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FX初心者の人向けに必要な知識を全てまとめました。~正しいFXのやり方・始め方~

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FXを始めようと思っている方へ、この記事を読めばFXに必要な情報が手に入ります。

ども。投資軍師のかんべえです。

今回はFXをこれから始めようと思っている初心者の方向けにFXを始める前にFXの基礎と知っておくべき必要な情報をまとめたいと思います。

FXについては色々と情報を飛び交っています。

他サイトでは平気で初心者にハイレバレッジ(ハイリスク)な取引方法を進めています。

それは、多額の取引をしてくれたほうがFX会社が儲かるからです。もちろん、しっかりと調べればFXでも初めからハイリスクなトレードをする必要がないことはわかりますが、多くの人はそこまで調べずにFXを始めて、すぐに投資資金をなくしてしまい、二度とやらなくなります。

当サイトではそのような短期的な視点ではなく、FX初心者の方のメリットを考えて解説記事を書いています。FXの正しいやり方・始め方を解説させていただきます。

以下、少し長くなりましたが、この記事だけでFXの大事なことをまとめられればと思っています。

FXに必要な知識まとめ 長い記事を読みたくない人へ

この記事はFX初心者の方向けに私が必要と思う情報・ノウハウを詰め込んでいます。ですので、かなり長文となってしまっています。

是非全部読んでほしいですが、なかなか時間もないかと思いますので、まず、簡単にFXについての必要な情報をまとめておきます。

わかりづらい場合やもっと知りたい場合はさらに記事の続きを読み進めてください。

【初心者向け FXに必要な知識・ノウハウ まとめ】

 

  1. FXとは外貨(米ドルやユーロ)を買ったり売ったりすることができるトレードのこと
  2. 証拠金取引といい、決済するのが前提の取引なので、手もとに米ドル札を引き出すことはできない。FX口座に預けたお金を証拠金という。
  3. 買いからでも売りから(空売り)でも入ることができる。
  4. 含み損が証拠金のある一定まで達すると、もっとお金を入れてくださいと、追加の証拠金(追証)を要求される
  5. さらに含み損が増えつづけると、ロスカット(強制決済)される
  6. レバレッジを25倍までかけることができる。口座に10万円を預けたら25倍の250万円分の取引をすることができる。
  7. レバレッジをかけるとハイリスクハイリターンな投資となり、かけなければローリスクローリターンな投資になる
  8. FXでもスワップ金利という形で金利が入ってくる
  9. 米ドル、豪ドル、南アフリカランド、トルコリラなどがスワップ金利が高く、金利狙いの投資としても使われている
  10. 逆に売りから入るとスワップ金利を払うことになる
  11. FX口座によって取引の単位が異なる。最小取引通貨単位といい、10,000ドルからしか取引ができないところもあれば1ドルから取引ができるところもある
  12. FX初心者はレバレッジをかけないことがおすすめ。なので、1ドルから取引ができるFX口座を選ぶ。
  13. 1ドルから取引ができる口座はSBI FXトレードなので、まずはここを用意しておく
  14. FXには手数料がなく、かわりに買値と売値の差であるスプレッドがコストになる。これもFX口座ごとに違うが1銭もかからないものがほとんどなのでコストは小さい。
  15. 一方、外貨預金は手数料が1ドルにつき1円かかったりもするので、外貨に投資するならFXを使うように
  16. FXは平日、24時間いつでも取引することができる
  17. 満期がなくずっと保有ができる

簡単ではありますが、以上の点を抑えておいてほしいです。

とにかくFX初心者の人はまずは最小取引通貨単位の低い、初心者にもおすすめのFX口座を使って、トレードの練習をすることをおすすめしますよ。

解説記事はこちら
【SBI FXトレードの評判】なぜおすすめできるFX口座なのか?利用歴6年が語ります。

では、以下、より詳しく書いていますので、さらに知識を深めたいかたは以下を読み進めていってください。

そもそもFXとは?

