★2022年世界的金融緩和の影響で円安になっています。
ドル円も150円突破しました!(2022年10月)
では、この円安時に何に投資すれば稼ぐことができるか!チャンス到来か?
結論、円安のうちに、レバレッジを低く、FXでユーロ円売りを仕込み、次の円高に利益を得るという戦法がおすすめです。
本記事の内容
円安時に何に投資をすればいいか?投資歴7年、堅実投資家であるかんべえが実践しているおすすめの投資法を紹介しています。
- 現在のドル円の状況と見通し
- 円安時におすすめの投資とは?
- 円高に備えてFXで円を買うならユーロ円売りがおすすめ
- 円高対策ユーロ円売りの具体的なやり方
- 現在の損益情報
- ユーロ円売りのスワップがマイナスになっているが大丈夫なのか?
ども。投資軍師のかんべえです。
円安が進んでいますね。2022年10月時点では150円前後を推移しています。
(ドル円チャート参考)
リーマンショック時には1ドル80円を割っていたことを考えると、かなり円安が進んだことになります。
では、この円安時に今のうちに投資をしておけばいいものは何か?稼ぐことができるか?
目次はこちら
どこまで円安が続くのか?投資のチャンスか?日銀VSマーケット
ドル円の為替チャートを見てみましょう。
1ドル80円を割ったのはアジア通貨危機の2012年です。
その後、アベノミクス、金融緩和政策が続き、2022年10月には150円まで上昇しています。
途中、2019年1月ドル円フラッシュクラッシュ、2020年3月のコロナショックで大きく円高となりましたが、現在は歴史的に見ても円安ドル高の状態です。
ただ、長期チャートを見てもわかる通り、ドル円は比較的安定しており、円安になったり、円高になったりを繰り返しています。
現在は金融緩和政策、各国の利上げにより円安が続いていますが、円安になるとまた調整があります。
大統領選挙や英国EU離脱やコロナウイルス問題など、何かをきっかけに円高になるというのは繰り返されていきます。
現状では、「日銀 VS マーケット」の構図となっており、世界的には利上げとなっているところ、利上げをせず、指値オペで買い支える政策が続いています。いずれこの政策は限界が来るとみて「日銀が屈するまで日本国債をショート」しているファンドもでてきています。
どこかで大暴落が来てもおかしくはない状態になっていますね。
円高はいつ起きるのか?リスクオフで円が買われる傾向
円は依然として格付けの高い通貨となっています。(日本円はA+)(ソブリン格付けリスト)
そのため、欧米諸国の情勢が悪化すると、リスクヘッジで円が買われる傾向があります。(市場が混乱すると円高になるのは「円が安全資産」だからではない理由)
例えば、リーマンショック時、ギリシャショック時、英国EU離脱時、コロナショック時には大きく円高が進みました。
現在は金融緩和により、相場は楽観的ですが、またいつコ暴落が来るかわかりません。実体経済は苦しい状態なのに、紙幣を発行すれば株価が安定するというのはちょっとおかしいと思われますからね。
世界的にも利上げが進んでおり、長期金利は上昇、日銀が国債の暴落を買い支えるという感じですが、上述した通り、これも限界が来る可能性があります。
歴史的に見ても、円高は繰り返されています。金融緩和が一般化したとはいえ、想定外の事象は起こり得ます。歴史に学び、円高は繰り返し起きると考えていた方が良いでしょう。
円安の今、投資しておけばいいものとは?チャンス到来か?
では、円安時には何をすればいいか?どんな投資をすればいいのか?
