX0.5銭約150円(9.8%)
トルコリラみんなのFX1.6銭約120円(約12.3%)

高金利スワップ通貨は上記の通り、スワップが高く、少額から投資ができるSBI FXトレードとヒロセ通商がおすすめです。

参考:FX高スワップ金利比較【スワップ金利で稼ぐのにおすすめの通貨ペアとは】

ユーロ円売り(円高対策)におすすめのFX会社

次に円高に備えるためのユーロ円のFXですが…

FX会社名最低取引通貨単位ドル/円
スプレッド
ユーロ/円
スプレッド
豪ドル/円
スプレッド
SBI FXトレード10.17銭*0.39銭*0.69銭*
MATSUI FX
10.2銭0.5銭0.7銭
OANDA Japan10.4銭0.7銭-
みんなのFX
1,0000.2銭0.4銭0.6銭
LIGHT FX1,0000.2銭0.4銭0.6銭
外為ジャパン1,0000.3銭0.5銭0.7銭
DMM FX10,0000.3銭0.5銭0.7銭
JFX1,0000.3銭0.5銭0.7銭
ヒロセ通商1,0000.2銭0.4銭0.6銭
インヴァスト証券1,0000.3銭0.6銭0.7銭
セントラル短資FX1,0000.3銭0.5銭0.8銭
GMOクリック証券
(FXネオ)
10,0000.3銭
(原則固定)
0.5銭
(原則固定)
0.7銭
(原則固定)
GMOクリック証券
(くりっく365)
10,000変動変動変動
各社スプレッド2022年11月更新
*ただし、取引数量によって変化

上記の通りとなっています。

やはり、堅実投資トレーダーにとっては1通貨から投資ができるSBI FXトレードが適していますね。

1,000通貨からでもいいのですが、ユーロ円が120円とすると1,000通貨は120,000円分の取引になります。1回ポジションをとるごとに120,000円の取引をするには結構資金力が必要です。

私は100通貨ごとに投資しています。

例えばユーロ円が120円になったら100ユーロ売って、121円になったら100ユーロ売って、122円になったらまた100ユーロと….

これで130円までナンピン売りをして、またEU離脱のような事件があったときに110円まで下がったっときに決済して利益を得ることができます。

マイナススワップが発生しない通貨ペアだけでFXをすべき まとめ

以上、マイナススワップを発生させないトレード手法について解説いたしました。

まとめると

  • 金利スワップの高い通貨ペアの売りポジションは厳禁
  • 含み損をカバーできるほど長期的にスワップを積み重ねつつ、ランドやトルコリラの回復を待つ
  • 円高になると思ったら米ドル円ではなく、マイナススワップの発生しないユーロ円の売りで備える
  • ユーロ円の売りは100通貨ごとが堅実
  • SBI FXトレード等100通貨から注文できる口座がおすすめ

といった感じにになりました。

持っているだけで資産を増やしてくれる通貨を増やしていきたいですね。

以上、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。投資は自己責任でお願いいたします。

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カテゴリ: FXスワップ投資

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