まずFXとは何かを説明しておきます。

FXとは「Forgin Exchange」の略語で「外国証拠金取引」と言います。

といわれてもよくわからないと思いますが、要は外国のお金を交換する取引のことを言います。

日本円を売って米ドルを買う、逆に米ドルを売って日本円を買うこともできます。

外貨に投資できるという点では外貨預金と同じですが、FXは外貨預金とは違い「証拠金取引」という方式をとっています。

そのため、実際にドルやユーロが手許に入るというわけではなく、FX市場の中で完結させなければならないので、その点は外貨預金と違いますね。また、FXは売りから入ることもできます。

ちょっと混乱してきたかと思いますので、要はFXは外貨に投資できる手段だということをまず理解してください。

FXは証拠金取引であるという点が外貨預金と大きく違う点

次に「証拠金取引」という点について解説します。

証拠金取引とは差金決済とも呼ばれており、売買の差額の利益が口座に振り込まれる、もしくは差額の損失が口座から支払われる取引です。

また、FXでは取引にレバレッジをかけることができます。

証拠金取引とは証拠金をFX口座に預けておき、その証拠金のレバレッジの範囲内で売買することができるという取引です。(レバレッジとは「てこ」の原理で預けお金の何倍もの取引ができる幅のことを言います。レバレッジについては改めて後述します。)

では、例をあげてみましょう。

例えばFX口座を開設し、100,000円を口座に預けたとします。

FXではレバレッジが25倍まで認められていますので、100,000円25倍の2,500,000円まで取引をすることができます。

1ドル=100円とすると25,000ドルまで注文ができます。

わかりやすく、今回は100,000円口座に預けて、10,000ドルを買ったとします。

1ドル100円の時に10,000ドルを買い、105円の時に決済すると、10,000ドル×(105円-100円)=50,000円

円が5円動くことで50,000円の利益が得られます。そして、口座は150,000円となって、引き出すことができます。

逆にドルが95円になった時に決済するとマイナ50,000円となり、口座から50,000円支払われます。

FXにはロスカットというルールがあり、仮にドルが90円を下回った場合、含み損が口座の100,000円超えてしまいますよね?そうなると強制決済されてしまい、ゲームオーバー。口座にお金はなくなってしまいます。いわゆる退場です。

どうでしょうか。FXというものがイメージできましたでしょうか。

差金決済なら買いはもちろん売りからでも取引できる。

もう少し証拠金取引、差金決済について掘り下げておきます。

証拠金取引が通常の現物株式取引と違う点としては実際に手許には現物は手に入らないことがあげられます。

FXで10,000ドルを買ったとしても実際に手許に10,000ドルを置くことはできません。FX市場の中で差金決済をすることしかできません。

また、FXでは売りからも入ることができます。

すなわち、ドルを売って円を買うことができます。

「もともと、ドルを口座に預けてないんだからドルを売るなんてできないよ?」

と思うかもしれませんが、証拠金取引の中では可能です。

なぜなら、証拠金でドルを買うわけではないからです。証拠金はあくまで差金決済時の担保として口座に預けているもので、担保金と思っていただけるとわかりやすいかと思います。

この担保金の価値の25倍以内の範囲内であれば、買いからも売りからも取引をすることができるというわけなんです。ですので、円高になると思えばドルを売って円を買うという取引から入ると良いというわけです。

株の信用取引をしている人はわかると思いますが、FXも同じく、売りから取引をすることができるんですね。

ちなみに、円を介さない取引も可能です。

例えばドルを売ってユーロを買うということも可能です。

これも預けた証拠金の価値の25倍の範囲内で取引ができますし、決済すれば日本円に自動換算されて口座に振り込まれます。その際の手数料はありません。

FXとは?証拠金取引についてまとめ

ではFXとは何かについてまとめておきましょう。

  • FXとは外貨を交換する取引で証拠金取引というルールを採用しています。
  • 証拠金取引は証拠金を口座に預けて置き、その口座に預けた証拠金のレバレッジの範囲内で売買することができます。
  • 直接口座に預けたお金でドル等の外貨を売買するのではなく、FX市場の中で完結する差金決済取引をします。
  • 決済が完了し、利益が出れば口座残高は増えますが、損をすれば口座残高から支払われます。
  • また、FXは売りからも買いからもどちらからでも取引を始めることができます。この点は株の信用取引と同じです。

うーん、どうでしょう。FX初心者の方にわかりますかね。改めて説明するとなるとやはり難しいですね。

では次に行きましょう。

通貨ペアとは 米ドル円(USD/JPY) ユーロ円(EUR/JPY)などなど

次に通貨ペアについてです。

FXは通貨と通貨を交換する取引であるというわけですが、交換する2種の通貨のことを通貨ペアと言います。

円と米ドルを交換する場合はドル円はUSD/JPYと表記します。

円とユーロならEUR/JPYです。ユーロとドルならEUR/USDです。

では、米ドル円USD/JPYのチャートを見てみましょう。

ドル円チャート

ここ5年間の米ドル円チャートです。

USD/JPYと表記される場合は1USD買うのにいくらJPYが必要かという意味になります。

円の価値が高まり円高となれば、USD/JPYチャートは下落していきます。逆に円安となれば上昇します。

そのため、FXの取引でUSD/JPYの通貨ペアを選択し、買い(Buy)を注文するということは円を売ってドルを買うことを意味します。逆に売り(Sell)を注文すると、ドルを売って円を買うことになります。対象は左側に来ている通貨となります。