おすすめの投資信託は?ETFは?株銘柄は?と探されている人も多いと思います。
円安時にはそういった円安に連動する投資信託を買おうとは思いません。
逆に円高に備えた投資をするのが良いと思っています。
上記でも書きましたが、ギリシャショック、英国EU離脱、コロナショックなど、長い歴史をみても円安になればいつか必ず円高になっていますよね。
円安時に円高に備えるというのはいわゆる逆張り投資になるのですが、ただ単に市場の向きと逆の投資をしているというわけではありません。
「円安時に円高に備える」
というのは
「リーマンショック時のような円高時にドルを買っておく」
と考え方は同じです。
円安時は流れに乗って、ドルを買えとか、外国株を買った方がいいという声も聞こえますが、それはリーマンショック時に円を買っておけというのと同義です。
すなわち、ちょっとタイミングが遅いんですね。
確かにまだまだ円安が進む可能性はあります。
ですが、いずれまた、何かをきっかけに円高が起きる、ということが歴史的にみても可能性が高いです。
追いかけて買ってしまうのはやはり良くありません。
そこで、円安時には円高に備えた投資をすることが良いのではないかと考えています。
上記のドル円チャートを見てもらうとわかるかと思いますが、2015年、一時は120円になっても、また2016年に100円になっています。
そして、また2022年には150円を超えてきていますが、またどこかのタイミングで円高になると思います。
さらに金融緩和でドル円が160円、170円になる可能性ももちろんありますが、それでも、いずれ円高になる可能性は高いです。
私は円高に備えた投資を考えたいと思います。
では、円高に備えた投資とはいったいどうすればいいのか?
円安時の投資におすすめは⇒円高に備えた投資
- 米ドル円チャートを見てもわかる通り円高は定期的に起こります。円安の今こそ円高に備えた投資をすべきだと考えています。(以下、FXで円を買う方法を解説)
- 逆に円高時は米ドルを買います。円安時に利益を得ることができています。(「米ドル積立投資」を参考に)
円高に備えた投資は?FXで円を買う、仕込む(円高対策)
円安時におすすめの投資法。
それは、次の円高に備えた投資です。
では、円高に備えてどんな投資をすればいいのでしょうか。
それは、そのままです。
つまり、円を買っておくということです。
円高になるのであれば、円を安いうちに買えばいいというのが素直な投資です。
円安の今、つまり、円が安いうちに円を買っておくというわけです。
円高になったら上がる株銘柄やETFなどを調査して買うよりも「円」そのものを買っておいた方がよりダイレクトに利益につながると考えています。
ただし、円を買うというのは貯金をしろといのではありません。
FXで円を買います。
例えば1ドル150円で円を10,000通貨買っておけば、1ドル140円になったときに、10円×10,000で10万円の利益を得ることができます。
FXでは買いからも売りからも投資ができるのが最大のメリットです。
つまり、手元にドルを持っていなくても、ドルを売って円を買うということができるんです。
空売りと似ています。要はドルを借りてきて、円と交換して、そして、決済した時に返すというイメージですね。
FXは通貨と通貨を交換することを意味します。
円とドルですと(USD/JPY)といったトレードが用意されており、買う(Long)ことで円を売ってドルを買うことができます。
逆に売る(Short)ことでドルを売って円を買うことができます。
仮に150円の時にドル円FXで円を買ってドルを売っておき(Short)、120円の時に決済すれば、30円の利益が出ます。
10,000ドル保有していれば300,000円の利益を得るとができます。
ドル円売りなら円高になると利益が出るというわけです。
ドルを持っていないのにドルを売ることができるのかという話ですが、FX口座に円を入金すれば、自動換算してドルにして、ドルを売り円を買うことができるようになっています。
FXはリスクが高いのではないかと思うかもしれませんが、レバレッジをかけなければリスクを抑えれます。
FXは預けたお金の25倍まで取引ができるため、ハイリスクハイリターンな投資ができるのですが、レバレッジをかけないことももちろんできます。
投資する際にはレバレッジをできるだけ低くするようにしておくことが必要です。
FXは口座入金額の25倍まで取引ができてしまいますが、レバレッジをかけないようにすれば、ロスカットされるリスクは抑えられ、長期保有することができます。
すなわち、10万円口座に預けたのであれば、10万円分の投資(米ドルの場合は800通貨ほど)しかしないようにすれば、通貨がデフォルトしない限り、保有し続けることができるでしょう。