EUR/JPYの通貨ペアも同じです。ユーロを買いたいのであれば買い注文をすればいいというわけですね。

では、EUR/USD(ユーロドル)の場合はどうでしょう。

ユーロドルチャート5年

EUR/USDで買い注文を入れればドルを売ってユーロを買うことになります。ユーロの価値が上がると思えば買い注文をすればいいというわけですね。

ですので、チャートを見てみますと、ユーロが安くなりドルが高くなると、チャートは下落します。逆にユーロが高くなりドルが安くなるとチャートが上昇するというわけです。

仮にUSD/EUR、すなわちドルユーロのチャートであれば、逆になるというわけです。

FXでは様々な通貨ペアが取り扱われていますので、混乱して買いと売りの注文を間違えないようにしましょう。

ちなみにユーロドル(EUR/USD)といった自国の通貨が入っていない通貨ペアのことを「クロス通貨」と言います。

ユーロドル(EUR/USD)をFXするとは?日本円しか口座に入れてないのに・・・?

FX口座には日本円しか入れていないのになぜユーロを買ってドルを売ると言ったユーロドルの取引ができるのか?繰返しになりますが改めてこの疑問を抑えておきましょう。

これもFXが証拠金取引であるからです。

FXに預けているのは証拠金です。いわゆる担保金です。

この口座に入れた日本円でドルを買うのではなく、FX市場の中で差金決済することを前提として取引をしています。

すなわち、お金を借りてきていると考えていただければ問題ございません。

例えば、USD/JPYの場合、USDを買うためにJPYを借りてきてUSDを買います。逆に売り注文の場合はUSDを借りてきてJPYを買います。

ですので、EUR/USDの取引もできます。

ユーロを借りてきて、米ドルを買う。米ドルを借りてきて、ユーロを買う。FXはこんな感じですね。

それで、どれだけお金を借りれるかというと、FX口座に預けている証拠金の25倍までのレバレッジの範囲内というわけです。

イメージできましたでしょうか。

レバレッジとは FXはハイリスクハイリターン?

次にレバレッジについて改めて書いておきましょう。

上出した通り、FXではレバレッジを25倍までかけて取引することができます。

すなわち10万円口座に預ければ、25倍の250万円分まで注文することができます。

ですので、少ないお金で大きな取引ができ、ハイリスクハイリターンな投資をすることができます。例えば100,000円しか口座に預けていないのに10,000ドル(1ドル100円とすると1,000,000円)も買うことができるというわけです。

ですでの、FXはハイリスクな投資として、多くの人から敬遠されてしまっているのです。

ただ、ハイリスクハイリターンな投資が「できる」というだけで、しないこともできるのではないか?

まさにその通りなんです。ただ、無条件にできるわけではありません。

FXをハイリスクはリターンな投資にしているのは次に説明する「最低取引通貨単位」というものが関わっていきます。

最低取引通貨単位とは?初心者の人はここが重要

FXでは会社ごとに「最低取引通貨単位」というものが決まっています。

最低取引通貨単位とは株でいうと1単元のようなもので、最低これだけは注文しなければならないという通貨数のことを言います。

FXでは多くの会社がこの最低取引通貨単位を10,000通貨に設定しています。

10,000通貨というと10,000ドルです。すなわち100万円からでしか投資ができないようになっているんです。

かなりの投資の規模ですよね?

このため、個人がFXを始めるためにはどうしても高レバレッジをかけざるをえず、ハイリスクハイリターンな投資になってしまっているのです。

あまり調べずにFXを始めた人はFXってそういうもんでしょ?と妙に納得して、ハイリスクな投資を繰り返している人も少なくありません。

FX初心者の人に10,000ドル単位の投資をいきなり始めて大丈夫なのでしょうか?どう考えても怖いですよね。

FX初心者ならできれば1,000ドル、出来るな100ドルとか10ドル単位からFXを始めたいものです。

はい。可能です。

FX会社によってこの最低取引通貨単位の設定が異なりますので、あなたの投資スタイルに合わせてFX会社を選ぶようにしましょう。

主要なFX会社の最小取引通貨単位を比較しています。

FX会社名最低取引通貨単位ドル/円
スプレッド
ユーロ/円
スプレッド
豪ドル/円
スプレッド
SBI FXトレード10.17銭*0.39銭*0.69銭*
MATSUI FX
10.2銭0.5銭0.7銭
OANDA Japan10.4銭0.7銭-
みんなのFX
1,0000.2銭0.4銭0.6銭
LIGHT FX1,0000.2銭0.4銭0.6銭
外為ジャパン1,0000.3銭0.5銭0.7銭
DMM FX10,0000.3銭0.5銭0.7銭
JFX1,0000.3銭0.5銭0.7銭
ヒロセ通商1,0000.2銭0.4銭0.6銭
インヴァスト証券1,0000.3銭0.6銭0.7銭
セントラル短資FX1,0000.3銭0.5銭0.8銭
GMOクリック証券
(FXネオ)
10,0000.3銭
(原則固定)
0.5銭
(原則固定)
0.7銭
(原則固定)
GMOクリック証券
(くりっく365)
10,000変動変動変動
各社スプレッド2022年11月更新
*ただし、取引数量によって変化

このように1,000通貨から始めることができる会社も多くあります。

そして、SBI FXトレードのようになんと1通貨からFXできる会社もあります。1通貨といえば1ドルです。全くと言っていいほどリスクなくFXを始めることができちゃいます。

ただ、FXでCMでも有名なGMOクリック証券はDMMFXは10,000通貨からしかできないため、どうしても取引規模が大きくなってしまいます。あと、くりっく365というFXの公的な市場もあるのですがこれも10,000通貨からです。

広告を見ると10,000通貨からしかFXができない会社も平気で初心者向きと宣伝していますが、どう考えても初心者であればもっと少ない単位から取引をすべきですね。

取引の規模が大きくなれば、FX会社にとっても利益が高くなるのは事実なので、そういった宣伝文も多く出ていますが、しっかりと理解して判断するようにしましょう。

FX口座の選び方については以下の記事でも詳しく書きました。
改めてFX初心者におすすめの業者(証券会社)はどこなのか口座の選び方について書きたいと思う

FXはいくらから始めることができるのか?

さて、レバレッジと最低取引通貨単位についてご理解いただけたかと思いますので、より具体的にFXはいくらから始めることができるのか?について書きたいと思います。

FXはいくらから始めることができるか?ということですが、それはFX会社ごとに異なります。

例えば10,000通貨単位の会社であれば、米ドルなら10,000ドルとなり、約1,000,000円で、レバレッジ25倍最大にすれば約40,000円(1,000,000円÷25倍)から取引することができます。

1,000通貨単位のところなら10分の1の4,000円。

1通貨単位のところなら、10,000分の1の4円となります。

なんと、4円からFXできてしまいます。もちろんレバレッジが25倍なら少しの変動でロスカットしてしまうのですが。

仮にレバレッジを1倍に抑えるとすると、10,000ドルなら1,000,000円必要ですし、1,000ドルなら100,000円ですね。そして、1ドルなら100円から始めることができてしまいます。

まあ、100円から始めてもほとんど利益は得られませんが、FXの練習をするには最適ですね。

FXはいくらから始めることができるかについては「FXはいくらから始めることができるのか?」の記事でも詳しく書いていますのでご覧になってください。

ここまでのまとめ 通貨ペアについてレバレッジについて

大分長くなっちゃいましたね。ついていけてますか?

では、ここまでをまとめておきます。

  • 通貨ペアとは交換するペアの通貨のこと
  • USD/JPYならUSD(米ドル)が主軸となり、買い注文なら米ドルを買うことになり、売り注文なら米ドルを売ることになる。
  • FXは口座に入れたお金で外貨を買うわけではない。口座に入れたお金は担保金であり、取引の取引は通貨を借りてきて、それを売って通貨を買うというイメージ
  • そのため、EUR/USDといったクロス通貨も取引可能
  • FXではレバレッジを25倍までかけることができる。ゆえにハイリスクハイリターンな投資ができる。
  • 最小取引通貨単位はFX会社ごとに異なる。
  • 1通貨からFXできる会社もあり、リスクを低く堅実な投資も可能
  • FX初心者の人はまずは少額からFXを始めるのがおすすめ

という感じです。特に最小取引通貨単位がFX会社ごとに異なるということはFX初心者の人にとって重要ですのでおさえておいてください。

これを知らず、FXは10,000通貨からしか取引ができないと思っている人が多く、それがFXの醍醐味でしょう!と思っている人も多く、ハイリスクでジャンキーな投資をしている人が多いので気をつけたいところです。もちろん、勝てればそれでもいいんですけどね。