ただし、後述しますが、ドルを売って円を買うFXの場合、金利差(スワップ)を支払う必要があり、保有しているだけで僅かではありますが、金利分がマイナスになってしまいます。
そこでドル円売りではなく、ユーロ円(EUR/JPY)売りをおすすめします。
ユーロ円売りであれば円の方が金利が低く、円を買ってユーロを売ってもスワップを受け取る側になるため、おすすめです。(※現在はマイナススワップ)⇓ユーロ円売りのメリットを見る
FXはリスクを抑えて投資するのがおすすめです。レバレッジを低くする方法
では、実践方法です。
FXで円を買うという方法です。
ですが、注意点として、多くのFX業者は10,000通貨からしか取引ができません。
すなわち、10,000ドル単位≒1,000,000円単位で投資することになります。
レバレッジは25倍までかけられますので、約5万円からFXをすることは可能ですが、資金力が少ない人にとってはかなりハイリスクな投資となってしまいます。
円を買ってすぐに円高になればいいのですが、円安になっていくと、すぐに口座の資金以上の含み損が発生し、強制ロスカット、退場となってしまいます。
そこで、長期的に円高に向けて投資するのであれば、レバレッジをかけずに投資することがおすすめです。
レバレッジをかけないためには最小取引通貨単位の小さいFX業者を選ぶ必要があります。
つまり、1,000通貨以下から取引ができるFX会社を使います。
では、各FX会社を比較してみましょう。
FX会社名 | 最低取引通貨単位 | ドル/円 スプレッド | ユーロ/円 スプレッド | 豪ドル/円 スプレッド |
SBI FXトレード | 1 | 0.17銭* | 0.39銭* | 0.69銭* |
MATSUI FX | 1 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
OANDA Japan | 1 | 0.4銭 | 0.7銭 | - |
みんなのFX | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
LIGHT FX | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
外為ジャパン | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
DMM FX | 10,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
JFX | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
ヒロセ通商 | 1,000 | 0.2銭 | 0.4銭 | 0.6銭 |
インヴァスト証券 | 1,000 | 0.3銭 | 0.6銭 | 0.7銭 |
セントラル短資FX | 1,000 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.8銭 |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 10,000 | 0.3銭 (原則固定) | 0.5銭 (原則固定) | 0.7銭 (原則固定) |
GMOクリック証券 (くりっく365) | 10,000 | 変動 | 変動 | 変動 |
*ただし、取引数量によって変化
おすすめはSBI FXトレードです。
SBI FXトレードは1通貨から投資ができるというメリットがあります。
そして、コストであるスプレッドがいずれの通貨ペアでも低いです。
円安の今、少額からFXで円に投資するというのも一つの考えです。
100~1000ドルずつでも、円安になるにつれて売りを入れていき、円高に備えるのも賢い投資なのかもしれません。
もちろん、円安がとめどなく進んでしまうこともありますのでリスクはありますが、レバレッジをかけずに少しずつ投資を積み立てれば、リスクを低く投資をすることができるでしょう。
ただ、ドル円FXで円を買うというのはドルを売って円を買うことになりますので、2国間の金利差(スワップ)を多く払わなければならないというデメリットがあります。
ご不明点はLINE@相談もご利用ください。
米ドル円売りではなく、ユーロ円売りで円を仕込むのがおすすめ
円高対策でFXで円を買ってドルを売る(USD/JPYのショートポジション)という方法があります。
ですが、米ドルは円より金利が高く、FXで米ドル円売りポジションを保有すると、マイナスのスワップ金利が発生します。
すなわち、ドル円売りだと、毎日少しずつ金利を払い続けなければなりません。
円高対策でドル円ショートを保有して、すぐに円高になってくれればいいですが、円安が続くと、長期保有する必要があります。その間もスワップ金利を支払い続けなければならなくなります。
つまり、米ドル円売りは保有コストがかかってしまいます。
そこで、おすすめなのがユーロ円売りです。
米ドル円売りではなく、金利の低いユーロ円売りをすれば、スワップ金利をもらいながら、円高に備えることができます。(※現在はマイナススワップとなっていますが、米ドルと比べると金利差は小さいです)
ユーロ円チャートを分析
では、ユーロ円(EUR/JPY)チャートを見てみましょう。
(参照元:SBI証券ユーロ円チャート)
ユーロ円(EUR/JPY)の10年間のチャートです。
こちらもドル円とほぼ同じような動きをしています。
すなわち、円高時・株価暴落時には、しっかりと下がっています。
円高ユーロ安となっています。
2016年の英国EU離脱時ではドル円も99円まで下がりましたが、同様にユーロも110円まで暴落しています。2019年のコロナショック時も大きく下げています。
つまり、円高に備えて、FXでユーロ円に売りを入れると円高時に稼ぐことができるというわけです。
そして、ドル円売りはスワップを支払わなければなりませんが、ユーロ円売りはむしろスワップをわずかではありますがもらい続けることができます。
ユーロもマイナス金利政策ですので、日本より若干金利が低いからです。
ユーロ円FX(EUR/JPY)では、SELL注文でユーロを売って円を買うことができます。
ユーロのほうが若干金利が低いので、ドル円の時のようなマイナススワップはほとんど発生しません。むしろ、プラススワップがもらえるケースが多いです。
(※現在はマイナススワップが大きくなっています。)
ただし、ユーロ円売りの場合、FX業者によってはマイナススワップとなってしまうケースもあります。以下、詳しく見ていきましょう。
ユーロ円売りにおすすめのFX業者 スワップ比較
では、ユーロ円売りについて各FX業者を比較してみましょう。
FX会社名 | ユーロ/円 | 売りスワップ | 最低取引通貨単位 |
SBI FXトレード | 0.49銭* | -40円 | 1 |
MATSUI FX | 0.5銭 | -42円 | 1 |
みんなのFX | 0.4銭 | -50円 | 1,000 |
LIGHT FX | 0.4銭 | -50円 | 1,000 |
GMOクリック証券 (FXネオ) | 0.5銭 (原則固定) | -45円 | 10,000 |
DMM FX | 0.6銭 | -45円 | 10,000 |
インヴァスト証券 | 0.5銭 | -45円 | 1,000 |
セントラル短資FX | 0.97銭 | -55円 | 1,000 |
マネーパートナーズ | 0.7銭 | -118円 | 100 |
JFX | 0.6銭 | -55円 | 1,000 |
OANDA Japan | 0.7銭 | -117円 | 1 |
ヒロセ通商 | 0.4銭 | -55円 | 1,000 |
*ただし、取引数量によって変化
まずスプレッドです。
ユーロ円のスプレッドを見ると、みんなのFXが0.40銭、SBI FXトレードが0.49銭とスペックが高くおすすめです。
CMでもおなじみのGMOクリック証券も0.5銭と低くなっていますが、10,000通貨からしか取引ができないというデメリットがあります。
資金力があるのであれば、問題ありませんが、堅実投資にはおすすめできません。
続いてスワップ金利です。
※世界的に利上げが進み、ユーロ円ショートのスワップ金利はマイナスとなっていますが、SBIFXトレードあたりがマイナスの金額が小さめとなっています。
以上の点から、おすすめはSBI FXトレードです。
ユーロ円スプレッド0.49銭、スワップ金利もマイナスが小さく、1通貨単位で取引ができ、ユーロ円ショートにおすすめです。
少額からコツコツ、ユーロ円売りを入れることができます。
資金に余裕があるのであれば、1,000通貨単位のみんなのFXやLIGHTFXでもいいでしょう。
円高対策ユーロ円売りの具体的なやり方
では、具体的にどうやって円高対策ユーロ円売り投資をするのか。
- STEP1FX口座を用意するユーロ円スワップ金利が高く、スプレッドの狭いFX口座を用意する。※SBI FXトレードがおすすめ
- STEP2ユーロ円売り指値注文を仕込むまず、ユーロ高円安の時に売り注文(ショートポジション)を入れます。(ユーロを売って円を買う。)
140円になったら1000ユーロを売り円を買う
141円になったらさらに1000ユーロを売り….
142円になったらさらに1000ユーロを売り….