スプレッドとは?FXは取引手数料がなくスプレッドが実質のコスト

大分長くなっちゃいましたね。やはり、FXを1記事にまとめるのは無理があったかもしません・・・・が、気にせず書きたいと思います。

では、次にスプレッドについて説明していきたいと思います。

FXには株のような取引手数料はありません。ですので、多くのFX会社の広告では「手数料無料」と書かれています。

でも、FX業界にとって手数料無料は当たり前。別に珍しくもないんですよね。

では、FX会社はどうやって儲けているのか、それがスプレッドになります。

スプレッドとは何か?それは買値と売値の幅になります。スプレッド幅
(SBI FXトレード オフィシャルHPより)

上記の米ドル/円を見ると、左側青色の売値が103.8619円となっており、右側赤色の買値が103.8646円となっており、0.0027円ほどの幅がありますよね。これがスプレッドです。

0.0027円は0.27銭ですので、上記の画像では「スプレッド0.27」となっています。

つまりドルを買ってすぐ売ると1通貨あたり0.27銭ほど損をしてしまうということになるんですよね。これがスプレッドというものです。

ユーロ/円であれば0.69銭、オーストラリアドル/円であれば0.77銭、南アフリカランド/円であれば0.99銭と、通貨によってスプレッドが異なり、新興国の通貨になるほどスプレッドが広がる傾向があります。

また、スプレッドはFX会社ごとに異なっており、これが実質FX会社の利益となっているわけなんです。

スプレッド比較表

FX会社名ドル/円ユーロ/円豪ドル/円最低取引通貨単位
SBI FXトレード0.17銭~0.69銭~0.77銭~1
外為ジャパン0.3銭0.6銭0.7銭1,000
JFX0.3銭0.5銭0.7銭1,000
GMOクリック証券0.3銭0.5銭0.7銭10,000
インヴァスト証券0.3銭0.6銭0.7銭1,000
ヒロセ通商0.2銭0.4銭0.6銭1,000
DMM FX0.3銭0.5銭0.7銭10,000
OANDA Japan
0.4銭0.7銭-1
セントラル短資0.51銭0.97円0.89銭1,000

(*スプレッドは原則固定なのですが、指標発表時など、取引が激しく行われるときは広がることがありますのでご注意ください。

このようにFX会社ごとにスプレッドは大きくことなります。

とはいえ、1銭もかからないならほとんど気にしなくてもいいのでは?と思うかもしれませんが、これがトレードの方法によっては大きな負担となります。

後述しますが、スキャルピングトレードと言って少ない値幅で何度も売買を繰り返していく手法をメインとした場合、0.1銭のスプレッドの違いで年間の利益は大きく変わってくるためスプレッドは重要な要素となっています。

また、0.27銭のスプレッドも1,000,000通貨分となると270,000銭=2,700円となりますので、決して安い金額ではないわけです。FX口座を選ぶときはスプレッドはできるだけ狭い会社を選ぶようにしましょう。

スプレッドは原則固定の会社もあれば変動する会社もあります。また、スプレッドとは別に手数料が有料の会社もありますので、FX会社を選ぶ際にはご留意ください。

また、為替が大変動した時はFX会社が注文処理に追い付かず、スプレッドが大きく広がることがあります。また流動性が低い通貨、取引が少ない通貨も広がる傾向がありますので、ご留意ください。

とはいえ、原則スプレッドが狭い会社を選んでおけば心配はいらないでしょう。

スワップとは?FXでも金利相当の収益が入ります。

次にスワップについてご説明いたします。

スワップとは通貨と通貨の金利差のことをいいます。

例えば、ドル円であれば、ドルの金利と円の金利との差です。

現在はドルの方が金利が高いため、ドル円(USD/JPY)の買いポジションを保有していればスワップが入ってきます。逆に売りポジションを持つとスワップを支払わなければなりません。