といった感じで、私は小刻みにユーロ円ショートのポジションを増やしています。
- STEP3レバレッジは2倍以内レバレッジは2倍以内に抑えて、堅実にトレードします。1000ユーロは約14万円ですので、口座資金が30万円なら、5000ユーロ保有あたりまでに抑えます。
- STEP4決済指値注文を入れて円高を待つ例えば140円のユーロ円ショートのポジションは130円~138円まで円高になったら決済するように指値注文を入れておきます。
円高になってから注文するのもありですが、一瞬の暴落が起きたりしますので、その時に、しっかりと利確できるようにしておくのがおすすめですね。
次の円高が来るまで、スワップ金利を貯めながら長期保有します。(※現在はマイナススワップですが)
- STEP5円高になれば利確、そして以上を繰り返す円高になったら利確し、また次の円安になったらユーロ円ショートを入れる。という感じで繰り返していきます。リーマンショックのような本格的な円高になるまでは、ポジションはある程度残しておくのがおすすめですね。
以上のようなやり方で、「円安時」にしっかりとユーロ円売りを仕込んでおくことで、次の「円高」に備えることができます。
「円高対策の投資としてユーロ円ショートは正解でした。」の記事でも書いていますが、私はこの手法をずっと続けて堅実に利益を上げています。
(2022年10月24日時点:ドル円買いユーロ円売り残高照会)
これは現時点の残高照会ですが、下段の「EUR/JPY 売」というのが、ユーロを売って円を買っている、ユーロ円ショートのポジションです。
この時点ではユーロ円も146円と円安になってきていますので、ユーロ円ショートのポジションを増やしています。そして、次の円高に備えるという感じですね。
ちょっと想定外にユーロ円が上がってきて含み損が増えていますが、レバレッジは2倍以内に抑えていますので、このままじっくり下がるのを待ちたいと思います。
日銀の介入も数回されました。円安を抑制したい動きもできているので、暴落警戒です。
スワップ金利は右下の項目で、現在のところ、過去の保有分でプラスになっています。
また、円高時はドル円買いもしています。
円高時にドル円買いをして、円安時にはユーロ円売りをして、円高時にも円安時にも利益を得る手法「ドル円買いユーロ円売り両建て戦法」も併せて参考にしてみてください。
SBI FXトレードで実際に円を買ってみた 注文方法
FXをしたことがない人は具体的にどうやってユーロを売って円を買うのか?イメージがつきにくいかと思いますので、実際の画像も併せて注文方法をご紹介しておきます。
- STEP1SBI FXトレードを使う上述した通り、SBI FXトレードであれば1通貨から取引ができるので、少額からコツコツ投資をすることができますのでおすすめです。1000通貨単位で問題なければみんなのFX等、他のFX会社がおすすめです。
- STEP2口座に入金するロスカットされないためにも、レバレッジはほとんどかけないことを想定して入金してください。
例えば10万円入金したのであれば、10万円分のユーロ、すなわち、1000ユーロくらいまでの注文に抑える必要があります。あなたの投資スタンスに合わせて金額を決めてください。
- STEP3ユーロ円を売る 注文方法
次に左上にあるメニューボタンを押して新規注文をクリックします。
新規注文をクリックすると出てくる項目の中で「指値」をクリックします。
「指値」注文の初期状態では米ドル円(USD/JPY)になっていますので、ユーロ円(EUR/JPY)に切り替えます。USD/JPYのところをクリックします。
- 売り注文を入れるために、「新規 売」をクリック
- 数量は少額でコツコツいくために200ユーロにします
- 指値ですが、このときのユーロ円が131円なので、133円くらいで指値を設定しておきます。
- 注文確認をクリック
※数量は特に気を付けてください。うっかり桁を間違えてもレバレッジ25倍の範囲内だと注文ができてしまいます。ハイレバレッジな取引にならないようにしましょう。
注文内容に問題がなければ注文発注をクリックします。これで注文完了です。
133円でユーロ円を200通貨ほど売っておけば、131円になったときに約200円利益が出るという計算になります。
以前、133円で売ったユーロ円があるので、見てみましょう。
2017年9月に1ユーロ133円の時に200ユーロほど売っておいたのですが、それが現在1ユーロ131円台となり、利益が200円ほど出ています。
そして、嬉しいのが下段のスワップポイントが40円ほどついているということです。
※数年前の情報ではありますが、ユーロ円はその後、120円を割るほど暴落しており、10円以上の値幅を取ることができました(2019年)その後、2022年10月では148円まで上昇、金利もあがり、スワップがマイナスとなっていますが、また歴史的に見ても調整・暴落があると予測しています。↑現在のユーロ円売りの損益を見る
以上、ユーロ円売りであれば、円高に備えながら、スワップ金利ももらえるので、長期保有してもお得になってしまうんです。(※2022年10月現在はマイナス)
ずっとこの状況が続くのかはわからないのですが。
とにもかくにも、円安時にユーロ円を売っておけば、利益が出ることが分かったかと思います。(※2022年10月厳しい状況ではありますが、歴史的に見ても円高暴落はあるとみています。)
しかも、少額なので、ロスカットのリスクがなく、例えば含み損が増えても、いつかは円高になると想定すると、結構な確率で稼げる投資法なんです。
単純すぎるのか、利益がすくないからなのか、あまり話題になっていませんが、私のお気に入りの投資法ですね。
この投資を5年近く続けており、円高になるたびに利益を得ています。
また、「FX両建てはドル円買いユーロ円売り両建て戦法の方がおすすめできる。」の記事でも書いていますが、円高時にはドル円を買っています。
なので、円安になればドル円の買いポジションが利益が出てくるので、どちらに動いても利益をとれるようになっています。
この往復の繰り返しで、コツコツではありますが、利益を上げていくのが私個人の投資法ですね。円安になれば円を買うチャンスになり、円高になれば決済のチャンスになるわけです。
円高時に価格が上がる投資信託はおすすめできない
円安時の投資として、円高時に儲かる「ユーロ円売り」をご紹介しました。
ユーロ円売りはFXでの取引となるため、少し敬遠される方もいるかもしれません。
FXではなく、投資信託で円高時に儲かるものを探している人も多いかと思います。
円高時(株価暴落時)に価格が上がる投資信託としては以下のものがあります。
正確に言うと、円高により株価が暴落することにより、価格を上げる投資信託(ETF)です。
いわゆるベア系VIX(恐怖指数)系ETFですね。
その他、CFDでに人気の米国viも円高時には価格を上げます。
しかし、これら円高時に価格が上がる系の投資信託はおすすめできません。
なぜなら、保有コストが高いからです。
VIXETF等の投資信託は先物に連動するよう作られています。
しかし、連動対象の先物には期限があります。そして、毎月、連動対象の先物を乗り換えるため、乗り換えコストもかかります。さらには信託報酬もあります。
これらはすべてETFの株価に反映されます。
一見、購入手数料だけで済むと思いがちですが、チャートを見てもわかる通り、長期的には減価していくわけです。(コンタンゴ)
難しくなりましたが、要はVIX先物系のETFは株価上昇時だけでなく、安定時も、価格を下げていくわけです。
ですので、長期保有すると勝率がかなり下がります。投資のタイミングを間違えてしまうと、損をする可能性が高いでしょう。
かくゆう、私も「これまで失敗してきた投資を振り返ってみます。」で買いたい通り失敗しています。
もちろん、暴落直前に買うことができれば、これらの投資信託で儲けることができるでしょう。
しかし、暴落がいつ来るかは誰も予想できません。堅実に円高対策するなら、長期保有してもコストが発生しないユーロ円売りがおすすめですね。
ユーロ円売りのスワップがマイナスになっているが大丈夫なのか?2022年10月更新
この記事を書いたのが2017年ほどで、現在2022年10月は大きく状況が変わっています。
世界的に利上げが始まり、ユーロ円売りのスワップがマイナスとなり、ユーロ円の価格も150円に迫っています。
ユーロ円売り戦法としては逆風です。
ですが、現在のところ問題はないと判断しています。
- マイナススワップの金額がまだまだ小さい
- ユーロ円売りはスワップを得るためにやっているのではなく、保有コストをかけずに円高・暴落対策ができるものとして、評価している
- よって一時的なマイナススワップは問題ない
- ユーロの金利が上がり大きく円安ユーロ高になり、その分、大きく値幅が取れる金利が上がるということはリスクが上がるということ、リスクオフ時にユーロ円がより下がりやすくなる傾向
参考:ユーロ円売りのスワップがマイナスに!?ドル円買いユーロ円売り両建て戦法は大丈夫なのか?