FXで長期投資する際にはスワップがどれだけ入るのか、どれだけ支払わなければならいのかも注意しておく必要がありますね。

FXではスワップ金利の高い通貨にも投資することができます。

スワップの高い通貨を比較すると

米ドル<オーストラリアドル<ニュージーランドドル<南アフリカランド<トルコリラ

概ねこのような感じになります。

利回りに換算した場合、ニュージーランドドルは3%前後、南アフリカランドは5%前後、トルコリラは10%前後となります。

通貨ペアスワップ(利回り)スプレッド備考
米ドル円
(USD/JPY)
5円~10円
(0.1~0.2%)
0.2~0.5銭一番人気。堅実にドル高を狙って長期投資
豪ドル円
(AUD/JPY)
1円~2円
(0.0%~0.1%)
0.7銭~3.0銭利下げの影響でスワップ金利もダウン
NZドル円
(NZD/JPY)
1円~3円
(0.0%~0.1%)
1.79銭~6銭オーストラリアと同じく、利下げにより魅力減少
ランド円
(ZAR/JPY)
30円~60円
(1.5%~3.6%)
0.9銭~14.9銭原油安の影響で一時5円台になるが、6円台に回復中。
メキシコペソ
(MXN/JPY)
30円~70円
(3%~5%)
0.2銭~1.9銭2018年よりFXでも一般化したメキシコペソ。米国との関係改善で将来性期待
トルコリラ円
(TRY/JPY)
10円~22円
(3%~5%)
1.6銭~とにかくリスクの高い通貨。利下げで魅力がさらに減少。

FXは長期保有し続けることができますので、スワップ狙いで長期投資することも可能です。

私も「南アフリカランド円FX」や「トルコリラ円FX」で堅実投資を進めています。

南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています【目指せ金利生活】

トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。

外貨に投資して金利相当のスワップを得ることができるというのは外貨預金と似ていますね。後述しますが、外貨の高金利の恩恵を受けたいのであれば、外貨預金よりもFXで投資したほうがずっとパフォーマンスが良いんですよね。

このスワップもFX会社によって異なります。手数料と同じでスワップが低いということはFX会社の取り分が多いということなんですよね。よりスワップが高い会社を選ぶのがいいでしょう。

さあトレードを始めよう!FXのトレードのタイプについて

以上でFXの仕組みについて概ね解説いたしました。

では、実際にFXでトレードをしていきましょう。

FXはハイレバレッジでハイリスクハイリターンを狙うトレード手法と、レバレッジを低く抑えて、スワップ金利を狙う堅実なトレード手法と大きく分けて二つあります。

以下、それぞれ説明していきますので、どちらが自分に合ったスタイルか

➢ハイレバレッジで短期ハイリスクハイリターントレード

こちらはいわゆるデイトレーダー型のトレードスタイルです。

上出した通り、FXではレバレッジを25倍までかけることができますので、レバレッジを10倍以上で運用して、少ない資金で大きく稼ぐことを主体とします。

例えば、10万円を口座に預けて、10,000ドル~20,000ドルのトレードを繰り返します。

10,000ドルであれば1円動くだけで10,000円儲かることになります。また10円動けば100,000円となるわけです。

口座に10万円預けて、わずかな期間で20万円にしたいと思う方におすすめのトレード手法ですね。

ただ、リターンが高い分リスクも高くなります。

口座に預けた10万円が一瞬にして亡くなってしまう可能でもあるわけです。

また、急激な為替変動があった場合、値飛びが起きて、証拠金以上の損失を負う可能性もあります。その場合は負債を抱えてしまうことになります。

ハイリスクハイリターンなトレードスタイルは確かに早く大きく稼ぐことはもちろん可能ですが、トレードのセンスがない場合はすぐに損失が膨らみ退場となってしまいますので、稼げるようになるためには相当の訓練が必要でしょう。

また、為替の大変動時にはレバレッジが大きい分今までのもうけを全て失うリスクもあります。もちろん、逆に大きく稼ぐ可能性もあります。

このハイリスクハイリターンな短期トレードを主体とするのであれば、おすすめの口座はJFXです。

もう一度、FX会社の比較表を見てみましょう。

FX会社名ドル/円ユーロ/円豪ドル/円最低取引通貨単位
SBI FXトレード0.17銭~0.69銭~0.77銭~1
外為ジャパン0.3銭0.6銭0.7銭1,000
JFX0.3銭0.5銭0.7銭1,000
GMOクリック証券0.3銭0.5銭0.7銭10,000
インヴァスト証券0.3銭0.6銭0.7銭1,000
ヒロセ通商0.2銭0.4銭0.6銭1,000
DMM FX0.3銭0.5銭0.7銭10,000
OANDA Japan
0.4銭0.7銭-1
セントラル短資0.51銭0.97円0.89銭1,000

(*スプレッドは原則固定なのですが、指標発表時など、取引が激しく行われるときは広がることがありますのでご注意ください。

JFXはスプレッドが狭いというメリットがあるのに加え、1000通貨から取引ができるのも魅力です。短期トレードとはいえ、初心者であれば初めは1000通貨からトレードをするのがおすすめですね。

また、JFXは数秒の間に何度も取引を繰り返すスキャルピングを公認している会社でもあります。スキャルピングはFX会社のシステムに負担がかかるため、禁止している会社も多いのですが、JFXは公認しておりトレードシステムの安定性に定評があります。

その他、GMOクリック証券やDMMFXなどが人気ですね。

以上をまとめると

  • ハイレバレッジ(10倍〜25倍)でトレードをする
  • 少ない資金で短期間で大きく稼ぐことができる
  • その反面、すぐに損失が膨らみ退場となるリスクがある
  • 稼げるようになるためにはテクニカル分析等、相当の訓練が必要
  • 日々のストレスは高め
  • 為替大変動時には今までの儲けが全てなくなる可能性もある
  • FX口座はスプレッドが狭く、システムが安定している会社を選ぶ

といった感じになります。

➢レバレッジを低く抑えてコツコツ積み立てスワップ狙いの堅実トレード

こちらは一転、堅実なトレード手法です。

レバレッジはほとんどかけずに、スワップの高い通貨をメインにコツコツ積み立てていくという手法です。

例えば、10万円口座に預ければ、1,000ドルまでしか買いポジションを保有しないというわけです。1ドル100円であればレバレッジは1倍となり、理論的には通貨がデフォルトしない限り保有し続けることができるというわけです。

長期保有している間はスワップ金利をコツコツ稼ぐことができます。

また、収入が増えて、投資する余裕資金が増えれば口座に資金を入れて、さらに買いポジションを増やし、スワップ金利も増やすことができます。FXを積み立て投資のようにコツコツと増やすことで堅実に稼いでいきます。

この手法は確かにレバレッジをかけていないので、日々の利益は微々たるものですが、損切りする必要がなく、日々のストレスを感じることなく投資を続けることができます。

また、資金に余裕ができた場合や為替が下がってきたときに買いを増やせばいいだけなので、テクニカル分析等は不要です。長期的に上がると思った通貨に投資し続ければいいというわけです。

スワップの高いおすすめ通貨は以下の通りです。

通貨最適FX会社スプレッドスワップ(年利)
米ドルSBI FXトレード0.27銭約80円(2.0%)
豪ドルみんなのFX0.6銭約50円(2.1%)
NZドルヒロセ通商0.8銭約40円(2.1%)
ランドみんなのFX0.99銭約150円(約5.8%)
メキシコペソセントラル短資FX0.5銭約150円(9.8%)
トルコリラみんなのFX1.6銭約120円(約12.3%)

参考:FX高スワップ金利比較【スワップ金利で稼ぐのにおすすめの通貨ペアとは】

当サイトでもこのレバレッジをかけないスワップ狙いの堅実トレードを推薦、実践しており、南アフリカランドについては「南アフリカランドのFX投資で少しずつスワップ収入を得ています【目指せ金利生活】」で、トルコリラについては「トルコリラFXで堅実にスワップ金利収入を稼ぐ方法を検証しました。」で詳しく書いていますので参考にしてください。

スワップ狙いの堅実トレードは口座に預けたお金の1倍~2倍の範囲内で為替が下がってきたら買い増しをして、上がるまでスワップを稼ぎつつ、通貨高になってきたら、為替差益もソコソコ稼ぐというスタイルです。

すぐには大金は稼げませんが、堅実に利益を上げたい人におすすめですね。

また、為替大変動時にはもちろん含み損は大きくなるのですが、レバレッジを低く抑えておけばロスカットされず、まだ買う余力が残っていますので、大底で買うこともできます。その場合は短期間に大きな値幅をとれますので、なかなか侮れない手法となっています。

このスワップ狙いの堅実トレードをする場合、スワップが高く、最低取引単位が小さい会社を選ぶ必要があります。

上記比較表にもある通り、南アフリカランドであれば1通貨から投資ができるSBI FXトレードがおすすめで、トルコリラであれば、1000通貨からにはなりますが、ヒロセ通商がおすすめですね。

以上をまとめると

  • スワップ狙いの堅実トレードはレバレッジを低く抑える
  • レバレッジを低く抑えるとは10万円口座に預けたら10万円分(約1,000ドル)しか買いポジションを取らないこと
  • レバレッジをかけずに毎月コツコツ投資額を増やしていく
  • 為替が下がったら買いを入れて、為替が大きく上がったら決済していく感じ
  • トレードは単純で毎日取引をしないので、日々のストレスは小さい
  • テクニカル分析など細かい勉強は不要
  • レバレッジをかけていないため平常時の利益は微々たるもの
  • ただし、長期になればなるほどスワップ金利収入が増えていく
  • 為替大変動時にもロスカットされず、むしろ大底で買うことができる
  • FX口座はスワップが高く、最小取引通貨単位が小さい会社を選ぶ