完璧な投資法はないと実感しています。ただ、これだけ円安ユーロ高になると、下がる時も大きくなりそうです。日本も金融緩和政策の転換も迫られてきており、後から見れば、今はまさに仕込み時になるのでは?と思っています。
リスクは高まっていますので、引き続き、レバレッジは低く、堅実に行きたいと思っています。
まとめ
以上、円安時の投資について書いてみました。まとめますと。
- 円安時には将来の円高に備えた投資がおすすめ
- 円安時に円を仕込む
- 円を買うにはFXを使うのがおすすめ
- レバレッジをかけずに堅実に長期投資をする
- ドル円売りはスワップを払わなければならないので、ユーロ円売りの方がおすすめ
- ユーロ円が140円、141円、142円と上がるたびにユーロ売り円買いを進めていく。
- 円高になってユーロが135円、130円、125円、120円となったら決済して利益を得る
例えば1円円安になるにつれて100ユーロずつ売っていくといった感じで、堅実に投資するのがいいでしょう。資金力がある人はもっと保有してもいいもしれません。
もちろん、リスクはありますが2016年は120円から一気に100円に下がったことを考えると、円安時にいかに円を買えるかがポイントだったんですよね。
逆に円高になったら今度は円安になるための投資をすればいいというわけです。今度はドル円を買うのがいいですね。
円安・円高を繰り返しながら、ユーロ円を売って、また決済してを繰り返していけば、少しずつですが、コツコツ利益を上げることができるはずです。
FX口座はユーロ円スプレッドが狭く、スワップ金利の高いみんなのFXがおすすめです。
スワップ金利が高く、スプレッドも狭く、使いやすいです。
100ユーロずつ小刻みにトレードするならSBI FXトレードですね。資金力がない人にとってもありがたいですからね。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。上記投資法は私も実践していますが、とはいえ、もちろん、儲かる保証はありません。参考にしいてただくのは問題ございませんが、投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
口座開設は以下よりどうぞ
SBI FXトレードで円高に備えた投資を始める
円高対策ユーロ円売り よくある質問・FAQ
-
損切はしないのですか?
基本は損切りしません。レバレッジを2倍以内に抑えて130円、140円に上がっても余裕を持って売れるようにします。仮にユーロ円が200円となると損切するかもしれませんが、その時は他の通貨や株等が上がっているでしょうから、補填できると考えています。
-
ユーロ円売り円高対策投資法とは?
・取引単位は300~500ユーロずつ
・レバレッジは2倍以内(130円超はもちろん過去最高値も意識)
・0.2~0.5円上がるたびに売りを仕掛けておく(指値注文を並べておく)
・ユーロ円が大きく上昇したときは多めに売る
・ユーロ円が下がるまでスワップ金利を貯める
・0.5円~5円ほど下落してきたらユーロ円売りを決済していく
・以上を繰り返す
といった手法です。
-
なぜ円高対策にユーロ円売りがおすすめなのか?
ユーロ円売りはスワップ金利がプラスであり、かつ、円高時にはしっかりと下がってくれるというメリットがあるからです。長期保有しながら円高を待つことができます。
-
レバレッジ1倍とは?
ユーロ円が130円とすると、1,000ユーロで130,000円です。ここでFX口座に130,000円あればレバレッジ1倍です。大変動もありますので、レバレッジは2倍以内にすることがおすすめです。
-
ユーロ円は何円まで上がりますか?
これは全く分かりません。140円超ももちろん、史上最高値もしっかりと意識しておいた方が良いでしょう。予想外にユーロ円が上がったとしても強制ロスカットしないためにもレバレッジは2倍以内に抑えるようにしましょう。
-
全くの初心者ですがやり方を教えてくれますか?
個別具体的な投資判断はできません。投資は自己責任が原則です。そのうえで、ですが、取引の始め方はLINE@等でご相談いただければ対応いたします。
-
ユーロ円売りにおすすめのFX口座はどこですか?
ユーロ円売り投資法ではおすすめの口座は「SBI FXトレード」です。ユーロ円売りのスワップ金利が高く、1通貨から取引ができるのが魅力です。他のFX口座は1,000ドル単位、10,000ドル単位からの取引になってしまいますので、少額でレバレッジ1倍にするのが難しいです。堅実に投資をするならSBIFXトレードですね。
円安投資関連記事
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