以上のような感じになります。

実際のFXの注文方法を解説

では、実際にどうやってFXで注文をするのか、やってみましょう。

私も使っているSBI FXトレードで解説します。基本はどの口座も同じです。

①まずは、口座にログインします。
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オフィシャルサイトに行き、左サイドバーのログインをクリックします。

②ログインする。
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会員ログイン画面に行き、ログインIDとパスワードを入力します。

③管理画面
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このような取引注文画面に移行します。

④次に真ん中のメニューの新規注文を押します。
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初期状態では「成行注文」になっていますので、「指値・逆指値注文」を選択します。

⑤ドル円を100ドル注文してみます。
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今回はドル円を100ドル買い注文入れてみたいと思います。

通貨ペアをUSD/JPYに選択します。

その次に「指値」を選択

この時のドル円が113.2円ほどでしたので、注文価格を113.1円に設定しました。

そして、注文数量を100に設定。

⑥注文確定
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下にスクロールし、有効期限を無期限にして、注文確認ボタンを押します。

⑦注文確認
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以上のように注文内容の確認が出ますので、正しければ注文確定をボタンを押します。

⑧注文完了
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これで注文受付が完了しました。

それほど難しくはない作業です。

ただ、FXはレバレッジをかけれますし、成行注文が基本となっていますので、うっかり、数量を多く注文してしまうと、ハイレバレッジな取引になってしまいますので注意が必要です。

また、売りからも注文することができますので、間違えないように注意してください。

上記注文はUSD/JPYを100ドル買い注文しました。すなわち、100米ドルを円で買うことになります。指値の113.1円まで円高になれば約定して100ドルの買いポジションを持つことになります。

その後、円安ドル高になれば、利益が出ますが、円高ドル安になると損が出るという感じになります。

買いポジションをとったら、今度は決済注文を出していくことをお勧めします。私は115円あたりで売れるよう決済注文を出したいと思います。

以上、FXの注文方法についてでした。

確定申告は必要です。損しててもできるだけ確定申告を

FXは株の証券口座のような源泉徴収口座がありませんので、自分で確定申告をする必要があります。

損失が出ていれば摘発されることはありませんが、儲かった場合は必ず確定申告をする必要があります。取引報告書はFX会社が管理しており、税務調査が入れば一発でばれますので個人でも注意するようにしましょう。

パソコン代、通信費、スマホ代、家賃などある程度、経費にすることができますので、年に20万円以上儲かったらかといって確定申告が必要かは実際のところわかりませんが、今後も継続して稼ぐことを念頭に置けば、めんどくさがらずに申告するようにしましょう。

また、損失を繰り越すことができるので、大きく負けたときも確定申告することがおすすめです。もちろん、次年度以降に利益が出なければ意味がないのですが・・・

外貨預金よりもFXが断然おすすめ

上記でも少し書きましたが、外貨預金よりもFXが断然お勧めです。

FXは1日に何度も取引をすることが想定されているためコストはかなり低く設定されていますが、外貨預金は長期を想定していますので、1回あたりの手数料がかなり高くなっています。また、金利も低くなっています。

米ドルの場合、FXであれば0.27銭であるのに対して、外貨預金なら1円とるところもあります。100倍以上コストがかかってしまいますので、正しい選択をするようにしましょう。

上記で解説した通り、FXもリスクを抑えることが全然できますし、怖いものではないことがご理解いただけたかと思いますので、外貨に投資したいのであればFXを選択するようにしましょう。

外貨預金がおすすめできない理由については「外貨預金をおすすめしない理由を改めて書きます。銀行に騙されるな!」の記事で詳しく書いていますので、ご覧になってくださいね。

FX初心者の人向けにFXを始めるために必要な知識をまとめました。まとめ

ふー・・・かなり長くなってしまいましたね。

1記事で説明すると思って意気込みましたが、これだけ文章が多くなってしまったらあまり意味がないかもしれませんね。

ただ、いろんなページを見るよりかはこの記事をぐっとこらえて、全部読んでみてください。堅実投資のことなど、他には書いていないFX初心者にとっては大事なことを書いていますので、参考にしてもらえればと思います。

ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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カテゴリ: FXスワップ投資

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